いや〜、オイルフィルターにはやられました。
このバイクが納車された時のオイル交換は、コンディションを見極めるために、フィルターを交換しませんでした。
ですから、まさかあれ程強く締め込まれているとは思いもしませんでした。
一晩、このままでオイルを落としました。
あのレンチを使ってようやく弛んだフィルターカートリッジ。
マイレ製の純正カートリッジでしたね。
ここまで傷だらけになりましたが、もう使わないものですし、まぁ、外れて良かったです。
先ずは、エンジンに余分な埃を吸い込ませないためにも、新しいオイルフィルターを取り付けますかね。
これはデイトナ製の社外品で、なんと価格は純正の1/3なんですね。
これなら毎回変えたっていいくらいですが、まぁ、そこはオイル交換2回に1回の割合でね。
フィルターのあたり面をパーツクリーナーで綺麗にしてから、薄っすらと新しいエンジンオイルを塗布します。
もちろん、エキパイに滴下したエンジンオイルも綺麗に拭き取ります。
K1200Rのフィルターは横付けなので、フィルターをオイルで満たして取り付けることが出来ません。
少なしオイルを少量馴染ませてから、ガスケットのゴムパッキンにもオイルを塗布してやります。
締まるところまでは手締めで。
オイルの付いたプラスチック手袋をつけたままでは、どうにもしっかりと締め付けることが出来ません。
念のため、カップレンチで1/4周ほど締め付けておきますが、まだまだ締まる感に「もっと締め付けろ!」と脳内が誘惑されます。
いやいや、これ以上はダメですね。
オイルフィルターは、エンジンからの負圧で吸着効果が働き、経年と共に固着するようになります。
その結果が、前回記事のような結果を引き起こすんですよね。
さて、今回はもうひと手間。
偶然オークションに出品されていたK1300R用のサイドスタンドを落札していたので、この機会に交換しちゃいます。
僅かこれだけの差で、オイルフィルター交換時の手間が随分と違います。
右側のK1200Rでは、飛び出たツノの部分がシフトレバーの支点になる為、必要な飛び出しだったのですが、K1300Rではシフトリンケージの取り回しが変更された為、左側のようにツノの飛び出しが無くなりました。
これで、次回からサイトスタンドを取り外すことなくオイルフィルターカートリッジを取り外すことが出来るようになりました。
これで気持ちもスッキリしましたね。
ドレンボルトの締め付けは、カンに頼らず、デジラチェでトルクを計測します。
デジラチェのいいところは、なんといっても音と光で指定トルクに達したことを教えてくれるところですね。
ドレンワッシャーも新品に交換して、28Nmで締め付けたら、オイルを注入して終わり、、、じゃなかったんです。