福島先生たちの
mRNA COVID-19ワクチン接種の行動と健康への影響
日本の中小企業における症例対照研究
という論文が公開されています。
結果
合計913人が最終解析に組み入れられた。ワクチン接種者におけるCOVID-19感染の調整ORは、ワクチン未接種者と比較して1.85(95%CI:1.33-2.57、p<0.001)であった。COVID-19に感染するオッズは、ワクチン接種回数が1~2回(OR:1.63、95%CI:1.08-2.46、p=0.020)、3~4回(OR:2.04、95%CI:1.35-3.08、p=0.001)、5~7回(OR:2.21、95%CI:1.07-4.56、p=0.033)となるにつれて増加した。行動分析によると、入浴や運動の頻度の減少は、COVID-19感染率の上昇と有意に関連していた(p<0.05)。
結論
本研究では、パンデミック期間中、ワクチン接種者ではCOVID-19感染率が高く、ワクチン接種回数が多いほど高くなることが報告された。この逆説的な所見は、抗体依存性増強(ADE)や本来の抗原性罪などの免疫応答メカニズム、行動の変化、暴露リスクなど、さまざまな要因に影響されている可能性がある。これらの要因を理解することは、公衆衛生戦略やワクチン接種プログラムを早急に強化するために極めて重要である。