Christine Stabell Benn博士と他の研究者らは、プラセボ投与者と比較して、改変メッセンジャーリボ核酸(mRNA)注射のいずれかを投与された小児では重篤な有害事象や下気道感染症(LRTI)のリスクが増加していることを発見しました。
臨床試験でモデルナまたはファイザーの新型コロナウイルス感染症ワクチンを接種した子どもたちは、特定の病気にかかるリスクが高まったということです。
Overall Health Effects of mRNA COVID-19 Vaccines in Children and Adolescents:
A Systematic Review and Meta-Analysis
https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2023.12.07.23298573v2.full.pdf
『結果 解析対象は25,549人(mRNAワクチン接種者17,538人、プラセボ接種者8,011人)であった。SAE(重篤な有害事象)のリスクはワクチン接種者とプラセボ接種者で同程度であった。両mRNAワクチンとも、年長児における重篤なAEリスクの増加と関連していた。複合解析では、RRは5歳以上で3.77(1.56-9.13[0.4% vs 0.1%])、年少児で0.82(0.53-1.29[0.8% vs 0.9%])であった(年長児と年少児で同じ効果であることを示すp=0.003)。低年齢児では mRNAワクチンはLRTI(急性の下気道感染症)の高いリスクと関連していた(RR=3.03(1.29-7.09)[0.6% vs 0.2%])。
結論と関連性:mRNAワクチンはSAEリスクを増加させなかったが、年長児では重篤なAEリスクの増加と関連していた。年長児では重篤なAEのリスクが増加し、年少児ではLRTIのリスクが増加した。さらなる研究 mRNAワクチンの全体的および非特異的な健康影響に関するさらなる研究が必要である。』