ファイザーは新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の特需がなくなった反動が大きく、業績悪化が止まらないそうです。益々日本への型遅れのワクチンなどの売り込みがすごくなってくるでしょう。
『米製薬大手ファイザーは16日、2023年12月期の売上高が前期比4割減となる580億-610億ドル(約8兆6800億-9兆1300億円)にとどまりそうだと発表した。従来は670億から700億ドルを予想していた。新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の特需がなくなった反動が大きく、業績悪化が止まらない。人員削減など大規模なリストラに乗り出すこともあわせて発表した。
23年12月期通期の新型コロナ関連製品の売上高は8割減の125億ドルと大幅に落ち込む見通し。従来予想は215億ドルだった。22年はワクチンや治療薬の販売が伸びて全体の売上高も過去最高を記録していたが、一転して大幅減収となる。
23年12月期通期の1株利益も7割減の1.45-1.65ドルとなる見通しだ。3.25-3.45ドルとしていた従来予想から大幅に下方修正した。好採算のコロナ関連製品が落ち込むことで、全体の利益率も大きく低下する。
世界各地でコロナ禍が収束し、ワクチンなどへの需要が減っていることが背景にある。主力市場の米国も、米保健福祉省(HHS)によると11日時点でワクチンを接種した市民は700万人と低水準で、全体の人口の2%にとどまっている。』