9月20日から開始予定というXBBワクチンは、米ファイザーと米モデルナ両社の、いずれもXBB1.5に対応した成分のみを含む「1価ワクチン」であるが、XBB株のワクチンを射っても出来る抗体は、とっくに消えた古い武漢株への抗体がほとんどです。
現行2価よりは中和抗体が4倍増えるとか宣戦しているが、ほとんど無意味です。そもそもこの中和抗体が無駄であり、有害なのです。全身炎症を起こし後遺症や副作用だらけになるのでは心配されています。しかも現在XBB1.5の流行は下火であり、他の変異株が流行っています。
世界の新型コロナウイルス変異株流行状況(2023年9月1日)
2023年7月25日から8月25日の間における各国のゲノム登録数の多い順に並べると、
全然違った変異株が流行っています。
『EG.5.1で、これはEG.5遺伝子のS領域の52番目のアミノ酸であるグルタミンがヒスチジンに変異した系統です。(S:Q52H)
また新たにEG.5.1の遺伝子のorf1b部位の54番目のアミノ酸であるフェニルアラニンがアスパラギンに置換(orf1b:D54N)されたEG.5.1.1系統が6月に認定されています。covSPECTRUM
*EG.5.1.1は今年の6月21日に定義されていましたが8月になって次々と集計サイトがEG.5.1.1 等の解析に対応し、今まで他のEG.5等と混同されていた流行の実態が明らかになり、その後も様々な亜型が発見されました。
インドなどで感染が急拡大する新型コロナウイルス・オミクロン株の新系統「XBB1.16(別称アークトゥルス)」が国内でも感染が広がり、感染拡大の引き金となっています。
アークトゥルスは、世界保健機関(WHO)が「注目すべき変異株」に指定し、監視を強化している。ただ、同変異株の症状は目の充血などが報告されているが、ほとんどが軽症。インドのほか米、豪、シンガポールなど32カ国で感染が報告されています。』