ただし、カンヌ映画祭の中でも各部門があるが、「コンペティション」部門の最高峰は「パルム・ドール」。
今年の審査委員長は繊細な作品づくりに定評があるペドロ・アルモドバル監督。18作品がノミネートされ、日本からは河瀬直美監督の「光」が選出されている。
「ある視点」部門には黒澤清監督の「散歩する侵略者」が出品。

かたや、「無限の住人」が「アウト・オブ・コンペティション」部門に選ばれた。
そもそも「アウト・オブ・コンペティション」とは賞レースとは無関係で、ただの賑やかしに過ぎない。これまでも同部門には「マッドマックス」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」などが上映されている。
「コンペ」や「ある視点」のようにアート作品ばかりでは観客は疲れてしまうので、そこでエンタメ性が高い作品が選ばれる傾向がある。
更には、「無限の住人」は、三池崇史監督であり、海外での評価が高く、熱狂的なファンも多い。それとチャンバラ映画なので、「アウト・・・」でいいんじゃないのと三池監督の顔を立てた格好とも言われている。
日本では「カンヌに選出」というだけで、「すごい作品」と帰着する発想の人が多いが、すごいのは「コンペ」と「ある視点」のみ。
配給会社はカンヌに選出されたと大々的に報じ、さらにJニーズのお抱えの週刊紙、テレビも我先にと盛り上げる稚拙な行為に出るのでしょう。