ゴールデン街って町をご存知でしょうか?

新宿は歌舞伎町の横、花園神社の横、バブル期の地上げの嵐にも耐え抜いたタフな飲み屋街です。

この家業をやってて恥ずかしいのですが、ゴールデン街って昔は青線地帯だったそうです。

青線ってのは売春窟のことです。

赤線ってのが国から認可を得て営業していた売春窟、青線は認可なしに営業していた売春窟です。

窟っても穴じゃなく、狭い間口の小さな店がずらりと並んだ路地みたいなとこです。女の子が客引きをして、2階の小さな部屋(一階の奥の間ってのもあったでしょう)でちゃっちゃっとやることやって終わるって仕組み。その部屋が小さくて「ちょっとの間」から「ちょんの間」になったってことで、ちょんの間遊びって言葉になってったみたいです。もっとも時間も1発15分ぐらいなんで、時間がちょっとって意味もあったでしょう。現在でも「○○新地」って名前で営業している地域があります。関西だと飛田新地とか信太山新地なんかが有名ですね。料金はまちまちで7000円ぐらいから2万円までって感じで地域により時間が違い、顔見せがあったらい、なかったり。生本番があったり無かったりと色々です。

閑話休題。

で、ゴールデン街も昔はそういったちょんの間が並んでるエリアだったそうです。

そう考えてみると、ゴールデン街の店の狭さ、2階に上がるときの狭さ、天井の低さってのが納得行きます。

また、権利関係が複雑過ぎて地上げもママならなかったって理由も良くわかります。現在でも又貸しの又貸しの又貸しもあるそうですからね。

もっとも、最近は変に垢抜けてきて、若者が気楽に飲めるファッショナブルで安い店も増え、メイドバーなんかもできて、ぼったくりの店も1、2軒になり割と気楽に飲めるエリアになってきました。


昔はぼったくりが怖くて知り合いの店にしか寄れず、新規開拓にも非常に勇気がいったものです。そういった意味では刺激がなくなり、昔のゴールデン街のぴりぴりした感じを味わえない今の若者達がかわいそうでもあります。


余り若い店には行きませんが、チャージが安いところで500円ぐらいから、1、2杯飲んで3000円以下で遊べるようになっているようです。つい最近も「○○診療院」というSMチックな店を開拓し遊びに行っています。

土曜日は素敵なMrレディーさん、木曜日は素敵なおねーさまって具合に曜日ごとにナース服を着込む女性が変わります。コンプリートにはまだ時間がかかりそうです。


この界隈は左翼崩れやヤクザ崩れ、文壇崩れ、マスコミ崩れといった崩れた人が多く来ていて、静かに酒を飲み、そいつらの話を聴くだけでも楽しめます。

下手に参加すると「論破」されたり「喧嘩」になるので、おとなしく飲むことをお勧めします。

酒を飲んでくだを巻いている「○○崩れ」に話しかけるのは愚の骨頂です。

かく言う私は文筆崩れにも至らない文筆駆け出しですので、彼ら立派な○○崩れの話を聞いて勉強したり、心の中で馬鹿にしております。


下手に親しくなろうとしなければ安全なので、一度遊びに行って見てはいかがでしょう?

有名な店も数多く、著名な作家や芸能人、有名編集者などに会うことができますよ。

話しかけない方が身のためですが……