来週 セントレアトライアスロン | 糖尿病Ⅰ型のトライアスロン突撃日記

糖尿病Ⅰ型のトライアスロン突撃日記

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糖尿病1型を発症して6年が経つ。

この糖尿病は生活習慣病ではないし、
治る方法もないから厄介だ。

そして今、
膵臓から出る自己インスリンの量は
年々低下し、もうほとんど出ない。

肉類、スイーツ、酒類は
数年前にやめた。

それでも血糖値のコントロールは
徐々にむつかしくなり、

当初は楽に6%以下を達成していたHa1cも、
今では達成困難だ。

 ”失ったものはもう戻らない。”

この病気になってわかった、
治らない病気のつらさだ。


しかし、6年前の私は、同時に理解したことがある。

 ”人生は失ったものの数より、
  まだやったことのない事柄であふれている”
  
そう、失った機能を嘆いているにはまだ早すぎる。

人生に新たな挑戦を掲げ、
自分自身に新たな機能を追加するのだ。

そう思って、ランニングを始めた。

最初は週に2㎞しか走れなかった。

私は普通のサラリーマンで
何か特別な運動能力があったわけではない。

厄年のおっさんがいきなり走れる量は大したことはない。

でも何かにチャレンジしているとき
糖尿病を忘れることができた。

そして少しずつ距離を伸ばし、
1年後には月間100㎞を達成、
その後、
少しずつ練習量を増やしていき
 ハーフマラソン
 トライアスロン
 フルマラソンとチャレンジの幅を広げていった。

でも最近ふと思う。
この病気と付き合う方法は
ほかにもあったのではないかと。

何もこんなにストイックに
生きなくてもよいのではないかと。

6年前の自分は今の私をどう思うだろうか。

 なにもそんなに無理しなくても、

なんて思うだろうか。




ひとつだけ、はっきりしていることがある。

 レースでスタート台に立つということ。

それは、病気になったことを嘆いていただけの
自分には絶対にできなかったことだ。


来週セントレアトライアスロン。

2度目のミドルトライアスロンチャレンジ
(Swim1.9㎞、Bike90㎞、Run21km)
である。