三江線を残すための方策を考える。駅ごとの地区別沿線人口を考える。(美郷町後編) | 鉄道ジャーナリスト加藤好啓(blackcat)blog

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福祉と公共交通の視点から、鉄道のあり方を熱く語る?
blackcat こと加藤好啓です。
現在の公共交通の問題点などを過去の歴史などと比較しながら提言していきます。
随時更新予定です。

本日も、三江線について述べさせていただきたいと思います。
島根県側からの沿線市町村からもお返事をいただていますので、少しピッチを上げたいと思います。

今回の区間から先は、鉄建公団が建設した区間であり、最高速度も85km/hで高速運転が出来る区間となります。鉄道としての特性を生かすことが可能であれば有能な区間と言えましょう。
最初に取り上げるのは、浜谷駅です。
沿線人口は122人、世帯数は46であり、平成22年(2010年)これよりも世帯数も減っている可能性もあります。
平均乗車人員2人で、10年前と比べても1/3になっています。

 

バス停は、駅前にありそうです。
こちらも御多分に漏れず、駅前広場と言えるものはなく、県道を挟んで集落が見えますが、鉄道を必ずしも利用しなくてはならないという雰囲気には見えません。


画像 google map
 
画像 Wikipedia
駅には小さな待合所とトイレが設置されているが階段は当然のことながらバリアフリー対応ではありません。

 

次の駅は潮駅となります。こちらも小さな集落で、駅の近くに潮温泉大和荘と言うのがあり営業してるようですが、三江線の利用に貢献しているとは言えないようです。
 
 


 
潮村付近を走るコミュニティバスは無く、この沿線も鉄道が無いと交通困難地域となりそうですが、むしろ大和荘に送迎バスとしてコミュニティバスとしての機能を持たせるなどの方法がより現実的かもしれません。


それでは、潮駅の様子を見てみましょう。
こちらも、特にこれと言った個性は無くて、川に沿って小さな待合室のある駅があるだけです。

画像 Wikipedia


 

google map

 
駅前には国道375号線が伸びており、駅周りに集落はあるもののそれ以外には集落は認められません。


それでは、次は石見松原駅を確認していこうと思います。
こちらも、最近の平均乗降客数は1人ということで2003年と比較した場合1/10に減少しています。
 
 こちらも路線バスなどのバスは有りません。


また、石見松原駅対岸には町が広がっていますが、駅前付近は何もなさそうです。

 
 画像 Wikipedia

画像 google map
駅下に道路が並行して走っており、鉄道が必ずしも必要な地域とも思えません。
なお、オレンジの橋が見える無効に小さな集落があります。


 
そして最後は、石見都賀駅です。
こちらも、10年前と比べて1/10以下の乗降数となっており、沿線人口の日で考えてもこの減り方は極端と言えます。


こうして見てくると、旧三江北線よりも新規に開業した路線の方が乗降数の減少が大きいと思うのは私だけでしょうか。
 
 駅前にはバスは来ていないものの駅近くに民間バス並びにコミュニティバスが走っていることが確認できます。
駅前へのバス乗り入れなどが出来ればもう少し利便性は上がるかもしれません。

 左側の階段を上ってホームに出るようになっている模様。


明日は、邑南町を取り上げてみたいと思います。(伊賀和志駅は、三次市に属しますが編集の都合上一緒に扱います。)

 

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