生命保険の販売は難しい?

生命保険の販売を経験された方ならわかると思いますが、最初は知人、親戚などからというのが一般的でした。

最近はネット販売などが増えていますので、そうした属人的な販売方法は時代遅れなのかもしれませんが、少なくともどんなビジネスでもそうですが、認知されないとスタートしません。

私の場合アフラックの専門代理店としてスタートし、本業としてスタートしたのでむちゃくちゃハードルは高かったです。

他の本業があって、その副業で医療保険なりがん保険を販売するのではなく、がん保険・医療保険もそうですが生命保険を中心に販売して、医療保険等はサブという位置づけにしていましたので、最初からある意味ハードルは高いのでした。

さらに、寝屋川も枚方も私にとっては未開の土地というか、見知らぬ土地ですので誰も知り合いがいない、それこそ信頼関係からスタートするわけですから、人間力・コミュ力を求められるわけです。

 

 最初に取り組んだのは、基本的なセオリー

いきなり、訪問しても話など聞いてくれるわけはないので、最初に取り組んだのはチラシ巻きという基本中の基本からでした。

エリアを決めて、アフラックのチラシなどをポスティングしていく訳です。

ただし、このポスティングのチラシですが、当然のことながら費用は自分持ち・・・会社から買うわけです。

効率よく集客できればよいですが、そうでなければ全てパーになるわけです。

それ以外にも、オリジナルのチラシなども印刷して作成したものを入れていくのですが、こちらも当然のことながら自分の経費から出て行くわけですから、1枚1枚の経費を気にしてしまいます。

ですので、チラシを入れている尻から、ゴミ箱に入れられたりするとがっかりしたものです。

特にマンションなどでは集中的にゴミ箱に入っていたりしたら情けなくなったもので、比較的きれいなものは回収して・・・なんて事欠いたら怒られそうですが。本気でそんなこと思いましたよ。

会社員勤めだとそうしたことには意識しないものですが、自営業ではそうした1枚のチラシ、1本のペンさえも大事にしないと誰も助けてくれないことを痛感するわけです。

そして、投函した地域は2日後か3日後くらいにそのエリアを訪問するようにしていました。

こうして、全く縁のもゆかりもない地域を回るわけですが、当然のことながら簡単にドアを開けてくれるわけもなく、まして最初にアフラックの代理店から来ましたと言いますので、9割はその場で拒否といっても過言ではありません。

それでも、懲りずに回るわけですが、そうすると、時々偶然に開けてくれる、話を聞いてくれるという場合もあるわけですが、それ以上に難しいのはそこから、契約まで近づけることになるわけですね。

よく使った方法としては、「保険を勧めに来たのじゃないです、むしろ保険に入ってはいけないという話なんです」という話法を使っていました。

保険屋さんが保険に入ってはいけないというわけですから、無茶苦茶と言えば無茶苦茶なのですが、その話法で入っていくことがよくありました。

実際には、定期保険付き終身保険を解約してもらって、新たな終身保険と収入保障保険(いわゆる逓減定期保険)に変更するだけの話なのですけどね。
そして、こうした非常に地味な方法でありましたが、ちょっとずつですが、契約を得ることができ、家族全員入ってもらったなんてこともありましたが、こうした例は非常に希有な例でした。

時には、十分説明して契約・・・と思ったら、ご主人の友達が来店型の代理店をしているか勤めているとかで、自分が提案した内容で加入してきたと言われてショックを受けたこともありました。
まぁ、奥さんは同じ会社だからどこで入っても一緒と思っていたそうですが、内心泣きそうでした。

しかし、外資系保険会社の時以上に厳しいのは代理店業務ですので、個人事業主であり消耗品はもとより健康保険も全て自前と言うことで、営業よりも生活費を稼ぐために、他のアルバイトに精を出すことになりました。

 

 回線調査という仕事で収入を確保

今から15年以上前ですがフレット光ネクストの回線調査という業務がありました、これは集合住宅の宅内に光回線を直接取り込むための配管がなされているかを調査するもので、比較的新しい建物でも工事費を安く上げるため配管工事がなされていない建物がある反面、地区30年以上の古い建物でもしっかりとパイプスペースが設置されている例もあり、引き込みから電話の配電盤(MDF)までの調査なのですが、ほぼ毎日、電話工事会社の人と一緒にケーブルを調査するのですが、保険に仕事以上に興味を持っていたので職人さんにいろいろと質問していると、社員さんに気に入られて、一緒に俺たちと仕事するかと誘われたのですが・・・もしあの時に保険の仕事から足を洗っていたらまた違った展開になっていたかもしれませんが、その時はまだ保険の仕事に未練?というか、もう少し保険の仕事をしてみようという思いがあったので、努力はしたものの正直、保険の仕事で上がる手数料の方が微々たるものであり、メインの生活費は回線調査の仕事で稼ぐと言うことになっていました。