今日も朝から思うことを思うままに書かせていただこうと思います。
最近は、私の思い出話が中心となっていますが、正直現在書いている部分はもっとも私にとっては辛い厳しい時期でした。
その反面、自身が生まれ変わる為の時期で有ったとも言えるわけで、プライバシーに配慮しながら当時の思い出を語ろうと考えています。
少なくとも、自身の能力を位飛躍的に高めることが出来たきっかけは案外ここにあったわけですから。
もちろん失った金は大きいし、それによる傷も癒えていませんが。
少なくとも、この大失敗があったことで更に知恵と知識を強化させるための燃料であったと考えるならば、それもありかなぁと思っています。
さて、今回はそんな話はひとまず置いておき、季節的にも卒業のシーズンですので、そこに関する思いを述べさせていただこうと思います。
「卒業」・・・この言葉を辞書で引いてみますと以下のように書かれています。
[名](スル)
1 学校の全課程を学び終えること。「大学を?する」「?式」《季 春》「校塔に鳩多き日や?す/草田男」
2 ある段階や時期を通り過ぎること。「ボウリング通いはもう?した」
goo辞書
とありますが、更に「卒」という漢字について注目してみますと、「卒」という言葉自体に、終わると言う意味があるそうですが、それ以外には、兵士という意味合いもあり。
「卒」という漢字は、以下のように成り立ちが書かれています。
象形。印をつけた衣の形にかたどる。印をつけた衣服を着た兵士、歩兵の意を表す。また、疾(シツ)・畢(ヒツ)に通じて、「にわか」「おわる」の意に用いる。
ちょっと意外だったのですが、元々は兵士を指す言葉だったそうで、そういえば旧陸軍では、「卒」という言葉を与えていたようです。
特に、以下のような戯れ歌が巷でも流行っていたそうで
「輜重(しちょう)輸卒が兵隊ならば、蝶々蜻蛉も鳥のうち」とか
「輜重(しちょう)輸卒が兵隊ならば、電信柱に花が咲く」と言った戯れ歌が歌われていたそうです。
個々で言う、輜重(しちゅう)輸卒とは、兵站を担ういわゆる補給部隊であり、銃器などを輸送する部隊であったそうで、特に「卒」・・輜重兵のもと、輸送を実際に担当する兵務につく人が「輜重輸卒」と呼ばれていたそうで、中国〔清〕の頃に見られた、苦力〔クーリー〕のような存在であったそうです。
しかし、その反面、「終わる」という意味にこの文字が与えられたのはちょっと意外な気もします。
漢字ペディアで見る限りは。その辺の説明が不足しているようにも感じます。
そこで、勝手な解釈をさせていただくことをお許しいただくならば、「輜重輸卒」自身は兵器などを持たないため、最初に犠牲になる可能性が高いわけで、そうした意味では階層的には最下層に置かれていたというわけで、そこから「畢」という時に繋がるという風に解釈したのかとうがった考え方をしてしまいます。
いささか。話が大きく脱線してしまったのですが、何れにしても、「卒」という文字が「畢」に繋がり、「終える」という意味になったと言うことで、「卒業」という言葉で「業」を終えると言う意味合いになったわけですが、敢えて、この「卒」という文字を勝手に解釈するならば、「一つ屋根の元、人と人が研鑽しあってきて一つの成果物を仕上げたと考えてみるのはどうかと思うわけですね。
ちょうど、下記のようなイメージです。
勝手な解釈ではありますが、漢字のあり方覚え方は、必ずしもこう出なくてはいけないというものは無いわけで、こんな風に覚えていくのもありかなぁと勝手に思っています。
そして、この時期学業を終えられる皆様、おめでとうございます。
4月からの新しい生活、おめでとうございます。