今回は、資材部の式紙係に配転したことをお話したいと思います。
実は最後まで書き上げていたのですが、何故かフリーズ状態になっており、更新をかけると見事に全て消えてしまいました。消えてしまったものは復元しろと言っても無理な話ですので、改めて位置から書き直したいと思います。
式紙係への転籍は、当時の式紙係長(当時の名称は第2需品係だったかな)の係長に気に入られて、うちで仕事しろと言って言わばスカウトされたようなものでした。
実際、貯金部の監査課と比べれば伸び伸びと仕事をさせて貰ったのも事実でした。
さて、そんな私が担当することとなったのは貯金関係の式紙に関する配給事務でした。
貯金の式紙類というのは実は一番そうした書類の種類が多くて煩雑になります。
元々貯金部にいたからと言うよりも、席次の関係であったように思えますが、現場で貯金の窓口に座っていましたので、貯金の式紙に関してはなじみがある訳でそうした意味ではベストな担務と言えました。
式紙係の業務では午前中のルーチンワークとして臨時請求処理というものが有りました。
毎日、どこかしこの郵便局から送られてくる、臨時請求はがき、これをオペレーターさんがOCR装置に読ませてこれをCSVファイルとしてシステムに読み込ませてくれるのですが、それにより吐き出される請求リストを元に、配給数を決定していくわけです。
大量に在庫があれば請求数を送るのですが、ものによっては十分な数が無いためにやむを得ず査定することが多々ありました。10冊請求したけど2冊しか来なかったとか、クレームの嵐になるのですが、無い袖は振れないと言うことでひたすら耐えるしか無かったですね。苦笑
そうして、さて以外終わると再びそのリストをオペレーターさんに渡して、修正入力して貰う。
入力したデーターを元に配給リストに基づき物流課から発送して貰うという体制を組んでいました。
これが毎日のルーチンワークで、昼からはそれ以外の仕事に取り組むわけですが、秋口から冬にかけての貯金の定期配給は、調達品目も多く、かつ数量も膨大になるため、かなり時間を割いて仕事をしていました。
吐き出されるリストは、段ボール箱四箱分ほどありまして、1箱だけ家に持って帰って自宅で仕事をしたなんて事もありました。今ではセキュリティの面からも絶対NGな事ですが・・・汗
当時の定期配給の基本的な流れは、郵便も貯金も同じですが、以下のような流れになります。
- 郵便局へ送付するリストを印刷する。五枚程度ですが、当時の近畿管内だけで3500局ほど有りましたので、印刷枚数は17,500枚です。
- 印刷されたリストを郵便局毎に郵送する。ラベルは貼っておる特殊な包装用具ですが、宛名毎に間違いなく封入していくのも結構な作業
- 発送準備が終わり郵送、郵便局では配給対象とされる品目を探して、個々の在庫数として報告
- 在庫数が記載された報告用紙をCSV化するためにOCR装置で読み込み
- 回収状況をチェックし、到着しないところは督促
- 最終的に、集まったデーターを元に年間使用数を算出し定期配給数を決定
- 異常値が無いかなどをチェックするとともに、本章からの交付数などを睨みながら、ものによっては配給数を減じることに
- 最終的に修正したリストをオペレーターに引き渡しデーターとして取り込み
- 物流課でリストに基づき、郵便局毎に配送を準備