命の重さとと言うことについて、私なりの駄文を並べてみたいと思います。

「人の命は地球よりも重い」として超法規的措置で過激派を釈放した人がいました、もちろん日本での話です。

当時の首相、福田赳夫(福田康夫首相の父で、第67代内閣総理大臣を務めた)首相であり、1977年のハイジャック事件(ダッカ事件)で人質となった人たちを救うための超法規的措置で身代金とともに過激派として収監されていた6名の国外脱出を決めたものでした。

 

かように人の命は重い訳ですが、今年に入って1月1日、2日と立て続けに地震。更には羽田空港での飛行機衝突炎上事故が発生しました。

石川県での被害は甚大で多くの人命が失われたほか、飛行機衝突炎上事故に関しても、5名の方が犠牲になりました。

今後事故の原因などは明らかにされていくことと思います氏、私は門外漢ですのでこの問題に踏み入ることは致しませんが、人の命というのは代替性がないものです。

その方が亡くなったから、クローンのその人をとはならないです。

だからこそ、人命は尊重されるべきなのです。

 

ここに来て、飛行機内に二匹の動物がいて犠牲になったとして、機内に動物を一緒に入れろと言った発言も見受けられます。

果たして、その動物は皆様は自信が産んだものですか。

猫や犬を、自身が産んだものでしょうか。

多くは、ペットショップや譲渡会などでなにがしかの金銭を払って購入もしくは譲渡を受けたものではないでしょうか。

申し訳ないですが、動物と人間とは違うという線引きを皆さんも判っているのではないでしょうか。

 

猫や犬は癒やしの対象として、心の隙間を埋めてくれるものでしょう。

特に最近は、犬よりも猫を飼う人が増えているとか。

更には、以前は借家ではペット禁止の物件も多かったのですが、最近はペットかの物件も増えているとか・・・。

でも、ペットは愛玩動物とも言うように、家畜とは異なり玩具として認識していると言うことです。

いくらペットは私の家族だと言っても、それを大多数の人は玩具として見做していないわけです。厳しい言い方ですが、玩具=代替品の効くものです。

逆に、子供を自身の玩具のように、自分の言うとおりにさせようとする親御さんがいたりしますが、これまた大間違い。

子供は一人の人格を持つ存在であり、先ほど申し上げたとおり代替性はありません。

子供は、確かに女性からすれば己の分身であるかもしれませんが、この世に生を受けた時点で一人の子供として認知されるわけです。

当然のことながら、動物と人間を同列に扱うことは出来ないのです。

しかし、残念なことに時々そうした人が出てくる。

もちろん批判は覚悟の上ですが、人と動物を同列に考えすぎると、本来の重要なことは何かと言うことが見えなくなってしまう。

そんな気がするのです。

我々は時には判断すべき情報が多すぎて、とりあえず多くの人の意見に従っておこうとか、インフルエンサーの言うことを聞いておけば間違いないとかに陥りがちですが、もっと基本に立ち返って何が重要で、何が重要でないのか。そうしたことをきちんと見極めていくと言うことが大事なのではないでしょうか。

 

今回の飛行機事故の場合、海上保安庁の5名の命が失われたことは痛恨の極みですが、JALの乗客は全員が救出されたと言うことは危険が迫る中で奇跡と言える訳です。
その中で荷物扱いだった小動物が犠牲になったことで叫んでいる人たちもいますが、もしその人たちに逆にその動物を助けるために荷物室に入った人が犠牲になったとしたらその飼い主は、その犠牲に待った人にどのような償いが出来るのでしょうか。

何度も言いますが、人の命は代替できないのです。

だからこそ、貴重なのです。

 

他にも、石川県の震災復興と大阪万博の中止・もしくは延期を二者択一にして欲しくないといった意見もありますが、これについては「二兎を追う者は一兎をも得ず」という諺もあるように、命輝くという今回の万博の視点で考えるまでもなく、本当に命を輝かせるのは来年の万博でしょうか。

それとも、町の復興なのでしょうか。

 

実際に万博の工事のために、LANケーブル(ネットワークを繋ぐためのケーブル)すら不足しているとか。

ものが製造できないのではなく、製品として巻いたりする人手が足りないとかで、品不足を来しているとか・・・。
改めて、今すべき事は何か。

 

政治家に限らず、多くの識者が声を上げないといけないわけです。

同じ声を上げるなら。ペットのことも大事だろうけれど、半年で更地に戻す事業よりも、100年の計を持ってする新たな町の再生の方が余程大事なのではないかと私のような市井の愚民は考えてしまうわけです。

皆様のご批判をお待ちしております。

 

にほんブログ村 教育ブログ 生涯学習・教育へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村