「警」という文字を見たことはあるでしょうか?

というか、この漢字だけを見ると強制力を与えるとか、何か威圧感を感じるような漢字だと思う方も多いのではないでしょうか。

「警」と言う漢字は、「警告」とか「警察」「警報」「警護」等々常に別の漢字と繋がって一つの名詞として機能しているのですが、ちょっと厳めしいですよね。

しかし、この「警」と言う漢字を分解してみますと、「敬」と「言」の二つの漢字からできていることがわかります。

そこで、漢字の成り立ちを検索してみますと、この漢字自体に訓読みとして、「いましめる」という読み方があるそうで、ここにこにこの漢字のヒントがありそうです。

もっとも、以下のお話はあくまでも私の仮説であり、だれか著名な人の発言ではないことを最初にお断りしておきます。

あくまでも、私の戯言です。

すなわち、「敬」と言う漢字には、「うやまう」・・・相手を立てるといった意味合いがあるわけで、「言」と言う漢字の上に載せることで、言葉を敬いなさいという意味合いからこの漢字が生まれたのではないかと解釈するわけです。

 

口は災いのもとと言われるように、また、「吐いた唾は吞めぬ」のような言葉もあるように、言葉発言には重みをもたなくてはいけないわけで、言葉に敬意をもって振舞えという意味から、「警」と言う漢字が生まれたように思えるのです。

 

余談ですが、「警句」という言葉がありますが、これは言葉で警告するという意味合いではなく、「 短い中に、物事の真理や奇抜なすぐれた考えを含ませた言葉だといわれています。

 

今回は、「警」と言う漢字から思うことを思うままに書かせていただきました。