レッド・ホット・チリ・ペッパーズ・オーストラリア・ツアー 3 | Blackbyrd McKnight プログレッシブ・ファンク・ロック・ブログ

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伝説のギタリスト、ブラックバード・マックナイト。その一環した職人気質な音作りとは裏腹にお茶目なブラックバードの一面を、日本生まれの日本育ち、ミセス・マックナイトがご紹介します。

二日間、寝込んだおかげで、随分良くなったMrs.。シドニー郊外にあるワイナリーでのショーに向け、出発します。この日はシドニーから車で2時間半の距離。バンではなく、バスが迎えに来てくれました。

 

 

オーストラリアはアメリカほどフリーウェイが発達していないようです。ダウンタウンから、このワイナリーに向かうのに、結構ストリートを走りました。これが混んでたんですよ。だから距離の割に、時間がかかったのね。

 

フリーウェイに乗ると、あっという間に周りに何もないところに突入します。制限速度は110キロ。でも広々としているせいか、全然、スピードが出てるような気がしませんでした。

 

 

でっかい湖。

 

 

シドニーでは毎日小雨。この日もどんよりとした天候の中出発しましたが、途中で本格的な雨になって来ました。なんか、わざわざ雨の日の制限速度まで、別途設定されているのが、おかしい。

 

 

雨は本格化していきます。まさか、ワイナリーにアリーナなんてないでしょうから、アウトドアっぽいです。大丈夫でしょうか・・・。でも山を抜けると、雨も上がって来ました。のどかな風景が広がります。

 

 

でも、なんか、あんまりカリフォルニアの風景と変わりません。5番フリーウェイを北に向かうと、まさしくこんな感じ。そしてついに登場したちっちゃな町、どうやら、ここが目的地のようです。ぶどうの木が見えて来ました。

 

 

この辺りも全くカリフォルニアと同じです。ま、カリフォルニアもワインの産地としてそれなりに有名です。

 

野生のカンガルーがいるよと教えてくれるドライバー。ここに来て、カリフォルニアとの違いが浮上して来ました。バス後方で歓声が上がります。どうやら、ジョージ達、後ろを陣取っていた面々は、カンガルーに遭遇できたみたい。前方チームは見逃しました。

 

そうこうしているうちに、どこからやって来たのか、

車の数が一気に増え、電光掲示板の案内が見えました。

 

 

おお、あの巨大なステージが今日の会場ですね。外には、すでに長い列ができています。

 

 

ステージに向かう道は農道です。バスでは行けないので、バンに乗換えます。

 

 

ここにも野生のカンガルーがいるそうなのですが、我が家は一向に見つけることができません。

 

ステージに到着すると、機材トラックがずらりと並んでいました。

 

 

なんと、超大型トラック8台です。さすがですねぇ!この日はサウンドチェックはありません。控え室はシドニーの時よりもさらに小さい。他にすることも無いので、ケータリングに向かいましょう。

 

 

 

早い時間からお仕事をしているクルーの為に供されていたランチがまだ残っているようです。Mrs.はフルーツ程度で、ディナーを待つことに。ブラックバードはマッシュルームバーガーのマッシュルームと、オニオンリングをいただきました。

 

 

外に出ると、美しい虹が見えました。

 

 

なんか、どこに行っても、虹に遭遇できるPファンクです。

 

いる場所もないので、再度ケータリングに戻ると、インディアンフードのコーナーがありました。

 

 

我が家、実はオフの二日間とも、晩御飯はインディアンフードだったんです。スパイスで病気を追い出す作戦。3日続けてというのも、何かの縁でしょう。チキンバター、ベジタリアンカレーとひよこ豆のウエハースをいただきました。

 

 

ディナーの後は、サポートバンドが演奏したので、それを観にステージに戻りました。彼らの持ち時間は30分。チェンジオーバーは、これまた神業の30分。そしてシドニー2日目と同じく、コスミック・スロップで幕を開けるPファンク。

 

 

この日のショーは、ちょっとフェスティバルっぽくて、オーディエンスはもちろんチリペッパーズの大ファンばかりなのですが、Pファンクの時間帯にはすでに満杯になっていました。ノリもいいです。途中で雨が降って来ました。

 

 

結構な大雨です。レインコートを取り出す人はいましたが、建物の方に避難している人など、一人もいません。みんな、雨に濡れるのまで、楽しそうです。

 

 

半袖のチリペッパーズTシャツで、Mrs.にしてみりゃ、凍えるくらい寒い風の吹く中、みんな音楽を最大限にエンジョイしています。そして、まるでPファンクのショーのように、マゴットブレインのソロが始まると、大歓声が上がる会場。

 

 

ここはキャパ2万1千。端から端まで、びっしりです。ファンクサインを振りかざし、超短めのフラッシュライトでは、携帯のライトを掲げて、往年のフラッシュライトを彷彿させるオーディエンス。ステージ脇には最後までギターのジョッシュ君の姿がありました。

 

”Pファンクを毎晩観れるなんて、なんて贅沢なんだ。ブラックバード、君の演奏を聴いて、僕、毎日勉強してるんだよ。ありがとう。”

 

シドニーのライブの後、彼がくれたテキストです。

 

”君の奏でる旋律の素晴らしいことと言ったら。まるでフレットの上を自由自在に流れる、美しい水のようだ。”

 

泣いちゃいます。