著:氷室冴子 徳間書店
今日は、原爆の日?ハムの日?いあいあ・・・・・・
うちがまた1つ歳をとっちゃったよ・・・な日ですw。
それはともかく・・・・。
この作品、最初はアニメでしりました。何しろ子供の日に
放映するよーと連日CMしてましたから・・・・。
原作が氷室さんと知り、わくわくしながらまってました。
アニメのほうは・・・・・・、おもろかったです。
後から原作を読みましたが・・・・そこからの感想やと終盤
とラストが、やはりアニメっぽく改変されてたかな・・・・。
原作のままやと映像としてはものたりなくなるのかもしれ
ません。
氷室さんの作品の主人公は、すこしうがった見方するとい
うか・・・斜めから見るというか・・・・はっきりいうとへそまがりが
多いのですが、この作品は素直に氷室さんの感性の良い部分
のみが凝縮されていると思います。
「自分の文章にあきた」とあとがきにもありますが、そんな心
境の変化の中、この作品が生まれたのではないか?思います。
これに近い作品といえばやはり「なぎさボーイ」「多恵子ガール」
ですね(うち的には。ま、続編の北里マドンナはイマイチやったかな)。
都会から、高知の田舎に転向してきた美少女・里伽子に主人公や、
主人公の親友がふりまわされる青春模様です。
今風(当時の)なところもありますが、やはり昭和のにおいがぷんぷん
して、ジュブナイルの王道やよね、と思える作品です。
(ラノベではなく、ジュブナイルねw)。
アニメ版もよいし、小説のほうは個人的にはかなり楽しめました。
あー。ただ続編は・・・・・ないほうがよかったかなw。
「海がきこえる」 1993年2月28日第1刷発行
徳間書店