著:菊川近子 週刊少女フレンド
ホラーもののためか、さらっとしか描かれ
ていませんが、菊川の読みきりは、単なる
恐怖を描いたやけやなく、+αがあります。
+αというのは、恋愛やけやなく、家族の
お話やったり(今回の作品は、これですね)、
八方美人やけど、影でいぢめみたいなこと
をしている人間がいたり・・・。
まあ、著名な怪奇小説もそうなんやけど、
漫画なので、ほんまにさらっとしか描かれ
ません。
昭和のときには、藤本ひとみさんとのタッグ
も多かった(?あんましなかったか^^;)漫画家
さんですよね。
主人公・階堂真澄は高校生になったばかり。
親が過保護とも思えrほどに心配性で、外出
すら、ままならない。
それには、理由があった。
階堂家の長女は、全員16歳になると、命を落
としてきただった。
真澄も、後数日で16歳。
親に反発して、友達の絵美の家に泊まりにき
ていた真澄やったが、悪霊に襲われる。
その後も、色々不吉なことがおこるのやけど、
何故か、ターゲットは、真澄ではなく、絵美らし
い。
実は絵美は、毎晩、悪夢にうなされていた。
真澄の家の因縁と、絵美の怪異には、秘密が
あるのやけど・・・・・、それは読んでのお楽しみ^^。
そして、ついに絵美が狂った猫たちの群れに
襲われてしまう・・・・・。
「十六歳の悪夢」 表題作 KCF
1983年12月14日第一刷発行に収録