「くさいモノには蓋~民俗学もどきのことw~」 | 雪うさぎ

雪うさぎ

 子供のときから、作文とか読書感想文は苦手で^^。
 つたないながらも、少女漫画と少女小説の紹介をして
いきます。

 近年とりだたされているリサイクルやエコロジーと

は裏腹に、日本は不要物の再利用から、排除の文

化にまっしぐらにつきすすんでいます。

 昭和以前の日本文化は、世界でもTOPクラスの

”いらないなーと思われるものですら、それを有効活

用する智恵がある”文化でした。


 一例が、”こえだめ”です。

 今では、歴史の授業の中でしか、でてきませんが。

 これは、歴史上、世界初の”下水処理施設”です。

 そして、歴史の授業で習うとおり、田畑の養分として

再利用していました。日本の先人たちは、普通の生活

の中で、エコ活動をしていたんですね。

 ”世界初”というというたのは、中世ヨーロッパでは、ト

イレすらなかったからです。

 「べるバラ」の時代のベルサイユ宮殿では、柱の影で

用をたしていたというのは、有名な話ですよね。

 ですから、この時代、欧州では香水が発達しました。

 欧米では、男女が並んで歩く場合、女性を”車道側”

にエスコートします。これは、交通事故の危険性(当時

やと馬車かw)よりも、上から、糞尿がおちてくる可能性

のが高かったからですw(米国は、銃社会なので、物陰

から暴漢が!というのもありますが・・・)。

 「レ・ミゼラブル」で有名なシーンで、主人公が下水道

を使って逃げるとこがありますが、この下水道も、そん

なわけで、欧米ではペストが流行してしまい、あわてて

その対策に作ったものです。


 そして、現在日本。

 最近、聞かなくなりましたが、「ホームレス狩り」・・・・

除菌・消臭剤の氾濫、公園でもとにかく雑菌・虫の駆除、

砂場まで、網で隔離されてる始末(まあ、こっちは、ガラ

スの破片とかがあるから危険なんでしょうけど^^。昔

は、そんなんに気をつかわず、開けてましたよね)・・・

 

 ゴミの分別化がすすみ、リサイクルしようという活動が

ある一方で、とにかく、くさいもの・きたないもの・・・そうい

ったものは”排除”しようという方向になっている。

 エコ意識と現実の文化のベクトルが、正反対を向いてい

る気がします。


 そんな変なこと思うの、うちやけなのかもしれません。

 ま、単に、うちが感じたことなので、ご容赦を。