零戦>
対戦中の日本海軍で有名な戦闘機です。
第13試戦闘機というのが、当初の仮名でしたが
実戦配備が、日本紀元(皇紀)2600年で、下2桁が
00になるので、零式艦上戦闘機と命名されました。
これは97艦攻や99艦爆等、日本紀元2605年の5
式戦闘機まで、このような年号の名前がつけられてい
ます。
日本紀元とは、明治5年に明治政府が制定したもので、
神武天皇を初代天皇と定め、西暦紀元前660年を”日本
国”の発足としたものです。
敗戦にともない、日本紀元は廃止されました。
大和>
もう、日本国民で知らない人はいないのではないか?と
想われる、有名な戦艦です。
最後の日本海軍連合艦隊旗艦ですが、旗艦には代々”
日本”を意味する名称がつけられていました。
「金剛」「扶桑」「山城」・・・・どれも、日本という意味ですね。
さて、大和は超ド級戦艦ですが、”ド”級とは、一次大戦以
前に、世界最大の排水量をほこっていた蒸気機関の軍艦
”ドレッドノート”と比較して、同等なら”ド”級戦艦、上回れば
超ド級、下なら前ド級戦艦となります。
排水量とは、船の重さのことで、仮に水を満杯に浸したプ
ールに船を浮かべたとする。
その時に、流れ落ちた水の量(重さ)が、船の重さと同一に
なることから、船の重さのことを、”排水”量といいます。
バズーカ>
やはり対戦中の、M1ロケットランチャーの愛称です。
欧州大戦時に米国で人気やったコメディアンが使っていた
トランペットにM1の形が似ていたことから、この名前がつ
けられました(そのトランペットの愛称がバズーカやったんで
す)。
今では、ロケットランチャー全般をバズーカといいますが、漫
画やアニメで、よく勘違いされていますが、ロケットランチャー
は、戦車の装甲を打ち抜くための鉄甲弾ですので、グレネード
(榴弾)や迫撃砲のように、”爆発”はしません。
タンク(戦車)>
普通の英語ならバトルガーになりますが、戦車をタンクと呼
ぶのは歴史があります。
戦車が登場したのは、映画「西部戦線異常なし」の時代の第
一次対戦中です。
この時代は、壕をほりあい、それこそ何ヶ月も戦線が膠着し、
ときたま、日本で言えば、”バンザイ・アタック”のような、決死の
突撃が繰りかえされてました。
それを打破しようと、英国が開発したのが、戦車です。
極秘に開発し、戦線まで移動させる際、ドイツ(当時のプロイセ
ン)のスパイに察知されないように、「あれは、前線の兵士に水を
補給するためのタンクだ!」と流布してまわったそうです。
それが元で、戦車のことをタンクと呼ぶようになったそうです。
TOMMY GUN>
TV映画「コンバット!」で、故ビック・モロー演じるサンダース軍
曹の愛銃で、世界初の軍用SMG(サブマシンガン=短機関銃)
です。
ちなみに、同じ機関銃でも、SMGは、拳銃弾で、「ランボー」で
スタローンが使っていたM60のLMG(ライト・マシンガン=軽機
関銃)以上は、ライフル弾になります。
トミーガンは、正式には「THOMPSON」といい、元々米国のマ
フィアが使っていたものを軍用化したものです。
ドラマ中では、サンダース軍曹は、ノルマンディ上陸当時(コン
バットの第1話ですね)から使用していましたが、実際に、軍で試
験的に一部に支給されたのは、欧州大戦後期のM1A1になりま
す(M1が最初ですが、ジャム率が高かったので、実戦では使え
ませんでした)。
時期からすると、サンダース軍曹に何か特権があったのか?w、
あたらしもの好きで、わがまま言うたのか?wですが・・・・・支給され
たとしても当時あったのは、M1921・・・・ですが、ドラマ内の形状的
には、M1928なんですよね^^。
*ジャムとは、オートマチックの致命的な欠陥の1つで、マガジンから
薬室に弾丸が移送されるときに、起こりうる可能性のある、ツマリの
ことです。ジャム率とは、”率”ですので、その可能性が何%あるのか?
ということです。例え、その確率が1%でも、至急の際に起こってしまっ
ら?。自分が戦死することになりますので、機関銃やライフルにしても
その確率をどれやけ、低くできるか?というのは、永遠の命題でもあり
ます。