「わたしのうさぎ」 | 雪うさぎ

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 子供のときから、作文とか読書感想文は苦手で^^。
 つたないながらも、少女漫画と少女小説の紹介をして
いきます。

著:伊藤深雪   デラックス・マーガレット



 この記事を書く前に、この短編集1冊しかもっ

てないし、あまり知らない作家さんでしたので、

ぐぐったら長期療養中やったとか。

 しかも、漫画家兼、音楽家なのかな・・・良くわ

かりませんでした。


 それは、ともかく、絵柄はレディコミ風に色っぽ

いのですが、この単行本の4編の読みきりの内

容は、少女漫画らしい傑作の作品ばかりでした。


 ペットのやんちゃなうさぎ、チェリーのせいで(お

かげ・・かな?)、イケメンの大学生・吉野恭一と出

会う大学受験を間近に控えた主人公の女子高生・

歩。


 その人のうさぎに対する優しさが印象的で、それ

から、交友がはじまり、クラスメイトからは、「ついに、

歩もオトコに目覚めたのか!」とか「やっと初恋か!」

とか、はやされる。


 意を決して、告白するのだが、告白したとたん、

態度が一変し、「そういう対象として見られたくない」と

あっさりふられてしまう。


 「恋なんて、最初から幻想なんだから、そんなものに

振り回されるなんて、バカバカしいよ」


 恭一の友人からは、家庭環境のせいで、人間不信

ではなく^^、恋愛(男女関係)不信に陥っているという

話を聞く。

 と言う、この友人もちょい出の脇役にしておくには、

もったいない、かなり良い人です^^。


 果たして、歩の恋の行方は?・・・^^。


 「吉野さんが、チェリーにキスしてくれたときね」

 「この人と一緒にいたら、いろんなことが、ひとりの

時より、ずっと鮮やかに感じられるんじゃないかって」



「わたしのうさぎ」 マーガレット・コミック

 1998年3月2日第1刷発行

 他に3編の読みきりを収録



 

 わたしのうさぎは、ちょっと変なヤツ。

 だけど・・・・

 たったひとりの あなたに

 めぐり逢わせてくれたの・・・