【介護】難しそうな認知症の案件 | 四柱推命鑑定士オツベルの日常~占い師の日記~

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どんな人が占い師になるんだろう?と思っていた私が四柱推命の鑑定士に!!人間関係・親子関係・夫婦関係・自己分析・恋愛・仕事についての鑑定と子育てのこと、夫のこと、本業の介護やニワトリのことなど日々のあれこれを綴っています♪

デイサービスの新規利用者。


認知症で理解力が乏しいせいで、

病気の治療はおろか、原因確定のための

検査すらできなかった。

入院も対応不可。

自宅に帰らされた。


介護のキーパーソンはご主人。

クタクタに草臥れてしまっている。


ご主人を休ませるべく

ケアマネさんが

うちのデイサービスにつないでくれた。


契約時、ご主人は

「契約してもらっても、

 行けないかもしれない。。

 食事を出してもらっても、

 全然食べないかもしれない。」

と何度も申し訳なさそうに言った。


ご主人が日々の食事を作っているが

いつからか、口にすることがなくなり

今は経腸栄養剤だけ

なんとか飲んでくれている状態。


そんな状態でも本人は

自分は元気で、昔と変わらず

普通の生活を送っているという認識。




利用開始前日、

職員と情報共有。


連れてくることができるのか

最後までいることができるのか

ご飯は食べられるのか



ケアマネさんはご主人に

「大丈夫です!

 ここのデイサービスさんに任せといてください!

 ねっひらめき

と、何度も励まして(?)いたらしい。


我々は期待に添うことができるのか驚き驚き





当日、私は自分が担当している

配食と訪問の方の仕事の方が立て込んでいて

デイサービスの様子は見に行かれなかった。


気になるから

仕事の合間をぬってデイサービス事業所へ電話。


「あ、オツベルです。

 どうだった??来られた??」


「うん、ちゃんと来ました。

 体調が少し不安定だったから

 入浴は見合わせたんですが

 笑顔でみんなと過ごせていたし、

 食事もほとんど全部食べてました!

 普通に対応したら、きっと大丈夫です!!」



そうか!!

キーワードは

『普通にする』だ!


本人は

自分は元気で、昔と変わらず

普通の生活を送っているという認識を持っている。


どうして、病院に行かないといけないの?

どうして、入院しないといけないの?

どうして、夫が作った料理を食べないといけないの?


日常生活で生じている

本人にとってのイレギュラー。


イレギュラーを生じる要因が理解できない。

イレギュラーになってしまう流れも忘れる。


本人の認識と現実が齟齬を生じて

生活が上手く回らなくなっているんだ!



うちのデイサービスのコンセプトは

毎日通う人にとっては

『我が家のような空間』

時々来る人にとっては

『友達の家に遊びに行くような空間』


情報では難しそうな案件だったけど、

カラクリが解ってしまえば大丈夫。


とはいえ、まだ1回目の利用。

これから色んな課題と問題が出てくるのだろうオエー


せっかくのご縁。


本人とご主人の生活を

立て直せるように

お手伝いしていきたいなぁと思う。



港にあった多肉植物の寄植え

花がカワイイ