いくつもの出会い別れがあって

全てに精一杯の優しさと切なさ巡りそして去ってく

自分からは決して裏切らず それでも全てを信じず孤独なままの心であれと

それが普通 普通 普通

ただそれだけ


周りからは不通であっても

それでも心の芯だけは折らずに 誓いを破らずに

約束の地を探し続けてる

ただそれだけ


ただそれだけなのに 道のりは困難で

冷たい心 中には闇だけが広がり彷徨う

咲いた花ができること あとは枯れるだけ なんて寂しい心なんだろうと

結局自分は今まで全てから逃げてきたんだと

そう思いかえした


涙を流す意味すら知らず

言葉で思いを伝えることも覚えず

美しいものを見ようとする目を持たず

枯れすさんだ景色だけを見てきたと


そして全てから逃げてきた

どんな困難で 降り止まない雨の中

走る 捜し求めるものがあるから

止まりはしない その間は生きてる意味など考えない

そんなもの 全てあとから振り返ればいい


傷つき心苦しくても

どんなに孤独が怖くても 逃げ隠れる場所なんかないから

前へ 前へ行くしかない

走る走れ 一人でも

道照らす光奪われようと前へ

遠回りでも 進まない限り見えないのだから前へ

そうして強くなってく 


小さな志でも 心にそう思い決めたのなら

信じようが疑おうが生きていけばいい

今は何も持たずに

何も考えず

信じず 疑わず

素直な無邪気であれ

千に1つ万に一つ 微かな夢追い続けられるのなら

結果どうあれ悔やむことはないのに

僕には翼がないから ここから飛んでいけない

周りの環境に染色され 見るに見れない姿になっていく

信念はいつからか重荷へと変わり

過ぎ去っていく日に無抵抗で

ただじっとして心が朽ちていく


月が紅く染まる夜 悲しい日の思い出に涙で声濡らす

どこまで行こうが付きまとい離れてはくれない孤独

祈り続ける 生の限り光で満ち溢れた人生であれと

現実は暗く 深い闇に覆われ希望失くした亡霊が彷徨う

ねえ どこへ行けば

どこへ行けば約束の地にたどり着けるの


音のない道 その先へ行けばどうなってしまうの

禁断の部屋 そのなかには生を食い尽くす魔物が閉じ込められてる

いつの時代も忌み嫌われ 避けつづけられた孤独の魔物

醜く 闇の中でひっそりと ただじっと命が枯れるのを待っている

たった一人で


凶暴な目をしたその瞳の奥だけど

本当はとても悲しみが込められている

自分の運命を恨むわけでもなく 

ただありのままの自分を受けとめているように


誰もが自分のなかに魔物を秘めているのに

その存在を否定し 

自分は正だと

自分が全てだと

気づかないふりして周りを蹴落してでも

生に食らい続けている

その醜く汚れた姿のほうが 真の魔物のようなのに


月が紅く染まり始める頃 

悲しみの涙で声濡らす

ねえ どこへ行けば見つかるの

約束の地

そこで僕は魔物を自由な空へと放ってやるんだ

「ここは君の場所じゃないよ」と

名もない花

誰にも見られることなく散りゆく運命ならば

なぜそこで咲こうとする

果敢ない運命 どこでどうこうなどそうした意味すら持たず

ただそこで咲いている

限りある生の中 ただただこの世に存在し

懸命に輝き続ける

周りがその花を囲む世界は 何度でも裏切る

何度でも

それでも上を向いて咲いている



光 遠くで待つ思いは遥か彼方へと

何年経っても色褪せない ここはもう昔の記憶

遠くで奏でる音 熱く刻まれる鼓動 胸に焼付いて離れない

無邪気な心 邪念は皆無でも

やがて訪れる孤独に寂しさと憎しみがこもり

みな邪神へと変化していく


黒い雨の中何を見たの

人はやがて死ぬ 早いか遅いかの違い

何を求めるの 悲しみに濡れた心

洗い流すのは黒い雨


陰惨を極めた心 もう光が射す日はこないのか

闇と光 双方は互いにこの世に存在し

決して交差することはなく対峙しつづける


なぜ争い奪いあう

繰り返し繰り返し 無残に散ってゆく命


光 遠くで輝く希望は

夢見た平穏はいつ訪れるのか

どこまで朽ちていく

どこまで堕ちていく

砂のように時は流れ 埋もれていく涙の跡

いつもいつも空回りで それでも歩いて行くしかない

だんだん失われていく記憶に苛立ちを感じるときは

なにも考えず ただ歩くことだけはやめずにここまで そしてこれから

どれくらい時が経っても 変わらないもの

継がれる意思は固く そこに居続ける

時代の流れのなかでどんなに周りが変化しようが変わらないでいる


ああ なぜそんなに強くいられるの

僕はあれからどれくらい強くなったの それとも何も

離れては消え たどり着いたようでまだ先の見えない錯覚に墜ちてく

物事が終わりの状態に行き着く

もう何も見たくない


どれくらい 時が経てば報われよう

どんなに歩こうがたどり着けない場所だってある

揺らぐことのない思いは過去の思い出となり

色褪せていく


どうして歩くの

なぜ今まで歩いてたの

どうやって今ここにいる

何の為に

誰か ここにいませんか

僕はここにいる

傷ついてね もう歩くことの意味も忘れた

この痛みも とっくに感じなくなってたなんて

どれくらいの思いが積み重なっていたんだろう

どれくらいの月日を無駄に費やしてきたんだろう

きっとここにはもう過去の思い出しか残っていないのでしょう

誰にも気づかれずに悩み 苦しみ 不安だけがつきまとう

訪れては足元を過ぎ去って行く季節たちの中で 僕はただ立ち尽くすのでしょう

冷たい涙土に突き刺さる 凍った心は二度と温もりを感じることはない

沈む陽とやがてやってくる闇にまた孤独を背負うのでしょう

誰に宛てる訳でもなく それでも思いを書き残す

誰かに気づいてほしいから 「ここに居る」って


その階段の途中 僕はまだ生きているの

夜明けの瞬間 ぼんやりと光るそれは一滴の涙

何も始まらなくて 終わりを求めている

風の音が鳴響いている どこまでも どこまでも

翼広げたらこの風は運んでくれるの 

ここから連れてって 自由の世界へ


壊れた時計 もう二度と時を刻まない

何度も迷いながら 消えた命の火

ねえ 目を覚まして

約束忘れた訳じゃない

生きることに疲れただけ

誰にも理解できない世界で一人になりたいだけ


夜 暗くて何も見えないものだと思っててずっと臆病で

朝 また始まる今日に背を向ける


ここであった物語 ずっと生きていく

夜明けの途中 僕はどこまで来たのだろう

何も見えやしない未来 そこで僕は立ってるのだろうか

聞こえない音と 見えない時間

ここにいて彷徨う 

明日のことなんて分からない

まだ歩けるから そこで待っててよ

這い蹲る醜くても どんな姿になろうと

そして這い上がる果てない未来へと

そう決めたのに

震える手で振り払う邪念 遠く見える微かな光

形ある世界で 見えない道に狂いが生じ

気づけば雨降り 一人立ち尽くす


風の音がやけに心地よく 頬つたう涙振り払ってくれる

ここに居たことを思い出し やがて訪れる暗い闇

何もかもが奪われ 全ての色失っていく

来た道と 行く道の狭間

どうすればいい

時の流れは早くて 記憶を剥ぎ取っていく


這い上がるの 落ちてくの

どうすればいい 何をしたらいい どっちを選択したらいい

もう分からない