いよいよ2月7日のスーパー・サンデー(Super Sunday)残すのみとなった、NFL(National Football League)です。
日本国内では、ラグビー・ワールドカップ2015での大躍進の後、一気にラグビー人気が高まっております。 勿論、高校時代に僅か3ヶ月間だけラグビー部に在籍した経験のある私にとっても、うれしい出来事ではあります。日本代表のヘッドコーチであった、エディ・ジョーンズ氏(Eddie Jones)は今やその手腕を高く評価されて、時の人の様になっています。 日本の百貨店の頂点にある、三越伊勢丹ホールディングスの年初からの広告の顔となり、大きな存在感を示しています。「#_this is japan」ですね。
さて、本題ですが、日本においてはNFL(通称はアメフト)の認知度はここ数年少しずつ下がっている様に感じています。やはり、メジャーリーグのように日本人が活躍していない分、埋没化の方向にあります。
今年はアニヴァーサリーイヤーとして、スーパーボウルは50回の節目を迎えます。その出場チームが、24日の日曜日に行われるNFCとAFCでのチャンピョンシップの戦いで決定しました。
週明けの月曜日でしたが、明け方の5時よりNHK BSにてAFCにおける戦いを観戦しました。しかしながら、出勤のために、4thクォーターの残り10分余りという最も良い場面で中座してしまいました。
デンヴァー・ブロンコス(Denver Broncos)とニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)とのAFCチャンピョンシップ、スタジアムであるコロラド州にあるマイルハイ(Sports Authority Field at Mile High)は朱赤に染まっていました。
戦前の予想とは異なり、終始ブロンコスのディフェンスが踏ん張り、最後の最後、第4クォーターの残り12秒で、勝利が決しました。20-18と言う接戦に終止符を打ったのは、やはりキーになるであろうと云われていたブロンコスのパス・ディフェンスでした。
もっと言えば、今年のルール改正によりタッチダウン後のトライ・フォー・ポイントの位置が下げられた影響により、パッツ側のフィールド・ゴールが失敗した事が最後の最後になり効いてしまったと言えます。 これが普通に決まっていれば、同点となり、サドンデスの延長戦に入っていた訳ですから、正に紙一重の差だったのです。
私にとっては、個人的に応援しているブロンコスのQB、ペイトン・マニングに最期の花道を飾って欲しいので、何とかスーパーボウルに進んで欲しいのです。しかし、かつての様な"輝き"を見せた攻撃の司令塔のような凄さは今シーズンは全く見られませんでした。
アメリカ国内のメディアでは、”Vintage Manning”と呼ばれており、これはあまり良い意味では使われていないように感じます。
特に、今シーズンは開幕当初から調子は上がらず、パッシングの数字も観るべきものがないような凡庸な結果でした。 しかも怪我により長期離脱して、不安だらけの再スタートだったのです。
今日の試合でもパッシングに関しては、かつての様な”冴え”を見せることはなく、スタッツだけを見れば勝利を収めたチームとは思えない数字が並んでいます。
それでも、かつてはポケット・パサーであり、絶対にスクランブルはしない(するほどの俊敏性と足を持ち合わせていない!)ペイトンが”鬼気迫る”顔で第3クォーターの残り9分49秒、11ヤードのスクランブルを見せた時に彼の”覚悟”を見ました。
今回で4回目のスーパーボウル挑戦ですが、過去3戦においては1勝2敗です。 特に、所属チームを変わってブロンコスの司令塔として出場した一昨年には、43-8と言う大差で惨めな敗戦を迎えました。 今回が本当に最期になるであろう対カロライナ・パンサーズ(Calolina Panthers)戦で勝てば、異なるチームでスーパーボウルを制覇した初めてのクォーターバックとなります。
新旧対決となる二人のQB、普通に予想すればどう見ても新世代のカム・ニュートン(Cam Newton)に分がありそうですが、私はゲーム・マネージャー(Game Manager)としてのペイトンに期待をして当日を愉しみにしたいと思います。
日本時間では、月曜日の午前中ゆえに当然生中継を観ることは叶いません。夜、自宅に帰ってから録画を観るので、当日はこれに関連する情報を遮断しておかないといけません。
今年は、日本テレビ系『オードリーのNFL倶楽部』に突如相武沙希さんがファンとして乱入してから、一部のファンの間ではかなり盛り上がっていますので、中継が楽しみですね。オードリー共々、相武沙希さんもサンタクララのリーヴァイス・スタジアム(Levi's Stadium)で観戦するそうです。
今年のハーフタイム・ショーの出演は、コールドプレイ(Coldplay)に決まっています。
ファンではないですが、彼等の曲ではこの曲が好きですね。
◆ Coldplay - ”Adventure Of A Lifetime live for BBC Radio 1”;