暑くなる夏、赤坂周辺での最後の「冷たい麺」ツアーも間もなく終了です。
この地で最も名店の多い”冷やし担々麺”、王道の”冷やし中華”、はほぼ制覇しました。 イタリアンの”冷製パスタ”、これはランチでやっている店がないため断念しました。
今日は格段に蒸し暑い天候の中、ウォーター・フロントにある倉庫に直行してたっぷりと汗を掻きました。 オフィスに戻る途中でランチを取ることにしました。 そこでふと考えたのは、「今日は何曜日? 火曜日ならば、”鴨ラーメン”に行ってみるか!」です。
おそらくは、ダジャレから始まったのでしょうが、”カモ”だから火曜日と木曜日の語呂合わせで”かー・もく”の週2回限定のランチ営業となったみたいですが・・・・・。
未だにランチ・タイムしか利用していませんが、心地良い接客と清潔感ある店内、ギスギスしがちな昼食タイムに爽やか時間を提供してくれる店です。
正式な店の名前は、『鴨しゃぶ竹亭』です。
6月から8月の3ヶ月限定で供される、”鴨冷やし麺”が本日の目的です。
本日は、少しばかり時間調整の意味で銀行に立ち寄ってから、店舗までゆっくりと歩いて行きました。 店内に入ったのが12時45分過ぎでした。 普段とは少し混み具合が違い、カウンター席には空席がありました。 しかしながら、テーブル席の空き待ちのグループ客が3名ウェイティングしていました。 5分程待ってから、カウンター席に案内されました。 ただ、店舗の外で待っていましたので、蒸し暑さから汗を目一杯掻いてしまいました。扇風機くらい置いて欲しいというのは、贅沢でしょうか?
やはり、お盆休みを直前に控え、オフィスワーカーも夏休みを取っている方が多いようです。 服装から見ても、一般客が2組ほどいました。
冷たい水、おしぼり、持参の扇子でしばし涼を取り、オーダーをお願いしました。 今回は、勿論初めての『鴨冷やし麺 くるみ味』です。
しょう油ベースが1200円(前回のレポートはここ↓↓)、そしてくるみ味が1400円、この価格差に価値があるのか無いのかを実際にこの舌で味わうのが一番ですね。
最初に、角盆と冷たい水、おしぼりが供されます。 それから、待つこと7分程でメインの鴨冷し麺(くるみ味)が奥の厨房より登場しました。 最後にサイド・メニューである鴨ご飯と香の物が配膳されます。
写真の様に、白髪ネギがこんもりと盛られていました。使用されている器は、通常の鴨ラーメン用の八角形のものとは異なる丸い深めの丼でした。
具材は、
ー 白髪ねぎ
ー ニラ
ー モヤシ
ー セリ
ー メンマ(人差し指大の大振りのものが二切れ)
ー 海苔(普通のラーメンでは大振りの焼き海苔ですが、冷やしは刻み海苔です)
ー 茹で玉子の半身
となっており、しょう油ベースと全く同じです。 違うのは、見てもお分かりのようにスープが白濁していることです。 参考に通常の”しょう油”ベースのものと比較すると、分かり易いと思います。
麺や具材を味わう前に、まずはスープがどの程度違う味わいか、しばらくはその”くるみ”ペーストの合わさったスープを堪能しました。 しょう油ベースだとかなり濃い目の味付けで、塩分が強い気がしますが、さすがにくるみペーストによりマイルドになっています。 こちらの方が、シャキッとした野菜の風味を感じさせるように思います。 そして、アクセントとも言える山椒の実の辛味が栄えるように感じました。
少し縮れのある極細麺との相性は、やはりしょう油の方が優っていますね。
麺の上にトッピングされた、甘辛く煮付けた鴨肉(もも)のぶつ切り、これは濃い味付けですので、少し”浮いた”感じがします。温かい”鴨ラーメン”と同じように、チャーシューに見立てた大振りの薄切り肉の方が個人的には好みですね。
鴨ご飯の方は(いわゆる、炊き込みご飯です)、人参、椎茸やごぼうの具材と合わせて、鴨肉が入っています。今日の味加減は、しっかりとした味わいでした。日によって、あまり味のしない淡白な具合の時と、濃い目の時とがあるのが難点でしょうが。
ご飯の底には海苔が敷き詰められており、残り少なくなったご飯をおむすびの様にくるんで食べると風味が変わり美味しいですね。
”冷やし麺”を食べた方には、食後に暖かいほうじ茶を出すサービスもあり、最後まできちんとした心遣いのできるイイ店であることに変わりはありません。
13日から17日までは夏期休業ということです。
◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇
訪問Data;
『 鴨シャブ竹亭赤坂店 』 (ここ↓)
住所;東京都港区赤坂2-13-13 アープセンタービル B1F
定休日;日曜・祝日 ※土曜日は不定休
前回訪問日;2014年6月5日(木)11:35
訪問日;2014年8月12日(火)12:45
記事投稿日(初回);2013年7月19日(金)21:16
◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇