とても”まばゆい”輝きを放ち続けたアメリカ・カントリー界の歌姫、ドリー・パートン(Dolly Parton)がテネシー州ナッシュビルで旅立ちました、80歳でした。 日本ではさほどの知名度はなく、どちらかと言えばその華やかな外見(バービー人形の様な容姿とファッション)だけが先行していた感があります。 他に類を見ないソング・ライターとしての才能は数多くの名曲を産み出しており、また、併せ持つ優れた歌唱力により唯一無二の存在として長きに亘り多くのアーティストに影響を与え続けてきました。
1992年の映画『ボディガード』( The Bodyguard,)のサウンド・トラックとして、主演を務めた今は亡きホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)が歌い、大ヒットを記録して彼女の代名詞となっている楽曲、”I Will Always Love You”は元々はドリーのオリジナル曲になります。 また、1980年制作のコメディ映画、ジェーン・フォンダ( Jane Fonda)主演の『9時から5時まで』(原題は『9 to 5 / Nine to Five』)にも出演しており、主題歌となった同名曲、”9 to 5”と共に日本でも知名度が大きく高まったと言えます。
□ ”I Will Always Love You” by Dolly Prton;
□ ”I Will Always Love You” by Whitney Houston;
彼女は、シンガー・ソングライター、女優、慈善事業家、劇作家と様々な分野で才能を発揮してきましたが、カントリー音楽と言うカテゴリーでの活動は日本ではあまり知られることがなく、女優のイメージの方が強いのかも知れません。(個人的な見解ですが・・?!) かく言う私も、80年の映画、『9時から5時まで』(原題は『9 to 5 / Nine to Five』)でその存在を認知したくらいですからね、”I Will Always Love You”についても後追いでオリジナル曲を聴いたのですから。
シンガーとのしての実力を知ったのも、本人のスタジオ・アルバムではなくて、他のアーティストのアルバムに客演している楽曲からでした。 特に、敬愛するリンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)のアルバムに登場する機会が多く、バッキング・コーラスであろうとその技巧の素晴らしさには心を動かされて来ました。
1946年1月、12人きょうだいの4番目としてテネシー州で生まれ、電気も水道もない貧しい家庭で育ちました。 彼女の音楽業界への功績により、99年にカントリー・ミュージックの殿堂、2001年にソング・ライターの殿堂入りを果たしています。 ついには、2022年にはロックの殿堂にも選出されました。 そんな貧しい時代の境遇さえ見事な楽曲に織り込んで見せる才能がこの歌に表れています。
□ ”Coat of Many Colors” by Dolly Prton;
また、一番のサプライズは、ロックの殿堂入りを果たした直後に制作された、そのものずばりの『Rockstar』と言うアルバムでしたね。 様々なロック・ミュージシャンとのコラボレーションによる有名な楽曲のカヴァーが含まれていました。
□ ”Let It Be” by Dolly Prton with Paul McCartney, Ringo Starr, Peter Frampton and Mick Fleetwood;
後年には自身の絶大な成功を生かして様々な慈善活動に尽力し、世界中の恵まれない子供たちに本を寄贈する”図書館プログラム”(「Imagination Library」)を設立しました。この成果として、3億冊以上の本が寄贈されています。 彼女の50年に亘るキャリアの中で3,000曲余りの楽曲を手掛けており、多くのアーティストが追悼のメッセージを捧げています。
私にとって印象深いアルバムは、ドリーとリンダ・ロンシュタット、エミル―・ハリス(Emmylou Harris )の3人が共同で創り上げた”トリオ”シリーズの2作品、『Trio』、『Trio II』になります。 一人が際立つわけではないこれらのアルバムに出会って、ドリー・パートンの凄さを思い知らされました!
□ ”After the Gold Rush” by Dolly Prton;
今まで彼女のアルバムについて考察をしたブログをアップしたことはありません、重ね重ね後悔の念は押し寄せて来ています。 今までにアップした関連するブログにはこんなものがありました。
とにかく、年齢的なものなのか・・・・最近は時間が過ぎるのが早く感じられます。
2024年7月 『Duets - Ghost On The Canvas SessionsVol.2』 (こちらです↓↑)
2017年8月 5年遅れのリリース 『Trio Ⅱ』 (こちらです↓↑)
2013年3月 ソロモン・バーク - 3部作 その参 (こちらです↓↑)
どうか安らかに・・・・・・彼の地でもその歌声で多くの人に幸せな瞬間を・・・・・
R.I.P. for Dolly Rebecca Parton Dean
