ティッシュエキスパンダーとの生活 | 強いことは優しいこと。

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2017年34歳で乳がんになった私の思うこと。
徒然なるままに。
日々変わるであろう私の気持ちと、変わらないで欲しい普通の毎日を。

退院後は胸の中に乳腺の変わりに入ったティッシュエキスパンダーとの戦いだった。

 
体に異物が入ったからか、普段は全くない肩凝りが凄い勢いで襲ってきた。
右胸を庇って生活してるからなのか、腕に痺れと凝りまで発症。
 
夜仕事から帰ってくる主人に何よりも先に肩もみをお願いするのがしばらくの日課だった。
 
胸に小さいフライパンとか、鉄板を入れた様な最悪な違和感しか感じない。
こんなのが体に馴染んで普通に生活できる日なんて来るのか不安だった。
 
でも日々の生活の中
洗濯物を物干し竿にかけるとか、
料理をするとか
拭き掃除をするとか
ロコちゃんの散歩に出かけるとか
 
そんな普通の当たり前の日常の中で少しずつ違和感と仲良くなり。
人間の体の適応能力に驚き。
現代医学ってすごーいって関心する内に早5ヶ月。
 
今現在、人生最高潮に片乳だけボインの生活を普通に送れて、
なんなら何故私の胸はこのサイズでは無いかと鏡を見るたびにボインに憧れるくらい慣れちゃった。
 
乳房を全摘すると決めてから、自己再建か人工物の再建かで悩み。
出産前ということと、自己再建の体の傷に心が耐えられないと思いインプラントでの再建を選んだけど、
今の所後悔は無い。
 
まだシリコンインプラントの入れ替え手術が残ってて不安はあるけれど、
ちゃんと前向いて歩けてる。