告知9月7日 | 強いことは優しいこと。

強いことは優しいこと。

2017年34歳で乳がんになった私の思うこと。
徒然なるままに。
日々変わるであろう私の気持ちと、変わらないで欲しい普通の毎日を。

9月7日の告知の日。

その日は曇りだった。

 

予約は午後からのため午前中は仕事へ。

帰り際に社長の奥さんが私の手を握り

『みほさん、大丈夫です!会社のみんなもついてます!』

と涙目で声を掛けてくれ、その優しい言葉に涙がドッと溢れた。

 

マンモトーム生検の翌日に傷の様子を見てくれた研修医のPC画面に、

“DCISを強く疑う画像所見あり”と映し出されていたことから私の覚悟は決まっていたが、

診察室に入り主治医の

『検査の傷は大丈夫ですか?』

の言葉を

『検査結果は大丈夫』に聞き間違えるほど良性の結果を期待していたんだと思う。

 

マンモトームの検査結果はDCIS。

非浸潤性乳管がん。

 

先生の口からは

『今回の検査で悪いものが見つかってしまいました』

と伝えられた。

 

私は落ち着いていた。

やっと分からないという恐怖から解放されたからという事。

初めて病院に罹ってから4か月という期間が私に受け入れる準備をくれたこと。

主人がいつもそばにいること。

先生を信頼していること。

今のところ非浸潤であろうということ。

 

多くのことが私に平常心を与え落ち着かせくれていた。