乳房MRI | 強いことは優しいこと。

強いことは優しいこと。

2017年34歳で乳がんになった私の思うこと。
徒然なるままに。
日々変わるであろう私の気持ちと、変わらないで欲しい普通の毎日を。

術前検査の項目、肺活量や尿、血液などに加えて私はMRIも追加でやった。

 
MRI検査は主治医からの提案だった。
私は乳頭から分泌物があったのだけれど、それを検診に行くまで気が付かなかった。
でも一度知ってしまったものは気になる。
ブラジャーに付着してるか毎日チェックし落ち込んだ。
 
先生の提案は、
全身麻酔での手術の方が痛みに対して気を使わないので、局所麻酔よりもできることが多い。
せっかく全身麻酔を施すのだから、分泌物の原因となる箇所も取った方が生活のクオリティがよくなるし、なによりも気になるよね?
分泌物が出ている箇所を見つけるためにMRIを受けてみては?
とのことだった。
 
私は大賛成で先生の提案に乗っかった。
そもそも医学の知識なんて全くない私に先生の提案を拒否する理由なんてないし。
なによりも私の生活のことを思ってくれての事なのだからありがたかった。
 
そしてMRIの検査も受けた。
 
私はこの先生の提案。
この乳房MRIの画像診断結果
自分の選択。
 
どれをとっても運命めいたものを感じる。
私は乳房MRIによって乳がんが発見されたと思っている。
 
わたしの右の胸は真っ白だった。
 
でも検査を受けてるこの時はそんなこと微塵も感じず、
楽しい夏を迎え『癌じゃなくてよかったぁ』と過ごしていた。