本物保証 山下清「とんぼ」陶器 絵付皿
山下清鑑定会鑑定書付 図録掲載作品
美品 資産家収蔵品
こんなタイトルで
先月出品されていた絵皿を
ずっとウォッチしていて
ある日突然
出品が取り消されていました。
何で引いたんだろう。
そう思っていたんですが
贋作出品者の逮捕の一報を頂いて
今更ながらに
引いた理由が納得出来た。
このお皿の出品地域は、広島でした。
出品者は
評価2000越えの美術商と思われる
多分業者さんです。
だから
一地方のニュースでしたが
贋作出品者と同じ地元です。
直ぐに事件を耳にしたのでしょう。
山下清作とされる
絵付けの陶器のニセモノ事件のニュース。
その時出品された絵皿には
こんな解説が付けられていました。
ここでしか出逢うことのできない唯一の美を
ご紹介させて頂きます。
本物保証致します。
その深みのある色は素材に対する強い拘りと
絵の構成が絶妙なバランスで美しいお品でございます。
山下清ならではの美術的センスで造り上げられた
素朴ながらも美しい逸品を
この機会に是非、お手元にてご堪能下さい。
贋作に対する素晴らしい賛辞です。
開始日時 2023.02.09(木)19:02
で
出品が中止されたのは
終了日時 2023.02.15(水)13:09
でした。
出品中止されたのは
落札される前の
ギリギリのタイミング。
そこまでの入札金額は
46500円。
この皿の出品業者さんは
贋作出品者と
同じ地域(県)なので
もしかしたら顔見知りだったのかも・・・。
この皿が最初に世に(ネット)出て来たのは
昨年の確か二月の事。
その当時に落札された価格は
30500円
でした。
一年後に又
同じ物がヤフオクに出て来た訳です。
このお皿が
出品中止される事無く
最後まで競われていれば
もしかしたら
もっともっと高額になっていたのかも
しれません。
評価の高い出品者さんでしたから。
落札された後
贋作と判った日には
とんだ赤っ恥ですので
まだギリギリセーフと言って
良いタイミングだったのかも。
美術商が
サラリーマン化していると言われてから
もうどの位に成るでしょうか。
今の美術業界の
(特にオークションの世界)
作品の真贋の判断が
出来ない人達の
多い事多い事。
そもそも商品に興味が無いから
美術商であっても
自分の専門分野を持たない。
真贋にも興味を持たない。
信用出来る材料が一つ
付けられていれば
それでイイって思う美術商が
兎に角多い。
もう一つ問題なのが
力関係。
付き合いが長かったり
財力の有る美術商には
オークション会社も弱いんです。
数出品してくれるから
ある程度真贋のユルイ
ついでに一緒に作品も
大目に見て預かったりする。
モノノ真贋に関係無く。
少し片目を瞑って。
でも明らかな贋作となると
話しは別です。
そこは一線を引かなくてはならない。
真贋の判断と言うのは
先ず疑いを持つ所から
始まります。
その商品がホンモノかどうか。
自分なんかは
自分すら信じていませんから
真作と判断出来る
その人のクセを判るようになるまでは
兎に角ニセモノ前提で
物を見てしまいます。
逆に
その作家特有のクセが出ていれば
たとい下手くそでも
真作前提で
更なる真作の証拠を
見つけようとする。
それは
その作家さんの思考の変遷を
推理する事。
或いは作品の変遷過程。
どういう道筋で
今の仕事へと辿り着いたのか。
山下清は
面白いもカワイイも描かないし
描けません。
結果として
面白いやカワイイが
絵に表現される事が有っても
それは極めて稀な出来事です。
見たままを
シリアスに描いて行く。
それが山下清です。
昨年販売された
ニセモノは
今後
どうなって行くのでしょうか。
模写したしないの
レベルの話しでは無く
もう既に
贋作者のオリジナル作品の数々なのですが・・・。
オリンピック
・・・贋作者のオリジナル作品
横浜新道ソニー
・・・贋作者のオリジナル作品
やれやれふぐはおこりんぼう
・・・贋作者のオリジナル作品
きつねはしっぽをちょいとだし
・・・贋作者のオリジナル作品
色紙版の贋作の一件まで
警察は踏み込んで行くのでしょうか?
それとも・・・?
きつねはしっぽをちょいと出し
・・・色紙版の同手作品
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