作品に銘を入れない陶芸家の

二大巨頭は

河井寛次郎と浜田庄司。

作家物を知っている人にとっては

当たり前なのですが

その河井寛次郎作品に関しては

自分も少しは得意とする所です。

 

絶対では有りませんが。

 

河井寛次郎の名前が冠された

落札作品の一部を

少しだけ自分目線で解説。

 

絶対に違うとは言いませんよ。

あくまでも個人的な感想です。

そこは念の為御留意下さい。

 

見方としては

先ず第一印象で

寛次郎で有るか無いかを判断。

 

その上でその作品を

再度検証して行くのですが

そこから先はざっくりと、です。

 

自分は寛次郎では無いなって

もう見ている訳ですから

そこから先は

厳密な作者判断はしません。

 

判ってる場合も有れば

誰の作品だろうって考える物も有る。

 

その時に

作者を確定させる必要性を

感じていませんので。

 

自分の情報も古いのが多いですし

孫弟子の作品は、殆ど判りませんから。

 

それを踏まえての以下の判断です。

椋木英三氏の御茶碗かな、と見ました。

これも同じく、椋木英三氏の碗でしょう。

河井武一氏の湯碗かなって思った作品。

河井透氏の壷かもと思いましたが・・・?。

河井久氏か子息の作でしょうか。

河井博次氏の壷が化けたパターン。

河井武一氏の六角壷を寛次郎作としたケース。

これも河井久氏の作品。

どなたの作品かは不明の扁壷。

寛次郎にこんな扁壷は有りません。

これも河井久氏の作品。

河井武一氏の傾向が強いのかなって感じですが・・・。

おそらく、椋木英三氏の壷でしょう。

河井武一氏の扁壷。

河井武一氏の方壷。

作者は判りません。

寛次郎にこのパターンは有りません。

謎の、誰かが似せて作った扁壷。

河井武一氏の作品かなとも思いましたが

案外神楽の窯かも知れません。

河井博次氏の最初頃の筒描作品と思います。

線が割れてますので。

河井博次氏の作品。

河井武一氏か子息の透氏の作品と見ましたが・・・。

もしかして、神楽の窯?

河井博次氏の作品。

これを寛次郎作とするケースの多い事。

同じ形が幾つも有りますので

案外神楽の窯かも、と感じてます。

森山雅夫さんの作品でしょうか。

それとも酒津焼?。

おそらく河井武一氏の御茶碗でしょう。

 

最近、寛次郎の弟子だとする作家が

増えて来ていますが

寛次郎の一門かどうかは

御家族によって厳密に区別されています。

 

弟子と言われている

著名な陶芸家もいますが

その相関図には

その陶芸家の名前は出て来ません。

 

その陶芸家とは

一体誰でしょうか?

 

興味の有る方は

調べてみても面白いでしょう。