ニセモノは

実は身近な生活グッズにも

有るのですが

それは

数百円で買える世界。

 

箸の事です。

 

箸には

銘木が使われているモノが有って

それは

黒檀、紫檀、鉄刀木、スネークウッド、等々。

 

当然それ以外にも

身近な材質として

桑、南天、鉄木、一位、等々と

有りますが

代表格となると

やはり

黒檀、紫檀が

上位に来ると思います。

 

有名ですから。

 

でも

最近多く流通しているのは

ニセモノ。

 

正確には

似せ物です。

それ風に仕上げた

箸の事。

 

黒檀、紫檀ではなく

黒檀風、紫檀風に

仕上げた箸が

多く流通している。

 

黒檀箸

黒檀仕上の箸

 

違いが判りますか?

黒檀箸

黒檀仕上の箸と紫檀仕上の箸が入った

五種のセット。

他の箸はただ単に

鉄刀木、柘楊、栗の表記です。

仕上の文字は有りません。

 

下に掲載したのが

その箸の解説。

 

黒檀仕上の箸と

紫檀仕上の箸には

こう書かれています。

 

※こちらの箸は

天然木を黒檀風(紫檀風)に

仕上げて有ります。

箸の解説文

 

黒檀仕上、紫檀仕上の箸は

材質に関して

一切触れられていません。

 

何の木なのかは

判らないんです。

 

ただ単に

塗ってそれらしくして有る

箸なんですから。

 

本物の黒檀、紫檀の材を

使っている訳では無い。

 

黒檀にしろ

紫檀にしろ

ホンモノの箸は

硬くて重い。

 

良い材質で有れば有る程

水に沈みます。

 

でも

それ以外の木でも

水に沈む木は

実は有ります。

 

水に沈んだからと言って

ホンモノとは限らない。

 

見極めのポイントは

実は塗りが施されているかどうか。

 

塗りの無い(もしくは薄い)

天然の杢目の見える材質で

シールに

風とか仕上が書かれていない

箸が

実はホンモノの証し。

材質の良い黒檀の箸

杢目は有りますが、全体が黒色です。

重さの目安は、20グラムです。

杢目の有る黒檀箸

天然木の材質で有る事が一目で判ります。

本物の黒檀の箸の内側。

折れたら中まで黒いのがその証です。

最近増えて来た黒檀の箸。

黒檀材の質が悪く、黒味を帯びている程度。

その為軽く黒味が薄いので

箸全体を黒く塗っています。

材質がホンモノだから

表記は黒檀です。

最近多い、塗りの厚い黒檀の箸

最近多い黒檀の箸の外観。

塗りが厚いので、色味が均一です。

これだと似せ物の

風(仕上)とさほど外観は変わりません。

 

塗りで仕上げられているのが

判りますか。

箸の重さにも軽重が有り

結構バラツキが有ります。

 

ヤフオクとかメルカリで

探せば

ホンモノでも

案外安く

手に入れる事が

実は出来ます。

 

日本国内で

割と目に付くのが

台湾土産の

黒檀、紫檀の箸ですが

かなり以前に作られた

杢目の有る箸の方が

(四角箸が多い)

質的にも良い様に思います。

 

仕上げは荒かったりしますが(笑)。

でも杢目が良く判ります。

 

天然木の箸は

麺類を食すのに

都合がイイ。

 

今使っている箸は

ホンモノですか?

 

どういう表記だったか

思い出せますか?

 

ニセモノは

日常に

身近に普通に有るんです。