これは、ジュエルサバイバルから数年後の物語。

リオン・ニアともに成人して若者となりました。
ニアは祖父から継いだジュエリーショップの経営、リオンはソーシャルワーカーとしての仕事に勤しみ、忙しい日々を送っていました。


しかし、忙しい中でも2人は交流を欠かさず──自他共に認めるバカップルとなっていました。
そして……今日はそんな2人の関係がステップアップする日。

 


ニア「結婚ですわああああぁぁぁ!!


リオン「えっ、何 急に……いきなり隣で大声出されて、鼓膜破けるかと思った……」
ニア「このぐらいで破れるようじゃ、テメーの鼓膜はその程度ってことですわ!そんなことより結婚ですわよ、結婚!」
リオン「オレの鼓膜をそんなことで済ませないでくんない……?で、結婚がどうしたの……」


ニア「私達、お付き合いしてから数年が経ちますし……お互いに仕事も安定しておりますし……そろそろ次の段階に進みたいと思っておりますの」
リオン「……次の段階……それって、つまり……」

ニア「そう、結婚ですわ!!
リオン「……雰囲気のないプロポーズだな……」

ニア「プロポーズはティーンの時に済ませてますもの!今さらテメーと私の間にロマンチックな雰囲気など必要ありませんわ!!」
リオン「はぁ……」


リオン「……結婚ってことは、その……オレ達……家族になるってこと……だよな……?」
ニア「その通りですわ!私とテメーは一生一緒にいて愛し合う夫婦“めおと”の契りを交わし、人生を共に生きるパートナーとなるのですわ!!」
リオン「そっか……家族……パートナー……」


リオン「……オレには家族と呼べる相手がいないから……ニアさんが、その“家族”になってくれるなら……凄く嬉しいし、幸せなこと……」
ニア「つ、つまり……」

リオン「うん……結婚しよう、ニアさん」
ニア「ほ……」


ニア「ほわああああぁぁ!!最近のテメーは ほんっと素直で可愛らしいですわああぁぁぁ!!好きいいぃぃ!!
リオン「んむっ!吸うなって……!!」


ニア「す、すみません……つい滾“たぎ”って興奮しちまったぜ……では、結婚式の準備が必要ですわね……」
リオン「結婚式の準備……って具体的に何すんの……?」

ニア「ドレスの準備やら、ウェディングケーキを作ってもらったりやら、ゲストを招待やら色々ですわ……とりあえずタルトーサに行きましょう!あそこならきっと色々ありますわ!」
リオン「わかった……」

 


気になっていたが悪名の高さに震えていたMy Wedding Storiesパックを手に入れたぜ!!

結婚式の挙動がヤバイと聞いていますが、追加されたモーションが大変いい感じにイチャイチャ出来て可愛いものばかりだし、服もスーツやドレスが多くてプレイヤーはこれだけで大満足です。
モーションと服に3000円払ったってマ!?

でも、このパックの目玉は結婚式……。
せっかくなのでリオニアで結婚式を挙げてみようと思います!


ここが新ワールドのタルトーサだ!
一部のエリアで乗馬すると馬ちゃんがグルグル回り続けてスタックするという情報しか知らないぜ!


ニア「ふぅ……結婚式……考えるだけでズッキュンドッキュン……」

ジェム(ケッコンしたとて、ワタシの主はニアサマだけだからな……思いあがるナヨ……)
リオン(……未だかつてない圧を感じる……)


ニア「まあっ、ここがドレスショップですわね!ここで結婚式に着ていくドレスやタキシードをじっくり見れますわ!」
リオン「……中、入る……?」

ニア「いえ、私のドレスとリオンさんのタキシードは既に お母様が用意してありますわ!つまるところ これは冷やかしってヤツですわね!!」
リオン「……普通に迷惑だから やめろよ……」


ニア「こっちはケーキ屋さんですわね!やはり結婚式といえばウェディングケーキですわね!どれも可愛らしいですわー!!」
リオン「……どれにする?」

ニア「でも、どうせなら仲良しさんに手塩にかけて作っていただいたケーキが良いですわね!お店では買いませんわ!!つまるところ冷やかしですわね!!」
店員「帰りな」
リオン「……すみません……」


リオン「……仲良しさんに頼むって言ってるけど……オレ達って正直 友好関係狭いじゃん……ケーキ作る人や司会とか、フラワーフレンズとか、介添人とか……誰に頼むわけ……?」
ニア「それはホラ!私達の尊敬すべき師匠であり、カプ厨のクリスタさんがいらっしゃるではありませんか!」
リオン「……尊敬してるとは思えない呼び名だったけど……」

ニア「まあ、それは さておきですわ!昔、ティーンだった時にスラニの海の家でボランティアをした際に ご一緒した方々がいらっしゃるでしょう?袖振り合うも多生の縁と言いますし、アイツらも全員巻き込んで私とリオンさんのラブハリケーンを食らわせてやりますわ!!」
リオン「こわ……」


とりあえずウェディングブーケだけ買っておきましょうね。
サムシング・フォー意識で青いやつにしてみました。

ネックレスが新しいもの、手袋が母親が借りたもの、ドレスが母親が使っていた古いもの、ブーケが青いもの、これだ!!
ちなみに間違ってセントサムシングフォーで検索したらウェディングピーチ出てきました、なっつ。

ちなみにブーケトスもあるらしいので、誰がキャッチするのか楽しみですねえ!
アレックスがキャッチしたらどうしよ。

 


 ブルーム牧場



ニア「たのもーですわー!!私達、結婚するのでウェディングケーキ作ってくださいな!!」
キルシュ「えっ、誰……?てか、ウチはケーキ屋じゃなくて牧場なんですけど……」
リオン「ニアさん……ソイツ、オレと同じ属性だから……距離感バグると引かれる……」


リオン「あの……オレのこと覚えてる……?前にボランティアでスラニの海の家を手伝った……」
キルシュ「あ……覚えてる。アンタと2人でガチガチに緊張してたな」

ニア「まあ!一匹狼仲間でしたのね!!陽のものが私しかいねえな!!」
リオン「えっと……ニアさんは とりま放置で……」




キルシュ「……そっか、結婚するのか……おめでと」
リオン「うん……それで、その……アンタは料理が滅茶苦茶上手いって聞いたから、ウェディングケーキ作ってもらえないかなって……」
ニア「あと、ついでに式も出てほしいですわ!!拒否権は無えですわ!!」

キルシュ「ああ、いいよ……ケーキ作りも任せてくれ」
ニア「よっしゃあですわ!!

キルシュはグルメ料理スキルがカンストしてるので、あらゆるウェディングケーキも ちょちょいのちょいで作れるぜ!
リオンの赤ニアの黄色が入ってる、このフローラルウェディングケーキにしましょうかね!

その後は各地でゲストとして招待する人や指輪係、フラワーフレンズに任命する方々に挨拶をして知り合っておきました。
あんまり呼ぶと処理落ちヤバそうだから控えめにしました。

本当はイツメンオールスターズとかしたかったけどね!

 


そして結婚式の日 3つの出来事


1つ:ウェディングケーキの消失

いや、あるっちゃあるんですけどね……。
ワールドに配置させたら床に置いて、その後所持してませんって出て所持品に入れることもドラッグも出来なくなったし、区画外にあるから どうすることも出来んのです。

1回結婚式キャンセルして、結婚式イベントの予定入れてから またキルシュからケーキ買って、それを所持品から結婚式のケーキに使う設定したんですが……


消えてしまったね!
テーブルをクリックしてもケーキ出せない、何処行ったケーキ。


2つ:コマンドの謎

わっかんねえ……。
このコマンド、わっかんねえ……。
チートコマンドみたいに「…」が出てくるし、選択したらシムを選ぶ画面になるし、一体何をさせられるっていうんだ!?


しかもなんかアーチを選ぶ場面も出てくる。
わっかんねえ〜、このゲームわっかんねえ〜。
謎のSteamゲームを取説なしで遊ばされてる気分だぜ!

とりあえず「…」で沈黙貫いてないで、何のコマンドか説明してくれよ。
なんだよ「…」って。
俺に質問するなってこと?
フジャケルナ!モアイ!


3つ:その設定してない服脱げ船降りろ

なんだぁ?そのふざけた格好は……?
ドレスコードは指定なければフォーマル衣装を自動的に着ますって言ったよな、あれは嘘か?

そもそもオムニくん、こんなイカれた服装設定してないのに着てますからね。
アームストロング兄弟に至ってはカッパーデール高校の体操着で来てますからね。

世も末だよ……。


まあ、リオニアが幸せならオールオッケーさ!


ニア「まあ!ジェムちゃんも来てくださったのですね!!私とリオンさんの門出を祝福してくださいですわ!!」
ジェム(ニアサマ、お美しいです!!リオンは……フンッ、いつもとカワラン)

キルシュ(新婦に対してめっちゃ敵意剥き出しだな……)
リオン(なんかジェムに鼻で笑われた気がする)


つーかロックとスキンヘッドが邪魔すぎる。
この2人はデュオくんのファンですね。
なんかセレブってこういう場だと百害あって一利なしな気がしてきますね、動物病院ラパン事件といい。
仕方ないので、デュオアイにはお帰りいただきますか……。


とりあえず新郎新婦のご入場といきましょうか。


ニア「リオンさん……私達を祝福する為にこんなに人が集まってくださいましたわ。この方々を一人残らずラブハリケーンで吹き飛ばしてやりますわ!!」
リオン「集まってくれた人を吹き飛ばすなよ……」

リオン(……ていうか、ケーキ作ってくれた人とニアさんのお母さんとクリスタさん以外マジで馴染みない奴しかいないんだけど……オレ、どんな顔してこの人達の前で愛を誓いあうわけ……?)


ニア「リオンさん、どうなさいましたの!?さては私の花嫁姿に欲情してやがんな!?エッチですわね!」
リオン(……まあ、ニアさんが嬉しそうだし……いっか……)
ニア「黙ったままこちらを見つめているのが怪しい……まさかマジで欲情してんのか……?いや、むしろ魅力を感じてもらえてるから嬉しいですけど、でもこんな結婚式中にハァハァされたら私まで釣られてハァハァと」


リオン「……喋りすぎ……皆 待ってるから……行こう」
ニア「はっ…………」


ニア「はいですわあああぁ!!


ニア「お母様、見てください!私、今 間違いなく世界で一番幸せなシムですわっ!!あああ〜、私 嬉しすぎて意識が飛びそうなんじゃああああ」
ニア母「ニア、もっと おしとやかに」

キルシュ(声デカ……)
リオン(耳がキーンとなった……)


リオン「ほら、ついた……」
ニア「ああぁ〜、離れがたいですわ……いつまでもこうして腕を組んでいたいですわ……」

リオン「……いや、離れないと誓いのキスとか出来ないし……」
ニア「はっ!!そうだ、キッス!キッスがあるんでしたわ!!」


ドライブ「私と お前達は正直ほぼ絡みが無いが、愛を育み夫婦となるのは実に素晴らしい話だ。良いか愛というのは…………うだうだうだ

リオン(……スピーチ長っ……)
ニア「おっさん、話なげーぞ…………リオンさん、司会者さんのありがたいお話をちゃんと聞かなくてはいけませんわ」

オムニ「ドライブさーん!話が長いんで巻いてくださーい!」
ガーランド「……はっ……一瞬寝てました」

アレックス「おじさーん、話が長いのはお爺ちゃんあるあるだから気をつけなよ!ぴゅ!」
ドライブ「私はおじさんではない!!18歳だ!!」

クリスタ「あまり弄ると また泣いてしまいますよ、8歳なんですから」
ドライブ「18歳だと言っておろうが!!


でも、なんか涙が出るくらい素晴らしいスピーチだったそうです。
リオンってドライブと会話したことすら無いのに、一体何を語られたんだ……。


そういやフラワーフレンズ指輪係っていつ仕事するんだと思ったら、バージンロードをクリックして歩かせる必要あったんですな。

なんでアレックスがフラワーフレンズかというと……なんかバラまくの似合いそうだからです。


アレックス「ぴゅはははー、結婚おめでとうございます!ところで離婚予定日はいつですか?」
ニア「離婚なんてしねーよ、ぶち転がすぞテメー。お祝いありがとうございます、でも私はリオンさんと添い遂げますの。離婚など致しませんわ」

アレックス「そうなんだ、アツアツですね!ところで子作り予定日は?」
リオン「……生々しい質問やめてくんない……?」
キルシュ「ア、アレックス……!頼むから席に戻れって……!」


じゃあ改めて誓いのキスを……と思った瞬間にジェムちゃんが突撃してきました。
これは間違いなくキスを察して来ましたね……。


ジェムちゃんが見守る中で誓いのキス
なんかジェムちゃんも結婚式に出席してるみたいで良い感じになりましたねえ!


ニア「私、リオンさんを永久に愛し続けると誓いますわ!!」
リオン「……いや、順番が逆……普通はその台詞を言ってからキスする……」

ニア「私に今さら普通を求めるんじゃねーよ、普通なんてもんに縛られずに自由に生きるのがニア・ドリーマーズさ……ですわ」
リオン「……まあ、そういう破天荒なとこ嫌いじゃないよ……」
ニア「えんだあああああ!!ですわ!!」


ニア「さあ、いっちょブーケトスしてみっか!私の次にハッピーキャッチするのは誰だぁ!ですわ」
リオン「……それって両手で持つもんじゃないの……」


アレクシス「ブーケっ!!ブーケ、オレ欲しい!!モテモテになりたい!!ハーレムになってみたい!」
ガーランド「兄様、みっともないです!」

ていうか兄様の隣にお客様シムの才さんがいらっしゃる……。
才さんは兄様バチェラーでお世話になっている華さんの作者様のシムなので……なんというか、こう、デスティニーですね。

語彙力がねえな。


ニア「うーん、そっちじゃ狭くて投げらんねーですわね!全員こっちに来やがれですわ!早くしないとキャッチ出来ませんわよ!!」
リオン(……自由だな……)


しかし、場所が狭いのかオブジェクトリセットが2回もかかってしまいました。
なので雨が降ってますが外へ移動。
てか新郎がブーケトスに参加すなー!


なんかもう一生ブーケ持ったままウロウロするだけでブーケトスしないやん……諦めよ……


なーんちゃって、ここで挫ける僕じゃないヨ!
ブーケトスはどうやら手動らしく、ブーケトスを呼びかけて集まってきたシムの誰かをクリックして ぶん投げるらしいです。

八百長トスやんけ。
まあ でも、確かに悲恋を体験してるドライブさんとかがキャッチしたら気まずいし……選べるのならここは……


絶賛バチェラーチャレンジ中の兄様やろ!!


アレクシス「あ……どうしよう、本当に掴んじゃった……オレ、まだ相手決められてない……覚悟完了してないのに……」


アレクシス「でも、なんか良い結婚が出来そうな気がする。オレも将来は結婚式を挙げよう……ふふ」


じゃあ、最後はライスシャワーと共にご退場しましょう。


アレクシス「結婚おめでとう、オレもいつか結婚式あげた時には来てね」
ニア「ありがとうございます、でもバージンロードのど真ん中に立つ奴がいるかよ…………ありがとうございます、式には是非ご出席させていただきますわ」
リオン「いや……オレ達より優先して呼ぶ相手いるだろ……」




リオン「ふう……なんか、こう……滅茶苦茶というか、バタバタした式だったな……」
ニア「でも私は楽しかったですわ!このくらいドッタンバッタンしている方が私達らしいではありませんか!」
リオン「……まあ、確かに……」


ニア「これで私達は晴れて夫婦ですわ!!病める時も健やかなる時も2人でズッキュンドッキュンしあって、幸せな家庭を築きましょうね!!」
リオン「……ズッキュンドッキュンしあって……パワーワードすぎ……」


リオン「…………あの、ニアさん……」
ニア「はい、何ですの!?」
リオン「……えっと、その……」


リオン「……オレを、好きになってくれて、ありがとう…………愛してるよ」
ニア「私の方こそ!!めーっちゃ愛してますわああぁ!!」


リオニアよ、永久に爆発し続けろ……。



 結婚式の感想


なんかもうバタバタしてたけど、ニアが言っていた通り このワチャワチャバタバタっぷりこそがウチのブログらしいから良いのさ!
でもバタバタしてるのは良いけど、ケーキ消失ドレスコードがん無視、意味がわからない「…」コマンドは勘弁してくれよな!