「……精神感応……?なんですか、それ……」
「わかりやすく言うなら魂と魂の共鳴と言いますか……テレパシーですね……それも一方的な」

「どういう理屈かはわかりませんが、どうもクローンと貴方の魂に強い精神的繋がりがあるようでしてな……貴方が集中すれば、クローンの脳内を覗き見ることが可能なようで……」
「マジでどういう理屈ですか……そんな、オカルトシムみたいな……」
「脳波か何かによる遠隔精神反応……実に興味深い……科学的に解明したいものですなぁ……」

「……で、そのテレパシーが何か役に立つんですか?繋がってるなら、クローンがオレの脳内を覗き見ることも出来るんじゃ……」
「いえ、貴方側からだけですね。恐らく貴方がオリジナルだからでしょう……貴方だけがクローンに繋がれる、だから一方的なテレパシー」

「クローンの脳内を見たって意味ないじゃないですか……オレの記憶を引き継いでんだから」
「いや、この精神感応現象を研究して思うがままにすれば……クローンの得た知識や体験をオリジナルもそっくり得られるんですよ!!科学って素晴らしい!!」
「はぁ……」


「色々研究したいですし、レオンさんには是非とも積極的にクローンにアクセスしていただきたい!」
「……まあ……暇な時にはやってあげてもいいけど……オレに害は無いですよね?」
「ええ、覗かれた側であるクローンは脳に疲労が蓄積されますが……貴方には害が一切ありません!」

 


レオン(……まさか、こんな形で謎のテレパシーが役に立つとはな……)


レオン(数日かけて、ニセモノが寝てる間に記憶をじっくり盗み見た。邪魔なニセモノも消した。まだ息はあったが、隠しエリアに運んでおいたし あの怪我なら意識が戻っても体力が尽きて死ぬだろう)


レオン(このジュエリーの力があれば、あのバカ女がオレに気づくことはない……やっと……オレを一番に見てくれる人が手に入るんだ……!)


レオン(ニセモノの癖に本物を差し置いて、大切な人を手に入れやがって。だがニセモノは所詮ニセモノ……ニセモノが消えて、本物が残るのが当たり前だ……)

サバイバル生活 26日目


レオン「ニアさん」
ニア「おかえりなさいませ!遅かったですわねー!!」


ニア「……あら?ジェムちゃんはどうしましたの?」
レオン(そういや あのユニコーン、気づいたらいなくなってたな……まあいいか、馬なんて。喋れるわけでもないし)
ニア「なに黙ってんだよさっさと答えろよコノヤローですわ。リオンさん、黙っててどうしましたの?何かありましたの?」


レオン「……なんか、どこか行った」
ニア「は!?どこかって、どこですの!?」

レオン「……わからん……オレを乗せて走ってたら急に怒って……オレを振り下ろして、どこかに走り去った……」
ニア「えええええぇ!?


ニア「ボケーッとしてる場合じゃありませんわ!!今すぐジェムちゃんを探しに行きますわよ!!」
レオン「……なんで?」

ニア「なんでもヘチマもねーですわ!!だってジェムちゃんは家族ですもの!!」
レオン「……そんなに慌てなくても……機嫌なおったら そのうち帰ってくるって……オレ、歩いて疲れたから寝たい……」


ニア「テメーは疲れたなら休んでるがいいですわ!私が探しに行ってきますわ!!」
レオン「……はいはい……」


レオン(よし……疑われてない。これならイケるな……)

 


ニア「……たでーま、ですわぁ……」
レオン「……おかえり、見つかったか?」

ニア「見つかりませんでしたわ……」
レオン「……そう」


ニア「はぁ……ジェムちゃん、何処に行ってしまったんでしょう……」
レオン「……そう心配しなくても大丈夫でしょ……ジェムって、元々 野生のユニコーンじゃん?1頭でも上手くやっていけるって」
ニア「それはそうかもしれませんが……ずっと一緒にいたのに、いなくなったら寂しいですわああぁ……」


ニア「リオンさんは心配じゃないんですの!?ジェムちゃんだって一緒に暮らしている仲間ですのに!!」
レオン「……まあ、心配だけど……でもさ…………オレだけじゃダメなわけ?」
ニア「えっ!?


レオン「……恋人が隣にいるのに、ペットがいなくて寂しいとか……オレってジェム以下の存在なわけ?ジェムが一番大事なわけ?」
ニア「え、あ、そんな訳では……!でも私はリオンさんもジェムちゃんも大切ですもの!!どっちが一番とか二番とかありませんわ!」

レオン「……オレは一番じゃないとイヤだ……ずっと我慢してきたんだ…………一番に見てもらえないと……イヤだ……」
ニア「い、いちばんっ!?


ニア「そ……そうか……リオンさん、ずっと研究所に閉じ込められてて我慢してきましたものね……人として軽んじられてきましたものね……今まで我慢してきたぶん爆発しちまってもおかしくねえですわ!!恋人になった途端に独占欲クソつよになってもおかしくねえですわ!!まったく私ったら鈍感!!すみませんリオンさん……不安にさせちまったみたいですわね……」
レオン「…………オレがいるんだから、今はオレのことだけ考えてほしい」

ニア「は、はい……でもジェムちゃん、やっぱり心配ですわ……はぁ……」
レオン「…………ジェムって名前出すの、今日だけ禁止」
ニア「えええええええ!!


レオン「……いいだろ……今日だけは、オレを見ていてほしい」
ニア「ううう……ジェムちゃんは心配ですが、不安がってるリオンさんを無下には出来ねえ!!わかりましたわー!!」


ニア「はぁ……なんかリオンさん、不安がってるからか今日は積極的ですわ!でもジェムちゃんも心配ですわ……リオンさんの言うように、そのうち帰ってきてくださると良いのですが……」


ニア「でも、今のリオンさんをこのままには出来ませんわ!!彼の不安を取り除く為にも……明日、これを渡しちまうか……!!」


レオン(……………そう、それでいい……オレだけを見て、オレを一番にして、オレだけを大事にしてほしい……)


不穏な空気ながらも、ニアの宝石学スキル10に上がりました。


クリスタルの木も連打の力により、壮麗……。
チートで願望クリアコマンドを打って……。


どん!
遂に願望タスクが最終ステージに達しました。
いよいよジュエルサバイバルも最終章です!!
うおー!!
盛り上がってるのワイだけ説。

ジェットのクリスタルもありますし、2500シムオリオンも貴重なクリスタル使えば達成簡単そうだし……イケるぜ。


その後はニアの空腹を回復して、1日が終わりました。

 


サバイバル生活 27日目



ジェム「ブルルル……」
リオン「…………………ぅ………」


リオン(…………あれ……ここ、どこ……?)


ジェム(キサマ、やっとおきたか!!)
リオン「……ジェム……?オレ、どうしたんだっけ…………なんか、頭痛いけど……」


リオン(……頭痛い……あっ……)

リオン(そうだ……オレ……誰かに、突き飛ばされて……)


リオン(落ちた先にある岩で頭をぶつけて……)


リオン「……思いきり頭ぶつけた筈だけど……血が出た様子もない……?オレよく助かったな……下手したら、死んでただろ……」
ジェム「ヒン!」
リオン「ん……?」


リオン「……ネックレス、見てるのか?もしかして、ニアさんがくれたジュエリーの力で助かった感じ……?」
ジェム「ブルルル!」
リオン「……そっか……確か、体力の減少を抑えるんだっけ……でも、これだけでなんとかなるのか……?」
ジェム(ええい、ドンクサイやつめ!ワタシのツノの力で、そのジュエリーとお前が持ってるヘマタイトにパワーを注ぎこんでやったのに!!ヘマタイトの力でキズが回復して、ナイトライトのクリスタルで生命力を強化して助けてやったのに!恩知らず!!)
リオン「……あれ……また、怒ってる……?」


ジェム(ああ、怒ってるとも!!隠しエリアに運ばれた虫の息のキサマを助けてやろうとコッソリついていったら、ワタシまで閉じ込められてしまった!!ニアサマがシンパイだ!!ニアサマ!!)
リオン(……強い怒りを感じる……)


リオン(……ん……でも、オレ……突き飛ばされたんだよな…………誰に、突き飛ばされたんだ……誰がここに運んできたんだ……?)

リオン(ニアさん……?でも、だって……ニアさんがオレを襲う理由がないし……あの人は、そんなことしない……だけどニアさんじゃないなら……他に誰がいる……?あの修行場にはオレとニアさんしかいない筈なのに……)

リオン「……まさか、とは思うけど…………オレとニアさん以外に……誰かいる……?」


ジェム(ああ、そうだ!!キサマと同じ顔したやつがいる!!ソイツがキサマをここに運んできた!!)コクコク
リオン「……誰かが……いる…………ソイツがオレを突き飛ばした……」


リオン「……っ、ニアさんが危ない……!急いで戻らないと……!!」


リオン「ここ、隠しエリアだよな……こっちの方に出入り口があった筈……」
ジェム「ブルル!」


リオン「……あれ……洞窟の入口が……岩で塞がれてる…………オレを突き飛ばしたやつの仕業か……?」


ジェム(だから閉じ込められてしまったと言ってるだろうが!出られないのだ!!ヤツがナニかしたんだ!!)
リオン「うわっ……こんな時に噛むなよ……!」

ジェム(ニアサマがシンパイなのに、キサマは頼りにならない……ムカムカ)
リオン「……ニアさんが心配でイライラする気持ちはわかるけど……今は喧嘩してる場合じゃないだろ……!」


リオン「……困った時は看板……何か、書いてあるかも……」


リオン「……何らかの手違いで出入り口が閉ざされてしまった場合の抜け道…………これだ……!」


【万が一、天候の影響による土砂崩れや雪で洞窟の出入り口が塞がれて出られなくなった場合はジャングルの奥地にある寺院を目指してください。寺院の最深部にはワープゾーンがあり、それに乗れば元のエリアに戻れます】


リオン(……なるほど、寺院か……一度は突破したんだ、もう一回突破するくらい……一人でも出来るはず……!)


リオン(いきなり人を突き飛ばすような奴なんだ……ニアさんにも何をするか わかったもんじゃない……!急がないと……!)


食料は野菜、寝床は茂み、衛生回復は2つしかない消臭クリームのみ。
リオンのたった1人(ジェムもいるけど)のジャングルサバイバルが始まる……!