![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240703/14/black-jack-1011/93/fd/j/o1080060715458845276.jpg?caw=800)
「…………ん?なんか、物音が……」
「あらレオンじゃないか、おはよう」
「!!」
「何言ってんだい、当たり前だろ?自分の息子がわからなくなる訳じゃないかい」
「…………は、はは……そうだよ、ね……」
「なにって、掃除だよ掃除!気づいたらこんなにホコリだらけ、ゴミだらけになってて汚いったらありゃしないよ!」
「うっ…………とにかく、掃除はオレがするから!母さんはベッドに戻って!体力落ちてるんだから……!」
「確かになんかちょっと動いただけで息切れしたわ……」
「はいはい……でも、ベッドにいると暇だねえ」
「本でも読む?心のあるがままの裏切り、好きだったよね」
「ああ、読む読む」
「心のあるがままの裏切りなら捨ててないよ」
「それはあるけど!…………ちょっと待って、“なら”ってどういう意味?」
「……!!」
「アルバム?愛の日の手紙?何のことかわからないよ、なんで怒ってるんだいレオン」
「いたいっ!!」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240703/14/black-jack-1011/db/9b/j/o1080060715458849797.jpg?caw=800)
「……うわああああぁぁ!!あー!!殺されるー!!殺されるあああぁ!!アンタ誰だ、レオンがこんな事するわけない!!誰かー!!助けてー!!殺される、殺される、殺される殺される殺される!!!出ていけ出ていけ出ていけ出ていけ!!」
「っ……」
サバイバル生活 8日目
ツリーハウス完成直後からスタート。
ニアは余裕ありますが社交ゲージが真っ赤。
これにホームシックが重なり、意気消沈が続いております。
でもニアの社交を満たすと代償にリオンとの友好度下がるんだよな。
まあ簡単に仲良くなる方法はありますがね……雲を眺めるという最強コマンドが……。
寂しいーですわー!!
求めるものまでバラバラやな君達。
回復矢印が2つになっています!
これで体力の回復が余裕になりました!
自給自足生活最高!
リオンが寝てる間、ニアは植物の収穫に行ってもらいます。
あー、悲しんでるから移動がおっせええぇ!!
ニア「久々に屋根のある場所で眠れますわ!!最&高ですわー!!」
今日はクリスタルを掘りに行って、シードシェイプをカットして埋めねば。
森と拠点を行き来するだけで岩がスポーンするなんてウマい話だぜ!
リオン「うるさ……そんな大声出す元気あるなら、まだ余裕だろ……」
ニア「これは空元気ですわー!!辛い時こそ涙を見せず、気丈に振る舞うのが良い女だとお祖父様から教わりましたわー!!」
リオン「……それ、アンタの爺さんの単なる好みだろ……」
ニア「あ、ありがとうございますわー!!血も涙もねえ冷酷無比なクソガキと思っておりましたが、案外良いヤツですわね!!」
リオン「あー……やっぱうるさい……隣で大声やめろ……」
魚を分けてもらってご機嫌なのかい?
でも君、リオンの顔嫌いって言ってたやん。
心境の変化か?
リオン「……ウゲーッて……アンタ、失礼すぎませんかねぇ……てか、そのクソ野郎ってなに……?誰……?そんなにオレに似てんの……?」
ニア「似てるどころかガチで瓜二つですわーコンチクショー。ドッペルゲンガーってやつじゃないだろうな!!」
ニア「………………クソ野郎はお祖父様を殺したヤツ……加害者と被害者遺族という関係ですわね」
リオン「……え……」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240703/14/black-jack-1011/f5/0e/j/o1080060715458845281.jpg?caw=800)
ニア「私のお祖父様は立派なクリスタルクラフターでしたの。小さなジュエリーショップを開いて、制作したジュエリーを皆様にお売りしていましたの。お店はいつも繁盛していて、お客様もお祖父様のジュエリーを身に着けてニコニコしていて……笑顔が絶えない、キラキラとした素敵なお店でしたわ。私もお祖父様のようなクラフターになりたいと思ったものです」
リオン「…………」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240703/14/black-jack-1011/2a/72/j/o1080060715458856971.jpg?caw=800)
ニア「お祖父様が亡くなって、主を失ったジュエリーショップは寂れていくのを見て……私、決意しましたの。私がお祖父様の後を継ぐと、お祖父様のように素敵なクラフターになって……またジュエリーショップに笑顔を取り戻すと。その為に今こうして修行しているのですわ!!」
リオン「……そう……」
ニア「似てるというか鏡写しのようにソックリですわ!初めて見た時、本人かと思いましたもの!名前も地味に似てましたし!!でもクソ野郎は豚箱にいるし、クソ野郎は中年で貴方はティーンだから年齢も違いますし、他人の空似と思いましたわ……」
リオン「……名前も似てんの?そのクソ野郎の名前って……なに……?」
リオン「…………っ!!」
ニア「……って、どうしましたの?顔が青褪めてますわよ?食あたりでもしましたの?」
ニア「は!?なんですの急に!!私、テメーとここに来る度にモメてる気がするからそのジンクスを打ち消したいんですけど!!ちょっとー!!止まらないとぶっ飛ばしますわよー!?」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240703/14/black-jack-1011/ba/18/j/o1080060715458860618.jpg?caw=800)
ニア「……あーあ、行っちまいましたわ……アイツ何なんですのマジで……でも顔色がスッゲー悪かったなぁ……疲れやすいとか言ってたし、ここに来てガッと疲れが溜まっちまったのでしょうか……ストレスも溜まってそうですし……この間ヒドイこと言った落とし前もつけたいですし、何か考えねーとな!ですわ」
サバイバル生活 9日目
ヘマタイトを手に入れました。
これでシードシェイプの宝石をカットしましょう!
そしたらニアと仲良くしたいという思いが。
昨日のニアの話を聞いて心境に変化が……?
リオン「……ぶつぶつ……」
ニア「はよーんですわ!!」
リオン「ぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつ」
ニア「おはようっつってんのが聴こえねえのかコラ!!耳糞でも詰まってんのかああぁ!!」
ニア「やはりストレス溜まってますのね!しかも顔色もまだ悪いですわ!!生産的なストレス発散は素晴らしいものですが、たまには体をゆっくり休めるのも必要だと私思いますの!!」
リオン「……嫌だね、あんな惨めな暇つぶししたくない。てか暇じゃないし……」
ニア「惨めって言うな!!あとストレス発散っつってんだろうが!!ですわ!」
リオン「うるさ…………断ったほうが面倒くさそうだし、わかったよ……でもちょっとだけだからな……」
ニア「それでいいんだよ……ですわ」
リオン(お……流石に雲を眺めてる時は静かだな……)
ニア「あっ!あの雲、テメーのリボンに似てますわね!!プリチーですわー!!」
リオン(……静かじゃなかった……)
ニア「はぁー!?私、あんなにふっくらしていませんわー!!目ぇ腐ってんのかぁ!!」
リオン「いや、あんなもんだって……鏡見てこいよ」
ニア「鏡ねーだろ、ここにはー!!ですわ!」
リオン「そうだった……」
ニア「あらまあ、それは人生損してましたわね!」
リオン「損はしてない…………空をゆっくり見る機会とか無かった……ずっと暗い所にいたから、外とか見えなくて……」
ニア「外見れないとか体にも心にも悪そうですわ!!」
やはり最強だ、このコマンドは。
その後、リオンはシードシェイプの宝石を完成させました。
彼も無事に願望第3ステージに進むのであった……。
早く壮麗になーれ!