ニュークレスト
キバ「うーん……」
ブレーキ「話すと短くなるんだが……黒魔術による呪いだ」
ヤテン「黒魔術……もしや、シムとヴァンパイアの共存を反対するものが本部を襲撃」
ブレーキ「いや、ノクスだ」
キバ「ノクスかよ!!」
ブレーキ「いたずらスキルが高ければ、ブードゥー人形で黒魔術や呪いをかけることが出来るからな……奴の嫌がらせをセイメイ・ボス・オムニくん……と、たまたま近くに立ち寄ったクロさんとピンキーズくんが受けてしまったわけだ」
ヤテン「クロさんとノーマンが不憫すぎるな……」
ヤテン「代わりに私達が5人の世話をすれば良いのですね。そういうことなら任せてください」
キバ「幼児の世話なんて滅多に出来るもんじゃねえし、俺様もやってやんよ」
ブレーキ「助かるよ……では頼んだよ、2人共」
プレイヤーの趣味回、幼児化リターンズ。
リターンズするまでが早すぎましたが、キルシュ達が幼児化したならヴァンパイア大学生組の幼児化も見たかったんです、はい。
あとプレイヤーがヤテンロス。
セイメイ・ドライブ・オムニはシムチューバーのデータでめっちゃ見かけるし、キバ様もたまにいるけどヤテンには全然出会えてないので……。
では、また ゆるゆる世話していきましょうかね。
ヤテンとキバも挙動が不安定になって とんちきな行動してかしたらどうしよう。
まあ、とりあえず……以下、今回の被害者の紹介。
特質は自立心旺盛。
特質はお茶目。
特質はわがまま。
特質は甘えんぼ。
特質は人懐こい。
以上の5人のお世話をしていきます!
キバ「いや、普通にシムの食いもんだぜ。コイツらの体はまだヴァンパイアに変化してないからな、お前もガキの頃にブラッドを飲んだり渇いたりした記憶はないだろ」
ヤテン「ああ、確かにそうだった」
ヤテン「ドライブさん、それはリモコンだ。玩具ではないので戻してください」
ドライブ「…………………」
キバ「なんかコイツ無口だな、いつもギャンギャンうるせえのに」
オムニ「でっけーうさぎ!おまえ、なにもんだ!」
セイメイ「にんぎょうのいえだ……おままごとしよう、ぼくはパパだぞ。かぞくをしあわせにするからな」
ヤテン「皆それぞれ自由に遊んでいるな、微笑ましい光景だ」
キバ「コイツらもガキの頃は可愛かったんだなー」
セイメイ「とうさん?すみません、ぼく、あなたをむすこにもった おぼえ、ありません」
ヤテン「………………」
キバ「泣くなよ」
ヤテン「泣いておらん」
何やってんだお前えぇ!!
ノーマン「えー、ボクおみずで あそぶの だいすきなのに。とっても、あーてぃすてぃっくじゃない」
キバ「あ、あーてぃすてぃっく……?」
ノーマン「おにーさんも いっしょにバシャバシャするの?おとなげないなぁ」
キバ「しねーよ!!」
ドライブ「ぅ……」
オムニ「んああ!なんだ、おまえ、オレより よわそうだな!よし、しゃてい にしてやる!」
ドライブ「?」
オムニ「これからは、オムニのアニキってよぶんだぞ!」
ドライブ「………………」
オムニ「なんか いえよ!!」
あら、ハグしあって可愛い。
でも調子に乗ってると、戻った時に記憶があったらドライブさんにどつかれるね。
キバ「ほらよノーマン、プールだ!遊べ遊べ!」
ノーマン「えぇー、しらないひとにハダカみせるなんて……おムコにいけなくなるよぉ!」
キバ「お前、昔から おませなんだな……」
幼児のサングラス率の高さは異常……!
ノーマン「つまんない こども じだい、だったんだね」
キバ「うるせー!!今が楽しいから良いんだよ!!」
セイメイ(あおい おにいさん、こまってる……ぼくも、てつだわないと……)
自律でヤテンを見るセイメイ。
流石セコムパパ、幼児になっても愛息子が気がかりだぜ!
なんか幼児オムニくん、クソガキ感というか悪ガキ感が凄いな。
ガキ大将みたいなオーラがあります。
ドライブ「うぅ……」
オムニ「うーうーって うなってばかりじゃ、なに いいたいのかわかんねーよ!」
幼児と一緒だとお兄さん感がありますな。
オムニくん、ドライブさんに噛みついた!!
お前後で記憶あったらマジでぶっ飛ばされるぞ。
オムニ「おまえにヴァンパイアのかみつき、おしえてやる!」
ドライブ「ぅ…………」
オムニ「なんだよぉ、イタイならイタイっていえよー!オレ、アニキだぞ!アニキとクチをききたくないのかー!」
ドライブ「…………くちをひらく、くうき、よごれる」
オムニ「んあ!?こえがカッスカスでわからん!」
オムニ「なんだソレ!ヘンなの!」
こんな子供の頃からセコムの才能があっただなんて……。
ヤテン「ふふ、ありがとう。父さんは昔から父さんだな」
セイメイ「あなたの とうさんになったおぼえはないです」
ヤテン「歩み寄ってきたと思ったら急に刺してきてバックステップで距離を取るのをやめてくれぬか」
セイメイ「すべりだい で あそべば、よろこんでくれるんですね……わかりました」
ヤテン「いや、気が乗らないのなら無理に滑らずとも……」
セイメイさんの冷めきった表情何?
王子なんてガハハ顔していたのに……。
ヤテン「う、嬉しいか否かで問われたら……別に嬉しくは……」
セイメイ「そうですか……しゅん」
ヤテン「ううむ……」
クロ「それでキバおにいしゃまがよろこぶなら……クロ、がんばりましゅ」
キバ「あれー!?」
クロ「ううん、クロ、すべりましゅ……でも、キバおにいしゃまが、キャッチしてくれたほうが、やるき みなぎるなぁ……」
キバ「おう……?」
キバ「んん?お前だけ記憶があったりする……?」
クロ「きおくって なぁにぃ?クロわかんな〜い」
キバ「んんんん?」
顔は冷めきっているが行動は熱いな。
顔は冷めきっているが。
あとオムニのガキ大将感がやっぱり凄い。
オムニ「よくわかんないけど、オマエがしゃべらないのはわかった!しゃべらないなら しかたないな!オレはアニキだからゆるしてやる!」
ドライブ「ん…………」
キバ「あー、わかったわかった!今メシを食わせてやるからな!」
レガシーだと面倒くさいからベビーチェア使わないんですが、使って食べさせると絵面が可愛いんですよね。
そう、幼児は可愛い……可愛いのだが……挙動がゴミカスだからヘイトが向かっちまうんだ……。
キバ「俺様も世話大変だったけどな」
ヤテン「気にしなくて良い、父さん。それに幼児の世話というのも悪くはなかったぞ」
セイメイ「うううぅ!」
セイメイ「ボスに殴られて吹き飛ばされて壁に穴が開いたが、いやぁドライブさん可愛かったなぁとヘラヘラしているので大丈夫だろう」
ヤテン「それは大丈夫のうちに入るのかね……?」
ヤテン「あ、ありがとう……」
キバ「そういや、ヤテンって幼児の頃はどんなんだったんだ?」
セイメイ「おお!聞きたいのか!」
キバ「あ……長くなりそうだからやめとくわ……」
セイメイ「そんなに聞きたいなら仕方ないな!!写真も1万枚近くあるからな、しっかり見せてやろう!!」
キバ「やば……」
キバ「情報量が無駄に多くて逆にわかんねえ」
ヤテン「……悪いが、遠慮させてもらう……」
キバ「そりゃそうだ」
ヤテン「そ、それよりキバ!お前は幼児の頃、どのような子だったのだ!?」
キバ「俺様?」
キバ「俺様は……まあ、普通よ。そんなに特に語ることも思い出もねえなあ。親からもそんなに相手にされてないし……ヴァンパイアは自分の子に対する愛情って微妙に薄かったりするし……勿論愛情深い奴は愛情深いけどな!」
ヤテン「そうなのか……」
セイメイ「………………」
ヤテン「ふふ……そうか」
セイメイ「確かにお前は毎日泊まりに来ているな……」
キバ「言っただろ?ちょくちょく泊まりに来てやるからなって。だから早く棺桶を置いてくれよ」
セイメイ「そんなスペースはない!」
キバ「作れ!!」
セイメイ「断る!!」
ヤテン「やれやれ……」