ニュークレスト



ヤテン「ブレーキさんから連絡が来るなど珍しいと思っていたが……」
キバ「うーん……」


キバ「すげえな、コレ!!幼児を見るの何十年ぶりだろ!」


ヤテン「ええい、ワクワクしている場合かキバ!ブレーキさん、これは一体どういうことなのですか?何が起きたんです」
ブレーキ「話すと短くなるんだが……黒魔術による呪いだ」

ヤテン「黒魔術……もしや、シムとヴァンパイアの共存を反対するものが本部を襲撃」
ブレーキ「いや、ノクスだ」
キバ「ノクスかよ!!


キバ「てか、なんでノクスが!?アイツはもうヴァンパイアじゃない筈だろ」
ブレーキ「いたずらスキルが高ければ、ブードゥー人形で黒魔術や呪いをかけることが出来るからな……奴の嫌がらせをセイメイ・ボス・オムニくん……と、たまたま近くに立ち寄ったクロさんとピンキーズくんが受けてしまったわけだ」
ヤテン「クロさんとノーマンが不憫すぎるな……」


ブレーキ「まあ、心身共に幼児となっているが……幸いにも時間経過で元に戻るようだ。しかし私はボスがいない間 代わりに指揮を取らねばならない……だから……」

ヤテン「代わりに私達が5人の世話をすれば良いのですね。そういうことなら任せてください」
キバ「幼児の世話なんて滅多に出来るもんじゃねえし、俺様もやってやんよ」

ブレーキ「助かるよ……では頼んだよ、2人共」


趣味だ!!
プレイヤーの趣味回、幼児化リターンズ。
リターンズするまでが早すぎましたが、キルシュ達が幼児化したならヴァンパイア大学生組の幼児化も見たかったんです、はい。

あとプレイヤーがヤテンロス
セイメイ・ドライブ・オムニはシムチューバーのデータでめっちゃ見かけるし、キバ様もたまにいるけどヤテンには全然出会えてないので……。

では、また ゆるゆる世話していきましょうかね。
ヤテンとキバも挙動が不安定になって とんちきな行動してかしたらどうしよう。


まあ、とりあえず……以下、今回の被害者の紹介。
セコムパパ、セイメイ
特質は自立心旺盛


ウチのブログの可愛い男子代表、ノーマン
特質はお茶目


キバしゃま大好きヤンデレヴァンパイア、クロ
特質はわがまま


初登場時のクールさが消え去ったボス、ドライブ
特質は甘えんぼ


出落ちのモブからメインキャラへの大出世を遂げたオムニ
特質は人懐こい

以上の5人のお世話をしていきます!


ヤテン「ところで、ヴァンパイアの幼児の食事はやはりブラッドなのか?」
キバ「いや、普通にシムの食いもんだぜ。コイツらの体はまだヴァンパイアに変化してないからな、お前もガキの頃にブラッドを飲んだり渇いたりした記憶はないだろ」
ヤテン「ああ、確かにそうだった」


ドライブ「???」
ヤテン「ドライブさん、それはリモコンだ。玩具ではないので戻してください」
ドライブ「…………………」

キバ「なんかコイツ無口だな、いつもギャンギャンうるせえのに」


クロ「ぬいぐるみ!ぬいぐるみ!」
オムニ「でっけーうさぎ!おまえ、なにもんだ!」
セイメイ「にんぎょうのいえだ……おままごとしよう、ぼくはパパだぞ。かぞくをしあわせにするからな」

ヤテン「皆それぞれ自由に遊んでいるな、微笑ましい光景だ」
キバ「コイツらもガキの頃は可愛かったんだなー」


ヤテン「どれ、私も父さんの人形遊びに加わろうか」
セイメイ「とうさん?すみません、ぼく、あなたをむすこにもった おぼえ、ありません」
ヤテン「………………」

キバ「泣くなよ」
ヤテン「泣いておらん」


キバ「んん?そういやノーマンがいねえな、アイツどこ行った?」


トイレでバシャバシャして遊んでました。
何やってんだお前えぇ!!


キバ「うわ!何やってんだ、ばっちいだろうがやめろ!」
ノーマン「えー、ボクおみずで あそぶの だいすきなのに。とっても、あーてぃすてぃっくじゃない」
キバ「あ、あーてぃすてぃっく……?」


キバ「よし、わかった。水遊びが好きなら俺様が付き合ってやる」
ノーマン「おにーさんも いっしょにバシャバシャするの?おとなげないなぁ」
キバ「しねーよ!!


一方その頃、ドライブはオムニの所に行っていた。

ドライブ「ぅ……」
オムニ「んああ!なんだ、おまえ、オレより よわそうだな!よし、しゃてい にしてやる!」

ドライブ「?」
オムニ「これからは、オムニのアニキってよぶんだぞ!」

ドライブ「………………」
オムニ「なんか いえよ!!


オムニ「ふへへー、オレにも こぶんができたー!」

あら、ハグしあって可愛い。
でも調子に乗ってると、戻った時に記憶があったらドライブさんにどつかれるね。


一方キバ様。

キバ「ほらよノーマン、プールだ!遊べ遊べ!」
ノーマン「えぇー、しらないひとにハダカみせるなんて……おムコにいけなくなるよぉ!」
キバ「お前、昔から おませなんだな……」


そして水着がパリピの極みだった。
幼児のサングラス率の高さは異常……!


キバ「しかし、シムの街だと幼児の玩具いっぱいあって いいなー。俺様がガキの頃はマジで人形くらいしか無かったわ」
ノーマン「つまんない こども じだい、だったんだね」
キバ「うるせー!!今が楽しいから良いんだよ!!」


ヤテン「はぁ……クロさんは散らかすのが好きなようだな」
セイメイ(あおい おにいさん、こまってる……ぼくも、てつだわないと……)

自律でヤテンを見るセイメイ。
流石セコムパパ、幼児になっても愛息子が気がかりだぜ!


そしてオムニはドライブに面白い顔
なんか幼児オムニくん、クソガキ感というか悪ガキ感が凄いな。
ガキ大将みたいなオーラがあります。


オムニ「おまえ、しんきくさいカオしてるな!ちょっとは わらえよー!」
ドライブ「うぅ……」
オムニ「うーうーって うなってばかりじゃ、なに いいたいのかわかんねーよ!」


一緒に遊んであげてるキバ様可愛いな。
幼児と一緒だとお兄さん感がありますな。


そしてセイメイさんは、使った玩具をちゃんと片付ける良い子さんだ!!


ああっと!
オムニくん、ドライブさんに噛みついた!!
お前後で記憶あったらマジでぶっ飛ばされるぞ。

オムニ「おまえにヴァンパイアのかみつき、おしえてやる!」
ドライブ「ぅ…………」


ドライブ「………………」
オムニ「なんだよぉ、イタイならイタイっていえよー!オレ、アニキだぞ!アニキとクチをききたくないのかー!」

ドライブ「…………くちをひらく、くうき、よごれる
オムニ「んあ!?こえがカッスカスでわからん!」


ドライブ「……ごしゅじんさま、いった、ぼくしゃべると、くうき、よごれる、きたない、うるさい。だから、しゃべるの、ダメ
オムニ「なんだソレ!ヘンなの!」


一方、セイメイはヤテンにずっとくっついています。
こんな子供の頃からセコムの才能があっただなんて……。


セイメイ「あおいおにいさん、さち うすそう。ぼくが まもってあげる」
ヤテン「ふふ、ありがとう。父さんは昔から父さんだな」

セイメイ「あなたの とうさんになったおぼえはないです」
ヤテン「歩み寄ってきたと思ったら急に刺してきてバックステップで距離を取るのをやめてくれぬか」


ヤテン「ほら、父さ……セイメイくん。滑り台があるぞ、遊ぶと良い」
セイメイ「すべりだい で あそべば、よろこんでくれるんですね……わかりました」
ヤテン「いや、気が乗らないのなら無理に滑らずとも……」

セイメイさんの冷めきった表情何?
王子なんてガハハ顔していたのに……。


幸せムードなのにこんな渋い顔することあるか!?


セイメイ「すべりましたよ。おにいさん、うれしい?」
ヤテン「う、嬉しいか否かで問われたら……別に嬉しくは……」
セイメイ「そうですか……しゅん


キバ「ヤテン!お前の子育ては固いんだよ!!俺様みたいに子供と同じ目線になるんだ、ほーらクロ滑り台だぜ!!」
ヤテン「ううむ……」


キバ「ほら、クロ!シューッと滑るんだぜ、シューッと!!」
クロ「それでキバおにいしゃまがよろこぶなら……クロ、がんばりましゅ」
キバ「あれー!?


キバ「ク、クロ。嫌なら別にいいんだぜ?」
クロ「ううん、クロ、すべりましゅ……でも、キバおにいしゃまが、キャッチしてくれたほうが、やるき みなぎるなぁ……」
キバ「おう……?」


クロ「ふへへ……やくとく、やくとく……」


クロ「クロをうけとめてくれたぁ、ふへへ〜」
キバ「んん?お前だけ記憶があったりする……?」

クロ「きおくって なぁにぃ?クロわかんな〜い」
キバ「んんんん?」


クロ(ふへへへ、クロのキバしゃまへのおもいは、かんたんにわすれるもんじゃないんだよおおぉ)


そしてセイメイさんはヤテンに愛情深いハグをするのだった。
顔は冷めきっているが行動は熱いな。
顔は冷めきっているが。


こっちはこっちでずっと3人で固まっててグループ出来てますねぇ!!
あとオムニのガキ大将感がやっぱり凄い。


ヤテン(おお、プールがあるな。懐かしい……私も昔はこうやって父さんに入れてもらっていたものだ……)


プールに入れてあげるだけで子育てスキルが上がる……なんて簡単なんだ!


あと、幼児も入れてあげてる大人も可愛いというオマケつきです。


そしてお前ら、いつもくっついてるな!!

オムニ「よくわかんないけど、オマエがしゃべらないのはわかった!しゃべらないなら しかたないな!オレはアニキだからゆるしてやる!」
ドライブ「…………」


オムニ「おーい、にーちゃんたち!オレたち、おなかペコペコだぞぉ!」
キバ「あー、わかったわかった!今メシを食わせてやるからな!」


もぐもぐタイム!!
レガシーだと面倒くさいからベビーチェア使わないんですが、使って食べさせると絵面が可愛いんですよね。

そう、幼児は可愛い……可愛いのだが……挙動がゴミカスだからヘイトが向かっちまうんだ……。


その後は全員体力が赤くなり、眠りにつくのだった……。

 


 翌日



セイメイ「ほんっとうに!!すまなかった、ヤテン!!お前に面倒をかけてしまうだなんて!!」

キバ「俺様も世話大変だったけどな」
ヤテン「気にしなくて良い、父さん。それに幼児の世話というのも悪くはなかったぞ」

セイメイ「うううぅ!


キバ「ところで……あの後オムニ大丈夫だったのかよ?」
セイメイ「ボスに殴られて吹き飛ばされて壁に穴が開いたが、いやぁドライブさん可愛かったなぁとヘラヘラしているので大丈夫だろう」
ヤテン「それは大丈夫のうちに入るのかね……?」


セイメイ「しかし幼児化かぁ……万が一ヤテンが幼児になった時は、父さんがしっかりお世話をするから大丈夫だぞ!」
ヤテン「あ、ありがとう……」

キバ「そういや、ヤテンって幼児の頃はどんなんだったんだ?」
セイメイ「おお!聞きたいのか!

キバ「あ……長くなりそうだからやめとくわ……」
セイメイ「そんなに聞きたいなら仕方ないな!!写真も1万枚近くあるからな、しっかり見せてやろう!!」
キバ「やば……」




セイメイ「幼児の頃のヤテンはなぁ、それはもう可愛くて可愛くて可愛くて頭が良くて可愛くて大人しくて可愛くて聞き分けが良くて可愛くていつも甘えてきて可愛くて最高だったんだぞ」
キバ「情報量が無駄に多くて逆にわかんねえ」


セイメイ「常にパパ、パパとくっついて抱きついてきていて……ああ懐かしい。くうっ、ヤテン!今でも父さんにくっついたり抱きついたりしてきても良いんだぞ!父さんはいつでもウェルカムだ!
ヤテン「……悪いが、遠慮させてもらう……」
キバ「そりゃそうだ」




セイメイ「ふぅ……ええと、次は小学生のヤテンの話を……」
ヤテン「そ、それよりキバ!お前は幼児の頃、どのような子だったのだ!?」
キバ「俺様?」




キバ「俺様は……まあ、普通よ。そんなに特に語ることも思い出もねえなあ。親からもそんなに相手にされてないし……ヴァンパイアは自分の子に対する愛情って微妙に薄かったりするし……勿論愛情深い奴は愛情深いけどな!」
ヤテン「そうなのか……」


キバ「とはいえ、ウチは冷めきってる一家だったし……家族との思い出は無いに等しいな」
セイメイ「………………」




キバ「まあ、でも!過去は過去!家族との思い出が無くてもダチとの思い出は盛り沢山よ!!今はお前らと一緒に暮らしてるようなもんだし!」
ヤテン「ふふ……そうか」

セイメイ「確かにお前は毎日泊まりに来ているな……」
キバ「言っただろ?ちょくちょく泊まりに来てやるからなって。だから早く棺桶を置いてくれよ」

セイメイ「そんなスペースはない!
キバ「作れ!!
セイメイ「断る!!

ヤテン「やれやれ……」