アインス主演大作映画の撮影が始まる成り上がり、やっていきます。

土曜日 午前9時


今までとは格が違う、ゴージャスなステージ!


アインス(ワシはやるぞ、ワシはやるぞ、ワシはやるぞ!!)


さて、恒例のタスクですが……アインスはセレブの特典である名の売れた存在を持っています。
名の売れた存在は撮影用のメイクやヘアセット、衣装を自分の好きに出来るという効果があります。

そのせいかタスクにヘアセットなどの項目が無く、いきなり監督に準備完了を伝えることが出来ます。
でも折角だから撮影用のメイク、衣装に着替えたいね!


とか言ってたら とんでもない衣装に着替えてしまった。
でもヒーローものだしな……こんなもんか……。


アインス「オープンアップ!今日は宜しくお願いするのじゃよ」
監督「宜しくね、アインスさん!今 注目度No.1の貴方が主演なんだから、この映画も大ヒット間違い無し……期待を裏切らない素晴らしい演技をお願いね」
アインス「ワシにお任せあれ!」


さーて、やるぞ!
ちなみに今回撮影するキャプテンΣのあらすじはこの通り。
スタンダードなヒーローものですね!


では、まずは大胆に汚い言葉を叫びましょう。


だいぶ にこやかだけど大丈夫??
汚い言葉叫べる?


アインス「天が呼ぶ宙が呼ぶ星が呼ぶ!!闇が光を汚す時、私は必ず現れる!キャプテン・シグマ参上!!私が悪党どもの✕✕✕を引き千切って✕✕✕から✕✕✕✕にしてやろうではないか!!」 


次は乱闘シーン

アインス「貴様が光を汚す悪党か!!このキャプテン・シグマが貴様の✕✕✕を潰してやろうではないか!!」

監督「アインスさーん、ピー音を入れるの面倒くさいからもう汚い言葉無しでお願いしまーす」
アインス「わかったぞい!!」


次はキスシーン

アインス「私にとっての光は……君だったのか。こんなすぐ近くにあったなんて」
男性「何を言ってるんだキャプテン・シグマ!?私はただのオペレーター!私の代わりなどいくらでもいる、私ごときが光など烏滸がましい!」

アインス「君の代わりなどいるものか!!もう抑えられない!」
男性「抑えたまえ!!」


次は剣劇シーン
なんやこのゲーミングビームサーベル!!
ゴジータのソウルパニッシャーみたいな色してる。


男性「くっ、なんだこの一撃の重さは!」
アインス「私にも唯一無二の特別な光が見つかったのだ……貴様のような闇に呑まれてたまるか!!闇を切り裂いて正義を示す!それがキャプテン・シグマ!!


この剣劇シーン、キルシュやヤテンとかでも撮りたいけど役者じゃないと見れないんですかね?


そして大胆にシム・レイを撃ち……


最後には光と飲み交わすのであった……。

アインス「私は闇に打ち勝つことが出来た……光よ、君のお陰だ」
光「僕は光という名前ではないのだが」
アインス「そうか……では、真の名は何なのだ?」

光「……我が名はダーク・ブラックホール・シャドウ……闇より出でしもの」
アインス「えっ!?


てなわけで撮影完了!
アワードは! アワード候補にはなれましたか!?


ナレナカッタヨ!!
ああああ誰か助けてええええグダるうううぅ。


アインス(なんじゃろう……撮影は上手くいったし、沢山褒められたんじゃが……自分の演技に納得いかん……それにアワードの候補に選ばれなかったということは、お偉いさんの目に止まる演技ではなかったということ……ワシ、どうすれば……実はワシ、俳優が性に合っておらんとか……いやそんな訳ない!次じゃ、次の撮影に全てを!)


次はラストタウン・イン・ウェストだ!
頑張れ!頑張れ!次こそは!!

デュオ「アインスさん、おかえりー。撮影どうだった?」
アインス「上手くいったぞい……」

デュオ「おお、良かったじゃん!アインスさんも もうスーパースターだしね。これからはバンバン映画出まくりだよね!」
アインス「う、うむ……」


アインス(そうじゃ……ワシはスーパースター……ガンガン映画に出まくって、そしてアワードを受賞するのじゃ……!アワードを受賞しなければ歴史に名を残すような俳優になれぬ、映画も作れぬ!)


デュオ「アインスさーん、今日のシムスタ投稿したー?」
アインス「ふんぬ!ぬー!ぬー!!
デュオ(めちゃくちゃ演技に打ち込んでいる……てか何か思い詰めてるというか、肩に力が入りすぎというか……あんま良くないゾーン入っちゃってる気がするな)


デュオ「アインスさん、久々にカラオケバー行こうよ」
アインス「しかし……ワシはそんな余裕はないのじゃ。もっと演技力を磨かねば」

デュオ「根を詰めすぎると却って効率悪いんだって。たまには息抜き必要!!」
アインス「わ、わかったぞい」

 


 サンマイシューノ カラオケバー



PQR「あらー、デュオくんがいるわー」
サイア(あっ……アインスさんのお友達のシムチューバーさん……)

デュオ(美人2人から注目されてる気がする!!)

カラオケバーに行く度にラパンに視線を掻っ攫われていましたが、今はデュオくんが一番!
有名になったもんだ!


折角だから願望の為に声援集めましょうね〜。


そして来たなラパン。
会える気はしてました。
絶対カラオケバーに来るもん、この人。


ラパン「こんな店の前で声援集めるなんて……目立ちたがりが過ぎるよ。厚顔無恥だね」
デュオ「いやいや、君も店の中でよくやってるよね?」

ラパン「オレは皆の声援に応えてるだけ。君みたいに目立ちたくてやってるわけじゃない」
デュオ「おおぅ……」


パパラッチ「お!今 落ち目のストフラメンバーのラパンと、ノリに乗ってる元・ストフラメンバーのデュオがバチバチに睨み合ってるう!」
デュオ「うわぁ」


ラパン「……元・仲間が落ち目と聞いて嬉しそうだね」
デュオ「は?別に……嬉しくも何ともないけど」

ラパン「いいや、顔に書いてあるよ。ざまあみろってね……」
デュオ「顔に書いてあるって言うんなら、それは君の思い込みが見せる幻覚だね。僕はストフラが落ち目だろうが絶頂期だろうが何も思わないよ。抜かれたら また抜き返せば良いだけだし」

ラパン「何も思わないんだね。昔の仲間が叩かれてるのに、胸を痛めたりもしないと」
デュオ(めんどくさっ!!何言えば正解なワケ!?)


ラパン「君は冷たいし、中身がないよ。君はアシャラ達に救われたのに、勝ち負けに拘ってばかりで不当に叩かれてる彼らに手を差し伸べもしない。昔拾ってもらった恩があるのに、あまりにも冷たいじゃないか」
デュオ「はぁ……」

ラパン「それに君は自分が注目されたくてシムチューバーをやってるだけじゃないか。皆を楽しませるっていう気持ちがない。目立ちたいとかいう承認欲求でやってるなんて不純だ!」
デュオ「……じゃあ、君は違うわけ?注目されたいとか、そういう気持ちでインフルエンサーやってるわけじゃないの?」
ラパン「オレは違う!オレはただ、自分の“楽しい”や“好き”を発信したいだけだし、皆に楽しんでほしいだけだよ」


デュオ「いいじゃん!立派立派!良いと思うよ!」
ラパン「そうだろう、君とは違うんだ」

デュオ「そうだね、違うね。でも、だから何だって言うのかな?僕は確かに承認欲求がシムチューバーを始めた切欠だし、生涯の願望も人気者になること!けど、それっていけない事なのかな?夢を持ったり、目標に向かって突き進めるのはキミのように美しい心がけや大層な信念を持ってる奴だけってわけじゃない。胸に抱える思いはシムそれぞれ。その思いを不純だって嘲笑って見下すキミの考えは不純ではないのかな?」

ラパン「……わかりあえないな」
デュオ「うん、わかりあえないね!」


アインス(……胸に抱える思いか)


アインス(ワシは最初、どんな思いを持ってシグザムを飛び出してこの星に来たんじゃっけな……今はなんだか……アワードだとか、お偉いさんの目に止まるような映画だとか、歴史に名を残す俳優だとか……そんな思いばかり胸にある気がするぞい……)


デュオ「ふぅ、ラパンに言い返せてスッキリ……ってア、アインスさん!?何で僕のコーディネートを真似してるの!?」
アインス「ワシもデュオくんのような格好をすれば、何かひらめきが来るかもと……」
デュオ「えっと……僕は服を着替えてひらめきが来てるわけじゃないから……意味、ないよ……」


パパラッチ「ん、貴方アインスさん!!クランプルボトムの子供達に出演していた頃からのファンです!」
アインス「あ、ありがとうなのじゃ」


パパラッチ「サ、サインください」
アインス「良いぞ!
GHI「おー、パパラッチにも太っ腹じゃん!!」

パパラッチ「アインスさんは器が広いんですうぅ」
アインス(思いが強いのう)


パパラッチ「ちなみに刑事ロウが今までの人生の中で一番ぶっ刺さりましてね……DVDも買いましたよ」
アインス「ほう、刑事ロウか……確かワシの初主演ドラマじゃな」

パパラッチ「初主演とは思えない演技でしたよ!あの時の貴方はアインスではなく、まさに刑事ロウでした!ロウの信念、孤独、強さ……ひしひしと感じました。最後に彼が定年退職するシーンなんてもう、泣きました……」
アインス「そんなにかえ……」


アインス(なんだか昔のワシを見ているようじゃ、ワシも映画を見て感動して、感銘を受けて、それで…………そうじゃ。ワシもこんな素晴らしい映画に出たい、作りたい、自分が受けた感動を他のシム達にも与えたいという思いを抱いて来たのじゃった……!!今のワシはアワード、アワード、アワードという考えばかり!感動を与えるのではなく、お偉いさんの目に止まる演技ばかり!ワシ、初心に帰らねばならん!!)


アインス「デュオくん!
デュオ「あれ、アインスさん……なんか顔つき変わった?」

アインス「ワシ、初心に帰るのじゃ。原点回帰するのじゃよ」
デュオ「う……うん?」


アインス「ワシはのう……観た人を感動させる映画を作れる俳優になりたいという気持ちでこの星に来たのじゃ。じゃが今のワシはアワード候補に選ばれることばかり考えていて、感動させたいとか、そんな思いが欠けておったのじゃ。ワシは評価ばかりを考えて、自分らしい演技を忘れていた!ワシは猛省したのじゃよ、気持ちを入れ替えて頑張るぞい」
デュオ「まあ、なんか掴めたんだったら良かったよ。その感動させたいって思いがアインスさんの夢への原動力なら、それをもう忘れないようにしないとね」
アインス「うむ!


デュオ(アインスさん、1人で悩んで1人で立ち直る自己完結メンタルの持ち主だなぁ……アシャラとエンネアは悩むと深みにハマるタイプだったから、なんか新鮮だよ……)


そして声援を集めつつ、サンマイシューノの夜はふけていくのだった……。


こんなにシムがいるのに声援カウント1!?
キッツ!!


そしてこれはGHIオトンとドライブさんが並んだのが嬉しくてスクショした図。
どちらもヴァンパイアだからお揃い、嬉しい。





ラルド「やっぱりここにいたか……おーいデュオ!」
デュオ「ラルドさん……どうしたの?」


ラルド「さっきネットニュースで見たんだが……これ、アンタの昔の仲間なんだろ?大変なことになってるんじゃないか?」
デュオ「昔の仲間……」


【ストレートフラッシュの大スキャンダル!!】

【皆大好きエンネアちゃん、なんと男だった!!】

【エンネアちゃんもといエイトは性別を偽り、視聴者からスパチャを貰っていた】

【さらに騙しているにも関わらず裏では視聴者をバカにするような発言が……】


デュオ「こ、これは……」
ラルド「……こういうのって、所謂アレなんだろ?」
デュオ「うん……」


デュオ「大炎上ってやつだ……!!」


アインス「大炎上とは何じゃ?オヌシ、わかるかえ?」
オムニ「んえぇ!?も、勿論わかるしぃ〜。えっと、区画が火事になることだろ!デカい区画が火事になったらきっと大炎上なんだ!」
アインス「なるほどのう!」

ドライブ「デタラメを教えるな馬鹿者」