いざ、コモレビ山へ修学旅行の
牧場生活やっていきます。
牧場出てこないから青春生活の方が合ってるか。
キルシュ「で、でも俺は表向きは修学旅行じゃないし……お前らと同じ席に座って大丈夫か……?」
ディラン「貸し切りって訳じゃないんだから大丈夫さ!お前は何も心配せずに楽しめばいいんだよ!」
キルシュ「……わかった」
キルシュ「イジりがい……」
アレックス「そうとも!修学旅行で一番退屈なのは目的地に着くまでの移動!!キルシュみたいにイジりがいがある奴がいないと暇を持て余してしまう!ぴぃーゆぅー!」
キルシュ「お前、俺をなんだと思ってんだ……」
アレックス「勿論、フレンズと思ってるさ!」
キルシュ「そ……そうか」
ガーランド「ひえっ……貴方が王様となったらとんでもない命令をくだされる気しかしないので……却下します……」
アレックス「えー。じゃあ他に何をするって言うのさ〜、ぴゅ〜」
アレックス「なるほど!じゃあ、やろう!」
キルシュ「ルールどうすんだ?」
ガーランド「定番のオールドメイドで良いのでは?シンプルな方が変に揉めることも無さそうですから」
ディラン「確かにな!ちなみにオールドメイドはコモレビ山だとババ抜きって言うらしいぞ!」
ガーランド「ドヤ顔で言わずとも存じてます」
ディラン「あっ、はい」
カシュー「エリっち、被害妄想が過ぎるよぉ」
インソレンス「そうだぜエリザベス!むしろオレがエリザベスに婿入りするから大丈夫だぜ!」
エリザベス「アンタは黙ってなさいよ!!」
ガーランド「まあ、人というのは些細なことで争いを繰り返す生き物ですからなぁ」
ガーランド「アンタ、すげー顔になってますよ」
アレックス「いいねいいね、キルシュとガーランド……いじられ組の天下分け目の大決戦!!負けた方には罰ゲームを考えとかないとね〜ぴゅぴゅ〜」
ガーランド「キルシュさん、私は敗北という言葉が嫌いです。申し訳ありませんが勝たせていただきますよ」
キルシュ「俺も罰ゲームは受けたくないから、悪いが負けたくねえ」
アレックス「ぴゅおー!バッチバチだねー!!」
ガーランドくん、見たことない表情している。
ガーランド「……この俺が……負けた挙げ句に、アレックスのクソ野郎に煽られて……こんな屈辱……」
ディラン「ガーランド、素が出てるぞ」
キルシュ「微妙に潔くないな」
アレックス「うーん、そうだなぁ……じゃあ、理想の恋人像について語ってよ!!大声で!」
ディラン「小っ恥ずかしいの来たな……」
アレックス「もっとクソデカボイス・プリーズ!!」
ガーランド「ぐっ……清楚系がまず好みであります!!」
アレックス「OK!!」
ガーランド「特質ですか……知性的な方が好きですから、本の虫など好ましいです」
アレックス「おっほー!!」
ガーランド「そうなりますね。芯は強いのに、何故だか運が悪かったり引っ込み思案だったり……そういった方は何だか放っておけなくなります……自分で言うのもなんですが、私は結構世話焼きですから……傍らで支えるのがピッタリなのかもしれませんな」
ディラン「ほぅ……いいよなぁ、一途……オレも一途に愛されたい……」
ガーランド「えっ?これ診断でしたっけ?」
キルシュ「いつからそんな話になったんだ……?」
アレックス「ズヴァリ!!君はヤンデレ嫉妬深いシムに好かれるでしょお!」
ガーランド「はい?」
アレックス「なんかこう、君からはヤンデレホイホイの香りがするんだ!相手からとてつもなく重たい愛を向けられる気がするよ!侮辱や意地悪とかされたり、友達と話してるだけで嫉妬されたり……でも君はそんな酷い扱いをされても許してしまう!無駄に器が広いから!!」
ガーランド「無駄に器が広いって……貴方、私を買い被りすぎですよ!私は悪人ですからね!?」
アレックス「でも侮辱とかしないし、逆にアレクシスから意地悪されてるファッション悪人じゃん」
ガーランド「うぐっ」
アレックス「君は尻に敷かれるタイプなのさ……諦めなよ、ぴゅ~」
コモレビ山 ユキマツエリア
エリザベス「はぁー?こんな雪だらけのエリアで何を楽しめってのよ」
バーバラ「まったくアンタは文句が多いね!」
エリザベス「アイツはガキっぽいだけでしょ」
アレックス「やっぱりコモレビ山といえばロッククライミングだよね!てなわけで行こう!」
ディラン「おいおい、いきなりハードすぎないか?」
インソレンス「なんでいきなり崖登りさせられんだよ!」
キルシュ「ロッククライミング……テレビでよくCMされてるやつか?Fitness Stuff Packとかいう……」
キルシュ「はぁ、戦い」
アレックス「あそこにいる巷で噂のパニヤさんを見てみなよ!苦しそうだろ!ロッククライミングは戦いなんだよ!遊びじゃないんだよ!!でもこの苦しみと壁を乗り越えた先に何かがある筈さ……まさにこれはアドベンチャー!!」
エリザベス「アタシは か弱いレディーだから無理〜」
ガーランド「私も筋肉などないインテリキャラですから、このようなハードな活動は到底無理ですな」
ディラン「まったく!皆、日和っているな!!」
インソレンス「ディラン!?」
キルシュ「なんで脱いだ!?」
ガーランド(なんで俺の周りは脱ぎたがる筋肉バカばっかりなんだよ……)
エリザベス(力みすぎて漏らさないかしら)
アレックス(ハートのパンツだったら面白かったのにな〜)
カシュー「見てるだけで寒くて直視出来ないよぉ〜」
ディラン「ふぁっ!?」
キルシュ「ぶぇへ!!」
インソレンス「お前、さっきロッククライミングがアドベンチャーだとか言ってたんじゃ……」
アレックス「古い!古いよインソレンス!流行とは常に移り変わるもの!!ちゃんと順応していかないとアドベンチャーに乗り遅れるぞ!!」
アレックス「おおぅ!皆で雪合戦だ!!」
ディラン「うう、放っておいてくれ!オレは自分の限界にチャレンジする!!」
インソレンス「拗ねちまった……」
キルシュ「き、聞こえてたのか」
ディラン「ロッククライミングは良いぞ!新しい扉が開かれる!」
キルシュ「はぁ」
ディラン「そうだな、まずは脱ぐことから始めようか」
キルシュ「いや脱がねえよ!」
キルシュ「んーと……こういう出っ張りに指や足をかければいいのか……」
ディラン「まあ、最初は落ちないことを目標としよう!ハハハ!」
ディラン「頑張れ!ところでなんでガーランドまでクライミングしてるんだ?」
ガーランド「雪合戦の罰ゲームです」
キルシュ「お前また負けたのか……」
ガーランド「改めて言われると腹が立ちますな!!」
キルシュ「お、おう……?」
キルシュ「旅館……そうか、泊まる場所が必要だもんな」
ガーランド「ええ。ちなみに私達と同じ宿を手配済みであります!ただまあ、一緒に旅館へ行くと校長がまたうるさく言う可能性がありますし……時間をずらして、先に旅館へ行ってもらった方が良いかと」
キルシュ「ああ…………あの、ありがとな」
ガーランド「お礼ならば言い出しっぺのトーマスさんに言ってください。私は彼の計画に乗っかっただけですから」
キルシュ「うん」
ガーランド「では、また夜に……」