デル・ソル・バレー



エンネア「ターンアップ!皆のアイドル、エンネアちゃんだよ!今日はねぇ……エンネアちゃん目当てに動画を観に来てくれてる野郎の為に、メンズメイクのコツでも教えてあげよっかな!」


エンネア「男に化粧なんて必要ないとか思ってる、そこの野郎!そういう男臭さ、今の時代じゃ受けないぞっ。今や男女問わずに清潔感っていうのは求められるからね〜。ギドギド肌やヒゲの剃りあと丸見えの男なんて、同性から見ても下品でしょ?」


エンネア「ナチュラルメイクするだけでも印象は変わるんだからね!メイクなんて面倒くさい、どうすれば良いかわかんないって人はクリームだけでも塗ってみること!てかコメ覧、エンネアちゃん可愛いばっかでウケる!エンネアちゃんの顔だけじゃなくてメイクのコツもちゃんと見ておきなよ!それじゃあ……ドロップ!」


エンネア「配信終了……よし、ちゃんと切れたな。は〜〜〜、だっる。でも相変わらず愚かな大衆はチョロいのであった……顔をドアップにするだけでスパチャ、スパチャ、スパチャ……ウマい話だねぇ」





アシャラ「おーい、エンネア。配信終わったか?ラパンがメシ作ってくれたから食おうぜ」
エンネア「ひゃっ!!着替えてる最中なのにノックもなしに入ってくんな!バカ!変態!」
アシャラ「ええぇ……別にいいじゃんよ……俺達……」


アシャラ「男同士なんだからさ……」
エンネア「アホ!!同性同士でもセクハラは成り立つんだよ!!バカ、ボケ、炎上しろカス!!」
アシャラ「俺が炎上したらストフラやばいじゃん!!」


アシャラ「つか、お前こそ炎上気をつけろよ?可愛い女の子としてシムチューバーやってんだし、リスナーもお前が女の子と信じて疑わない。ふとした拍子に男ってバレたら大大大炎上よ」
エンネア「オレの自衛力の高さ侮んな。オレはそんなミスなんかするもんかい。なんならデュオの方がふとした拍子に炎上するだろ。アイツ、バカだし」
アシャラ「それは確かに」


アシャラ「アイツのチャンネル見たか?再生数とかどれも1000行ってないし、このまま埋もれて消える未来しか見えないわ」
エンネア「それなー!しかもこの間、ブ男の癖にいっちょまえに美容製品のレビューしてたし!だからオレが対抗代わりにメイク配信してやったわ。格の違いってやつを思い知れって感じぃ」

 


デュオ「ぶえぇっくしょい!!!


デュオ「ううぅ、鼻がムズムズする……花粉症かなぁ……」


アインス「花粉症かえ、プリクリニカル製薬の薬でも飲んだらどうじゃ?」
デュオ「それ、君が受けようとしてやめたオーディションのCMじゃん……胡散臭いからヤダよ、あのメーカー」


デュオ「てかアインスさんは何見てんの?」
アインス「メンズメイクのコツ配信のアーカイブじゃよ!俳優たるもの美容には気を使わねばならんからのう。このエンネアちゃんという子の動画は参考になるわい」
デュオ「ふーん」


デュオ(僕としてはムカつくけど、まあアインスさんはソイツらが僕を捨てた昔の仲間って知らないからなあ。それにエンネアは性格悪いけどコツ系の動画は丁寧でわかりやすい。僕も解説動画あげるなら、このくらいにはならないと……)


さて、金曜日の9時になったのでアインスはオーディションに出発!
いってらっしゃーい。


で、デュオくんは良いタイミングでトイレがぶっ壊れたので修理の様子を配信です。
器用さ大嫌いな僕が修理に立ち向かってみた。
デュオくんがどういうシムチューバーなのか、プレイヤー自身がよくわからなくなってきました。


デュオ「オープンアップ!!トイレが壊れたので直します!器用さスキルが大嫌いな僕だけど、これも生きる為!!入れ替えるのにかかる費用も今は使いたくない!貧乏だからっ!!


デュオ「あと、お皿もちゃんと片付けるよ。僕ってば綺麗好きだよね~」


そうこうしているうちにアインスがオーディションに合格して帰宅!
顔が見えないコスチュームの方が受けが良い?
イケオジとして作ったのに!?
あとこのコメント、いちいちなんか腹立つな。


絶好調なアインスに対し、デュオの名声ゲージはご覧の有り様だよ!
チョロッと伸びた程度。
事あるごとに配信や動画投稿していかないと長編シリーズになってしまう!


今はメディア制作の動画がトレンドらしいので、前回撮った美容製品レビュー動画を編集している様子を撮影しています。


題して、動画編集のコツ動画!
この動画の概要、頑張って書いてるけどぶっちゃけ意味ない。
どこに力入れてんだプレイヤー。


そしてステーションがぶっ壊れたので、また配信しながら直そうと思ったら……配信用ドローンがどこかにぶっ飛んでいきデュオくんがフリーズ。

△ボタンで配信をキャンセルしたら動けるようになりましたが、ドローンは消失してしまいました。
どこに行ったかわからない……買い直す金もない……。

返せぇっ!俺のドローン返してくれよぉぉぉ!!!
返せよぉっ!返してくれよ俺のドローン……。


いや、あったわ。
返してもらったよ俺のドローン。



そしてさっきまで、またズッコンバッコン音で騒音騒ぎを起こしていた人魚の妻のほうが来襲。
騒音で近所に迷惑かけているうえ、こちらは良いですよ、遊びましょうとも言ってないのに入ってきてトイレの前でダンスする図々しさが凄いですね!
帰れ!!

 


電話もこの人魚夫婦からばかりかかってくるし、このままではイカン!
交友関係が狭すぎて人魚夫婦へのヘイトが溜まっていく!
かくしてデュオとアインスは、出会いと気分転換を求めてカラオケバーにやってくるのであった……。

……ん?


ま た お る や ん け。

君、デル・ソル・バレーに住んでるのに、何でホットスポットでもないサンマイシューノのカラオケバーにわざわざ来るんだい?
お気に入りの場所なの?
まあセイメイもコモレビ山からわざわざ来てますが。


だがプレイヤーはラパンよりこちらのイケメンの方が大事や。
ギャラリーからDLさせていただいたお客様シムのラルド・シェナイトさんです。
出会えた……!出会えた……!!


デュオ以外、皆ラパンの方を向いててジワジワきます。
そんなにラパンが嫌い……というかライバル意識燃やしてるのかデュオくん。


デュオ(僕だって、いつかはこうなるしぃ〜)


とにかく出会いを増やす為にもラルドさんに挨拶だ!
なんか角度とモーションのせいで馴れ馴れしいデュオくんになってしまった。


デュオ「どうも!スペードチャンネルのデュオです!未来の大物シムチューバーです!よろしく!!
ラルド「あー、よろしくな」
ラルド(スペードチャンネル……知らねぇチャンネルだ……)


暫くお話していたらラルドくんもセイメイも帰ってしまったので、カラオケなう動画を撮影します。


ラルドくんのお姉さんのサイアさんもいらっしゃっていた!!


しかし、憂いの表情でご帰宅。
また会えたらいいな!


デュオ「やっぱりカラオケと言えば歌ってみた動画だよね!てなわけでアインスさん、デュエットしよう!」
アインス「構わんが、ワシは割と音痴じゃぞ」
デュオ「大丈夫大丈夫、音痴でも逆に受けが良くなる可能性あるから!」


デュオ「ああああああぁすぅぅばぁらしいぃ、デル・ソル・バレー華撃団〜!!金と名声と明日とスターをかっかっげえぇぇぇるうぅぅぅ!!!」
アインス(この歌、ヘビメタではない筈なんじゃが……)
デュオくんの歌い方、ロックかヘビメタ並に力入ってて草なんだ。


てかラパンは歌いに来たんじゃないんかい。
中に入らないなら帰れ!


そしてアインスからのハグは拒否ったのに女子(デイジー)からのハグは喜んでやるラパンさん。
これがセレブのやることか!!
こころなしか隣のVWXくんも冷ややかな表情。


セレブに対するアクションが未だに成功していないので、カイリさんからサインをねだろうとスタンバイするアインスの図。


アインス「ワシ、シグザムで穴熊の歪んだ心を読んでからずっとファンなんじゃ!サインをおくれ!!


カイリ「そこまで言うなら書いてあげる。カイリのサインが貰えて嬉しい?」
アインス「嬉しい!!!
カイリ「当然よね」

やったぜ。
ラパンとは格が違う。
ウチの世界に来たカイリさん、めっちゃ優しくない?





しっかりアインスの部屋に飾っておく。
……ていうかさ……。


この図々しい人まだ帰ってないんやが。
しかも病気になってるし。
はよ帰れ。





土曜日


今日は12時から
アインスの撮影があります。


毎日の日課であるコメント返しをして……。


トレンドも研究。
少しずつゲージも増えています!


が、急にゴミの山というイベントが発生しました。
そのゴミ箱全然使ってないんですけど。

あとカイリさんのサインまで消失してるし。
何なんだよ、このアパートは!!


ゴミを出すのに200シムオリオンもかかる……だと?
ボロクソアパートが憎い。


でもデュオくんもメディア制作スキルが上がって、素晴らしい品質の動画も作れるようになりました。
ガッと稼いで、こんなボロクソアパートと図々しい隣人からは早くおさらばしようね!!


12時になったのでアインスの撮影が始まりました。
撮影内容よくわかりませんが、MVの撮影的なやつでしょうか。
とりあえず張り切って行ってみよう。


こ、このセットは……子供向け番組!?
キッズラジオチャンネルで流れる歌だったり?
アインス、歌のお兄さんデビュー。


アインス「オープンアップ!!今日もメイク、宜しく頼むぞい」
女性「はいはい、目と口を閉じて」
アインス「ぶわっ!


女性「子供向けのアルバム曲なんだし〜思い切ってピンクで良いんじゃな〜い?」


アインス「イヤじゃイヤじゃ!!こんなのワシが求めるメイクではない!!そもそも子供はピンクっていう安直な考えがキライじゃ!!」
女性「はー、めんどくさ」


結局メイクを受けても何も変わらないアインスさん。
メイクの意味を問うRPG。
これがナチュラルメイクってことなんでしょうか。


キ グ ル ミ

オーディション受かった時の着ぐるみ役を多めに云々ってこういうことか!!
だったら尚更メイクする意味ないやん!!
フジャケルナ! モアイ! 


アインス「これが着ぐるみか、ワシ……初めて着たぞい!意外と重いし暑苦しいんじゃな!!ところでこの着ぐるみ大丈夫かえ?普通の着ぐるみに見えて、別の世界に飛ばされる兵器だったり……」
男性「アニメの見すぎだ、これだからオタクは……」
アインス「辛辣じゃのう……」


準備が完了したので、いざ撮影開始。
しかし着ぐるみ姿のアインス、シュールだな。
では大胆に踊ってみましょうかね!


アインス「ぴょぴょぴょん、ぴょぴょぴょん、ぴょぴょぴょん!!ぴょぴょぴょぴょぴょっ!!」


アインス「なまえーをきいてもわからないっ、おうちーをきいてもわからないっ、ぴょんぴょんぴょぴょーん、ぴょんぴょんぴょぴょーん!!」

垂れ耳から勝手にウサギと思ってますが違ったらどうしよう……。


次は歌唱シーン!
デュオとカラオケに行った体験が活かされますね!!
必要なスキル、歌唱じゃなくて魅力の方だけど!!


アインス「心が〜ぴょんぴょんしたがってるんだぴょ〜ん、世界はそれでもぴょんぴょんはしないんだっぴょ〜ん」
アインス(……ワシ、何を歌わされているのじゃ……)


最後は商品の説明!!

アインス「一度聴いたら耳に焼き付くヴォイドポップのアルバム、新発売だぴょん!この僕ヴァルプスとマーヴェン森の皆で楽しく歌ったぴょん!騙されたと思って聴いてみたら、頭の中で無限リピート間違いなしなんだぴょん。ウーサッサッ。これで全人類ぴょんぴょん計画がまた進んだぴょん……」


撮影完了!
今日も撮影大成功でした!


しかも名声もかなりアップした模様。
役者キャリアでも続けていけば名声が溜まっていくんですね!
動画投稿しまくっても未だにセレブランク1のデュオに分けてほしい。