底辺からの成り上がり



 サンマイシューノ


デュオ「ふー……やっと片付けが終わった。格安物件だけあって壁とか床とか汚れが酷かったけど……まあ、これなら配信に映っても大丈夫か」


デュオ「ん……シムチューブの通知。ストフラ生配信ね……どれどれ……」

 



アシャラ『ターンアップ!リーダーのアシャラだぞ!』
エンネア『皆のアイドル、エンネアちゃんだよ!』

アシャラ『今日は告知の通り、我がストフラに新メンバーが加入したので紹介だ!』
ラパン『はじめまして、ラパン・ハートエールです』


デュオ「……この人が、僕の代わりに入ったラパンか……爽やかイケメンでコメント覧も彼に対して好意的。まあ、元々有名なシムフルエンサーらしいし……仕方ないとはいえ、僕の時とはリスナーの反応が大違いだな」

 



デュオ「負けないからな」

 


シムチューブ配信グループ“ストレートフラッシュ”
略してストフラ

メンバーは

リーダーのアシャラ・クローバーズ

お色気担当エンネア・ダイヤライト

そしてこの僕、
動画編集担当デュオ・スペードマン
……だった。

僕達3人はシムチューバーグループとして活動していて、最近はそこそこ名も売れて収益化も通って……よし、これからだ!と思った矢先にそれは起きたのだ。

デュオ「あれ、なんかストフラのグループアカウントにめっちゃ通知が来てる。誰かの投稿がバズったのかな?」

【重要なお知らせ デュオ・スペードマンはグループを脱退することになりました。僕達も彼を止めたんですが、残念なことに彼の意志は固く……でもストフラは終わりません!僕とエンネアだけになってしまいましたが、これからもストフラをよろしく!】

デュオ「……え?」


デュオ「脱退って……僕は抜けるなんて考えたことすらないのに……何でこんな投稿が……!?」


デュオ「アシャラ、アシャラーー!!



アシャラ「エンネアと話し合った結果、お前は必要ないということになって、抜けてもらうことになった!」
デュオ「ちょっと待って、抜けてもらうって……僕、何か悪いことした……?こんな急に……納得できない!」

アシャラ「別にお前は何も悪いことしてないけど、別にストフラにはいらないなーって」
デュオ「いらないって……僕がいないなら、一体誰が動画を編集するんだよ!!お前ら、メディア制作スキルもないくせに!!」

エンネア「それは問題なーし!デュオよりメディア制作スキル高い人、見つかったから」
デュオ「えっ」


エンネア「その人、デュオと違って爽やかイケメンだし……しかも超有名なシムフルエンサーでさ。是非うちに入ってくださいと頼んだら喜んで承諾してくれたの」
アシャラ「デュオって陰キャだし、オタクくさいし、浮いてたし、前々からお前には抜けてほしかったんだ。僕はストフラをキラキラしたグループにしたいんだ。だからナードのお前はそぐわない。それで内緒でずっと新しいメンバーを探してたら、そのインフルエンサー……ラパンが見つかったんだ。ラパンも配信活動に興味あるみたいだし丁度良かったわ。お前は人気もないに等しいし、お前とラパンをチェンジしたら最高にイケてるグループになるよな!」
デュオ「…………………」


デュオ「お前らの考えはよーくわかった。ずっと影で僕のことをバカにしてたわけだ。そうやって人をコケにするような奴ら、こっちから願い下げだ!つーか何なんだよ!僕が気に入らないならハッキリそう言えば良いだろ!人気が出た途端にこうやって、僕が自分から抜けたみたいな書き込みして追い出して……性格悪すぎんだよ!
アシャラ「お前から抜けた、みたいな書き込みすればお前にだけ悪印象つくからなぁ」


デュオ「……この会話、全部暴露して炎上させてやろうか」
エンネア「レコーダーで録音してるわけじゃないっしょ?フォロワーもろくにいないようなアンタがネットで騒いだところで妬みや逆恨みと思われておしまいだよ。今の世の中、フォロワー=戦闘力なんだし。ていうか炎上させてやるってダッサ。やり方がせこ〜い、流石ナード」

アシャラ「まっ、悔しかったらお前も僕達みたいに人気になりなよ。まぁ……無理だろうけど」
デュオ「……言ったな」


デュオ「じゃあお前ら、今に見てろよ……」

 


こうして僕はストフラと、住んでいたシェアハウスを追い出され、格安アパートで部屋を借りることになった。

散々コケにされた挙げ句、ストフラの輪を乱した奴と2人のファンからは悪い印象を持たれた僕だが、生憎 僕はここで泣き寝入りするような奴じゃない。

ストフラを炎上させるような手段は沢山あるが、それでは意味がない。
アイツらを引きずり下ろすのではなく、僕がアイツらを追い抜かないと見返してやれないからね。

今まではアシャラとエンネアを引き立てる事を意識していたが、これからは僕が主役。
僕のやり方で人気シムチューバーになってやる。

さて、前置きが長くなりましたが……今まで買うだけ買って手付かずだったセレブパックGet Famousを堪能する成り上がりセレブプレイをやっていきます。



目標はGet Famousで追加された願望である世界的セレブ名俳優、これらを達成すること。

主人公であるデュオは世界的セレブを達成してもらいましょう。
名俳優の願望はどうするかって?
それは後に出てくるもう1人の主人公がやります。
プレイヤーはコンビものが好きだから軽率にもう1人の主人公を出してしまう。

主人公のデュオ・スペードマン
特質:オタク せっかち 野心家

大人しそうなオタクだが負けず嫌いで悔しさをバネに出来るタイプ、しかし短気でカッとなりやすいというイメージの特質にしました。

デュオの願望的にセレブを目指していきます。
名声を上げていればセレブランクが上がり、その名声を上げるコマンドも色々ありますが……ストーリー上デュオは人気シムチューバーになるという目標があるので、配信や動画投稿などシムチューバーらしいコマンドのみで名声を上げていきます。


チマチマ名声を稼ぎたいところですが、残金は3240シムオリオン。
家賃も払わないといけないですし、ひとまず配信者らしいキャリア(ゲームストリーマー)になってお金も稼がねば。
ストリーマーになればゲーム配信も出来るしね。

とりあえず動画ステーションとドローンはあるし、最初の配信をやってみましょう。
新人シムチューバーらしく自己紹介とか、どんな投稿者になっていくかとか諸々挨拶をね。

デュオ「僕の相棒、配信用ドローンのコールくん!早速初配信といこうか」


目がついた!可愛いね!!


しかしシムズの世界では雑談配信とか、自己紹介動画とかは無い(のか?)
とりあえず歌でも歌って、自己紹介してるつもりになりましょうかね。


その位置だと後頭部しか撮れてないのでは。


デュオ「オープンアップ!僕のこと、知ってる人いるかな……ストレートフラッシュの元メンバー、デュオ・スペードマンです。色々あってストフラを抜けて個人でシムチューブやっていくことにしました!このチャンネルではレビューだとか、ゲーム配信とか、まあとにかく色々やっていくつもり!今後ともヨロシク……では、フォールド!」


こんな初配信でも125人もフォロワーが増えました。
シムズってフォロワー数インフレしてない?


次は配信ではなく、動画用に撮影コマンドを実行。
ストリーマーの日課がゲームのライブ配信なので、それを撮影します。
後から編集してハイライト集とかってのもアリかと。
アーカイブだと長いから見るのがキツイというリスナーにも優しいぞ!


デュオ「早速ホラーゲーム配信やっていきまーす。僕はオタクだからね、ゲームが大好きさ。ゲームの中でもホラゲって特に配信向きだよねー。配信者は楽しみながらウケを狙えるし、視聴者側もホラー映画を観てるような感覚になって一緒に楽しめるじゃない?」


デュオ「ちなみに今は平気なんだけど、昔はホラゲ苦手でさぁ。セ◯サターンのファン◯ズムっていう実写のホラゲをプレイして、それがトラウマで……ちなみにあれ凄いんだよ、ディスク8枚組とか今の据え置き機じゃ考えられないっしょ」

初配信でめっちゃ語るデュオ。
オタクだもの!
まあトークが尽きないのはシムチューバーとしては良いんじゃないですかね、知らんけど。

ちなみにアパートなんで、いつか隣人から「うるせえ!」と叱られないか心配です。
配信者あるある騒音問題。


クレームではないが、ご近所の歓迎としてフルーツケーキを持って隣人が部屋から出てきました。
ちょっ、まっ……今配信中……。

女性の声がしたらシムチューバーのデュオ、彼女と同棲疑惑!!とかネットニュースになってしまう!
なってしまうほど知名度が無いけど。


今度は別の部屋に住んでる夫婦まで来た。
ところで旦那がフルーツケーキ持ってる人にゴミ箱のマークを出してるんですが「お前のゴミみたいなフルーツケーキを人様に出すな!」とか言ってたりします?
とんでもなく拗れてる ご近所だな。


女性が悲しんでしまった。
なんて野郎だ!!


妻はニヤついてるし、もしかして彼女は夫婦から嫌がらせを受けているのだろうか。
デュオくん、ネタになりそうな場所に引っ越してきたな。


そして最後にエイリアンがやってきました。

シムチューバー
嫌がらせ夫婦
嫌がらせを受けている女性
エイリアン

これらが集まってる格安アパートやば。
とりあえず、あとちょっとで配信終わるから皆待っててくださいよぉー。


無事にストリーミングを終え、撮影も終了。
動画は後ほど編集することにして、ご近所の方々に挨拶をしましょう。


デュオ「うわっ!こ、これは皆さんお揃いで……」
男「出てくるの遅いねキミ。失礼かと思わないかね」
デュオ「すみません、片付けでバタバタしていたもので……」

ストーリーに絡むかはわかりませんが、一応4人の自己紹介を。

スピネル・ネラー
実はウェアウルフ

アバエーオフ・ドンレフ
見ての通りエイリアン。
フルネームを逆から読んだら“フレンド・フォーエバー”

ターニャ・シー
実は人魚。

ティモシー・シー
ターニャの夫。
実は普通のシム……というわけでなく人魚。
性格悪そう。

あれ、このアパート……ノーマルシムがデュオしかいなくね!?

ティモシー「汚らしい部屋だな、どこを片付けたって言うんだ?」
デュオ(うざ……)


デュオ(このオッサンはウザいけど、フルーツケーキは美味しい)
フルーツケーキを気に入ったようです。


フルーツケーキを作ってくれたスピネルさんにお礼を言っておきましょうね。
この地で彼女になってくれるかもしれない女性だ。


ティモシー「近頃の若者は異性にすぐニヤニヤして……」
アバエーオフ「オレ、コイツ知ってる。シムチューバーだ。ストフラってグループにいた……」
ティモシー「ストフラ?あぁ、息子がよく見てる動画の奴らか……軽薄な……」


トラブルもなく、ご近所の歓迎は無事に終了。
じゃあ動画編集でもしようかね。


が、ティモシーから声をかけられた瞬間にせっかち特有の怒りムードがついてしまいました。
タイミング的にティモシーが気に入らねえみたいになってて草なんだ。


ティモシー「最近の若者は、やれシムスタグラムだの、やれシムチューバーだのそればかり。私が若い頃はもっと皆のびのびと……」
デュオ(皆帰ったのに、このおっさんいつまで居座るつもりだよ。早く動画編集したいんだけど)


ティモシー「まあ、君もシムチューバーなんてお遊びはやめて普通に働きたまえ。はっはっはっ」
デュオ「余計なお世話ありがとうございま〜す」


とりあえず怒りが収まったようなので、ドローンから動画ステーションに先程の動画を転送して……。


と思ったらハチに刺されました。
そういや格安のボロアパートをイメージして、区画チャレンジで虫の巣カビハプニングをつけたんでした。

とんでもないアパートだぜ!
でもこの底辺から成り上がるのがカタルシス。


気を取り直して改めて動画編集。
これでメディア制作スキルが上がっていきます。
動画の品質も良くなるのかな?


キルシュに続いて横顔が良い感じのシム。
ヤテンさんは横顔に違和感ある感じになったので、今度は横顔も崩れないよう頑張って捏ねました。

ちなみに設定年齢は24歳です。
今までの主人公の中では最年長。


編集が終わったらクオリティ:悪い普通になりました。
じゃあ、これをアップロードして名声を稼ごうね。


ついでにコメント返しもして名声+☆。


デュオ(さて、次はエゴサ。ちょっとは僕のこと話題になってるといいんだけど……)


【デュオってアレか、どっかで見た顔と思ったらストフラ抜けたヤツか】

【ストフラにあんなんいたっけ】

【ストフラ脱退したのはソロ活動したかったからってこと?アシャラとエンネアの付属品(いらない)だったやつがソロでやって誰が見るねん】

【アシャラとエンネアちゃんのお陰でちょっとは名が売れてただけなのにソロとか、勘違いしちゃったパターンか】

【ストフラのソロ動画 アシャラ10万回再生 エンネア29万回再生 デュオ102回再生wwwwww】

【伸びなくてひっそり消えそう】

【さっきまでホラゲ配信してたけど、視聴者数4人やで。4人しか見てないのにあんなにベラベラ得意気にオタトークしてるのはある意味すごい】


デュオ(めっちゃ好き勝手書かれてる……まあ覚悟はしてたけど。いいさ、コイツらを黙らせるくらいの大物になってやる。僕はやるぞ!!

 


デュオ(とりあえず今日はチャンネル設立記念にカラオケバーでお酒でも飲もうかな。明日からはもっとガンガン動画アップしていくぞ!)


デュオ(あ〜、疲れた体にアルコールが染み渡るわぁ〜。今は一人暮らしだし、酔っ払っても文句言うヤツいないから大丈夫だよなぁ〜)

20分後


デュオ(いい感じに酔っ払って、気持ちいい〜。このフワフワした中で微睡みてぇ〜)


デュオ(んん?なーんか、あそこ、うるせーなぁ)


青年「おいエイリアンのおっさん、金出せよ金」
エイリアン「ワシはおっさんではなく、アインスという名前じゃ。生憎じゃが、この星に来たばかりでこの星の通貨は持ち合わせておらん」

青年「じゃあなんか、高く売れそうな宇宙のお宝とかないのかよぉ」
エイリアン「そんなものはない、ワシは一文無しじゃ。あってもお前にはやらん」
青年「一文無しがこんな都会歩いてるわけないだろ!隠し持ってんだろ、出せよ!!


デュオ「人が気持ち良く帰ろ〜と思った矢先に、なに胸糞悪いもん見せてんだぁ」


青年「ほら、出すもん出せよ!!」
エイリアン「や、やめい!暴力なんて宜しくない、話せばわかる!!」


デュオ「うるせーーー!!人のアパートの真横でなに胸糞悪い事してんだ!!さっさと帰れ!帰れ!!か・え・れー!!!
青年「うわっ、なんだお前!!」


青年「お前には関係ないだろ!お前こそ帰れ!!」
デュオ「関係あるわぁ!せっかく気持ち良く酔ってたのに、お前のせいで気分最悪じゃボケコラ!!大体お前みたいに弱そ〜なヤツばっか狙ってイキってんのが気に入らね〜んだよおおぉ!!」


青年「ゴチャゴチャうるせえなあ!ナードは黙ってろやあぁ!!」
エイリアン「おお……ヤンキー映画顔負けの激しい殴り合いじゃ……」


青年「きゅううぅ……」
デュオ「ガキはさっさと家帰って歯磨いてねんねしな!ヒック!」



エイリアン「助けてくれて感謝するぞ、シムの青年よ」
デュオ「いいってことよぉ〜、俺、ああいうの見てるとマジ腹立つしよぉ〜」
エイリアン「酒くさっ!!酔っ払っておるのか……ま、まぁ恩人なのは変わりないか」


デュオ「でも、外歩くんなら、エイリアン姿のまま出歩かない方が身の為だぜ〜。さっきみたいにエイリアンってだけで絡んでくるヤツとか〜科学者とかに捕まって、研究所行きになったりするからぁ」
エイリアン「ほう、そうなのかえ。ワシ、ついさっきこの惑星に降り立ったばかりで何もわからなくてのぉ」
デュオ「へ〜!何しにこの星まで来たんだぁ?」


エイリアン「俳優になる為じゃよ!!ワシはアインス・アル・ジョーカル……この星で世界的俳優になる為に一念発起し、仕事をやめてここまで来たのじゃ!!」
デュオ「へえ、俳優…………あ、俺はデュオ・スペードマン……シムチューバーやってるぜぇ」


デュオ「エイリアンが俳優かぁ……おもしれ〜けど、なんでそんな発想に至ったんだぁ?」
アインス「よくぞ訊いてくれた。ワシはシグザムで しがない宇宙タクシーをしておった。するとある日、科学者のシムがロケットでシグザムにやってきた。が、そやつのロケットが壊れて帰れなくなってのぅ……気の毒だったから、ワシがタクシーに乗せてやって送り届けたのじゃ。ちなみにタダ働きじゃよ。そやつ、シグザムのお金を持ってなかったから」
デュオ「ほう」


アインス「で、科学者からお礼としてウチの星で流行ってる映画です……と色々な映画のDVDを沢山貰ったのじゃ。それらを再生したら……なんとまあ面白いこと!!血湧き肉躍るアクション、アクション、アクション!!役になりきり、華麗な演技を見せる俳優陣!奥深い物語!ただの娯楽作品と片付けられないリアリティや製作陣の熱いこだわり!!ワシは感銘を受けて……こう思ったのじゃ。ワシもこのような素晴らしい作品に出演する俳優になりたいと!!」
デュオ「めっちゃ影響受けてるぅ〜」


アインス「それでまぁ仕事をやめて、故郷を飛び出し、俳優になる為にここまで来たわけじゃ。ワシはシグザムでは仲間からは“ノータリン”とか言われ虐められてきたから、故郷を出るのに抵抗はなかったし……むしろ、お前達が言うほどバカではないのだと見返してやる気で来たわい」
デュオ「なんつ〜か、すげ〜行動力〜」

アインス「まあ、この惑星に関する常識やら知識やら一切ないからのう……どうすれば俳優になれるかもわからん、なんなら住まいもないし、この星の通貨……シムオリオンとやら?それも持ち合わせておらん」
デュオ「ダメじゃん」

アインス「ハッハッハッ、後先考えずに飛び出した結果がコレじゃな!!さて、これからどうしたものかのぅ……」
デュオ「………………」


デュオ(計画性皆無だけど、こういうデッカイ夢を持ってるヤツはキライじゃないなぁ〜こういうヤツには成功してほしいなぁ……金もない、家もない、常識もない、なんなら俳優のなり方もわからない……そんな無い無い尽くしのある意味 底辺……お仲間だなぁ。よ〜し……)


デュオ「なぁなぁアインスさんよぉ、家が無いならさ〜、よかったらウチ来るか?俳優のなり方とか、一般常識とか、色々教えてやるからさぁ」
アインス「えっ!?良いのか?」

デュオ「良いよ良いよ〜」
アインス「ありがたい話じゃのう……しかし、何故そんなに親切にしてくれるのじゃ?」


デュオ「俺の夢も、俳優じゃないけど……世界的なシムチューバーになることなんだよなぁ〜。でもまだまだ底辺でさぁ……無名ってわけ」
アインス「ほう、お主の夢もなかなかビッグじゃな」


デュオ「んで……俺も昔の仲間にバカにされて、人気者になるなんてお前には無理って笑われたんだよ」
アインス「なんと!ワシと同じじゃな!」
デュオ「そういうこと〜。だからさ……」


デュオ「2人で成り上がって……バカにしてきた奴らよりも凄い奴になってさ、それで見返してやろうぜ!!」
アインス「おお……!!」

底辺シムチューバー俳優志望
2人の成り上がりが始まる……。