前回はこちら 

注意!:ストレンジャービルやマザープラントに公式にない捏造設定を加えています!
デフォルトシムのエルウィンとジェスにも勝手な設定付け足してるので、お二人のファンは要注意!





エルウィンからカードキーを貰い、彼と共に研究所の封鎖された扉を開いたガーランド&アレクシス。
しかし扉を開いた瞬間に凄まじい量の胞子が飛び出し、それを吸ったガーランドは咳き込んでしまった。


弟の体調を心配して1人で地下に行ってしまったアレクシス。
しかし、胞子を大量に吸ってしまい意識を失い倒れてしまう。


それを何故か感じとったエルウィンはこう呟いた。
感染した……と。



扉を開いた所でゲームを中断し、再開したらこんな通知が。
とりあえず扉を開いたことで胞子が飛び出し、ヤバさが増したそうです。

ストビルのストーリー的には扉を開けるまでが序盤、そして咲き始めた花が中盤ですかね。





アームストロング家 拠点 


ガーランド「エルウィンさん……貴方が兄様を助けてくださった事はたいへん感謝しております」
エルウィン「う……うん……」
ガーランド「しかしですよ……」


ガーランド「兄様の様子が明らかに異常なのですが!?兄様が兄様じゃない!!どうしてこんな事に!!」


アレクシス「ガーらンど、オれハ いツもノ、兄様だヨ」
ガーランド「ヒエッ


アレクシス「ガーらンどモ、一緒ニ、気持ち良クなロうヨ、偉大ナるマざーに従エば、何モ、怖イもノ、無くナる。嗚呼、嗚呼、偉大なマざー」
ガーランド「マ、マザーって……」


エルウィン「うう……こここれはかなりの感染……防護服も無しに地下に、い、いっ行くから、思いっきり胞子、吸っちゃったんだ……」


ガーランド「兄様、お願いですから正気に戻ってください。貴方は元から電波気味でしたが……これでは電波どころか頭がイカれたシムでありますよ」
アレクシス「ぐひひひひひ」
ガーランド「駄目だ……俺の言葉が全然届いちゃいねえ……」


エルウィン「あのっ、ガーランドくん、お兄さんを、思いっきりビンタしてみて」
ガーランド「兄様を!?そんな事出来ませんよ!!」

エルウィン「でででも、そうすれば、あのっ、一時的にだけど、あの、正気に……も、戻れるよ……」
ガーランド「マジで?仕方ないですな……兄様、申し訳ありません……」


ガーランドの往復ビンタ!!


アレクシス「あ、あれ?ガーランド?オレは今まで何を……?」
ガーランド「マジで正気に戻った!!


エルウィン「でも、これは、一時的に……正気に戻った、だけ……感染者なのは、変わら、変わらないから!ワ、ワワワクチン、必要、だよ!」
ガーランド「ワクチン?そもそも感染とかマザーとか何なんですか?あの胞子は一体!?あと貴方、父様達と知り合いだったのですか!」
エルウィン「あわわわわ……ちゃ、ちゃ、ちゃんと、話すから!おおち、おちつ、落ち着いててて」





エルウィン「全ての、始まりは……数十年も、前に……起きた、爆発……空から、紫色の光が、差し込んできて……大爆発が起きて……それで、クレーターが、出来たんだ……」
ガーランド「クレーター……研究所近くのあのクレーターですな」


エルウィン「うっ、うん……そして……クレーターの調査に来た、科学者達は……クレーターの真ん中に……紫色に輝く、種があるのを見つけた……ただならぬ気配をまとう、その種を、調べる為に……研究所が、出来た」


エルウィン「研究所の地下に、種を植えて……極秘に、研究した……種はあっという間に芽を出して、花が咲いて、実が実って、大きく育った……その植物には、確かな意志があって、会話ができて、しかもそのうえ、凄まじいエネルギーを持っていて……科学者達は、その植物を、マザーと名付けた……そして、マザーが持つエネルギーで、シムの暮らしを豊かに出来ないか……シムの体に進化をもたらさないかと……色々研究、したんだ……」


エルウィン「マザーは、最初こそ友好的だったけど……やがて、本性を現し始めた……アイツは、マザーは、この星に、侵略しに来たんだ!体が育つまで、大人しく従順なフリを、していた!本性を現したマザーは、毒素を持つ胞子を、大量に放出した……これが、研究所の爆発の真相……科学者達は慌てて逃げ出して、地下に通じる扉を封鎖したけど……放出された胞子を吸ったシム達は、感染して……マザーの支配下になってしまったし……ストレンジャービルに、チラホラ、変な植物が咲き始めた……」


エルウィン「マザーを撃破できないかと、世界各地から、腕に覚えがある強者シムが、集められた……君達のお父さん、グレイブさんとナックルズさんも、マザー討伐の為に、徴集されたシムなんだ……」
ガーランド「父様達が……」

エルウィン「……でも、集められたシム達は……マザーに戦いを挑んで、そのまま、帰ってこなかった……マザーに取り込まれてしまったんだ……最後に残ったのは、ナックルズさんだけ……ナックルズさんは、僕に、カードキーを託してくれた……1日経って帰ってこなかったら、扉を閉めて、本当に信用できる相手にカードキーを渡して、マザー討伐の手伝いを、してあげてほしいって……そして、ナックルズさんは、帰ってこなかった……だから、僕は、扉を閉めて…………マザーと戦うシムを、待ってたんだ……それで、君達が現れて……君達ならもしかしたら、と、カードキーを渡したんだ……でも、よりによって、ナックルズさん達が大切にしていた、お子さん達だったなんて……」





ガーランド「……話が壮大すぎて、頭がクラクラしてきましたよ……というか、それこそ軍を投入するべきでは?軍事基地があるのですから」
エルウィン「……軍事基地にいた、軍関係者はほとんど、逃げ出しちゃったし、それに、皆、マザーを侮ってるんだ…………科学者達は扉さえ閉じていればマザーは大丈夫……これ以上被害は出ない……そう思ってるけど、マザーが、長い時を経て、もっと成長して、力を得たら……あっという間に、世界中に……胞子を撒かれて……全てのシムが、支配されてしまう……だから……力をつける前のマザーを、倒さないといけない……でも、そう話しても、誰も信じてくれなかった……確かにお偉いさん達が生きてる間は、大丈夫かもね……でもこのまま数十年が経過したら、マザーは、さらに力をつけて……この星は、マザーの支配下にされる……」

ガーランド「……何故そう言い切れるんです?そして今までの解説、まるで全てをその目で見てきたかのような物言いですなあ。そして貴方は兄様を助ける時に自分は大丈夫だと言いましたね?貴方は感染しない理由でもあるのですか?」
エルウィン「そ、それは……」


アレクシス「ガーランド、エルウィンさんにも言いたくないことの1つや2つあるよ。無理に聞くの良くない」
ガーランド「いや、しかし」
アレクシス「だってお父さんが信用してカードキーを託したシムなんでしょ?きっと大丈夫だよ……それよりこれからどうするか考えよう?お父さん達はマザーに取り込まれてるんだよね?それにマザーを今倒さないと未来が大変なことになるんだよね?何とかしないと」


アレクシス「エルウィンさん、マザーを倒したら取り込まれたシム達も助かる?」
エルウィン「うん……マザーの体の中に閉じ込められてる、だけだから……」
アレクシス「じゃあマザーを倒してお父さん達を助けよう」


ガーランド「いやいやいや兄様!!父様達ですら敵わなかった相手ですよ!?私達のような子供に何が出来ると言うんです!?」
エルウィン「……マザーを倒すのに必要なのは、ち、力じゃない……知恵や、要領の良さ、だよ…………君達には、それが、ある……だ、だから……マザーも、きっと倒せる……」

ガーランド「えぇ……」
エルウィン「……とにかく、今夜一晩、ゆ、ゆゆっくり考えてみて……ど、どうするのかを……」
ガーランド「………………」





アレクシス「お父さん達を探しに来たのに、世界とか未来とかスケールが大きい話になっちゃったね。でも頑張らないとね」
ガーランド(……兄様はすっかりやる気だ……俺なんて実感湧かねーってのによ……つーか怖いよ、マザーとかいう未知のバケモンと戦うなんて……)


ガーランド(俺は兄様みたいに出来たシムじゃない……性根が腐ってる悪人だから……今が良ければ、自分達が生きてる時代が良ければそれで良いじゃんって考えちまう……未来の事とか知らねえもん、何で自分がいなくなった後の世界のことなんて案じなきゃなんねえんだよ)


ガーランド(でも兄様は、今は正気だけど感染しているままみたいだし……父様達はマザーに捕まってるままだし……)


ガーランド(……ガキの頃、きっとあの時父様達が助けてくれなかったら……俺達はあの大人に捕まって、売買されて……五体満足どころか命すらなかったかもしれねえ…………家族を、幸せをくれた父様達には感謝してる……恩ってのは……返せる時に返すもんだよな……世界とか未来とかどうでもいいけど……大切な家族を助ける為なら……)





ストビル冒険 4日目


前置きが長すぎて話が進んでなかったので学校休みましたHAHAHA!


そしてアレクシスは感染者の為、定期的にシはイか状態になります。
シはイか状態になったら欲求がすべて回復しますが、こちらから出せる指示は移動や他シムに意味がわからない話をすることしかなくなります。

自分自身もクリック出来なくなり、他のオブジェクトもクリックしてもコマンドが出なくなります。
時間経過や他シムにビンタしてもらって正気に戻るしかありませんね。

でもガーランド、今シャワーなうだからビンタ出来ねえわ。
その辺散歩しておいで。
アレクシスに対する扱いが軽い。


ガーランド(ああもう!シャワーから出たら兄様いないと思ったら、またバグってやがる!定期的にこうなるんじゃ兄様の人生目茶苦茶だ!やっぱマザーぶっ殺さねえと!!)


ガーランド「ほら兄様、正気に」
アレクシス「邪魔すルな
ガーランド「!?」

と、止められただと!?
アレクシスがガーランドよりムキムキだからか!?


アレクシス「マざーノ邪魔すルなラ、誰だロうガ、容赦しナい」
ガーランド「痛い痛い痛い痛い!!折れる!!手ぇ折れるって!!兄様!兄様!!
アレクシス「……にイさマ?」



ガーランド「にいちゃま!にいちゃま!わたくし、にいちゃま、だいすきです!ずっといっしょ がいいのです!」



アレクシス「っ!!
ガーランド「ひぃ……手……マジで折られるかと……」


ガーランド「兄様……私のこと……もうわからなくなってしまったのですか……?」
アレクシス「う、ウぅゥ……マざー……マざー、世界デ一番 大事……ちガう、大事ナのは、マざージゃナい……弟……ガーらンど……」

支配に立ち向かうという文字面が格好良いな。
抵抗してる時点で立ち向かえてないけど。


ガーランド(兄様が兄様じゃなくなっちまう……やっぱり兄様を連れてくるんじゃなかった……今なら兄様を守れるくらい強いと思ってたけど……自惚れだった……ガキの頃に兄様を散々振り回したのに俺はまた……どんな手を使ってでも、兄様の感染を治さないと……)

ちなみにまたビンタを止められたのでアレクシスは仕方なく放置しました。
3時間経てば正気に戻ります。


シはイか中は植物の世話をして成長させてました。
おまわりさんコイツです。






朝(午前4時)!


アレクシス「うわあー、ガーランド!排水溝から変なのが生えてきてるよ!」


ガーランド「あ……兄様、戻ってきてましたか……」
アレクシス「うん、気づいたら外にいた。でも昨夜何してたか記憶にない……オレ、変なことしてなかったかな」

ガーランド「…………していませんよ」
アレクシス「そう……とりあえず、このツタを取り除いておくよ」
ガーランド「ありがとうございます」


ガーランド(あのイカれた状態の時の記憶はないみてえだ……まあ、記憶なんてない方が良いか……兄様は優しいから、俺の手を折りかけた記憶なんてあったら罪悪感に苛まれちまう……)



さて、ストレンジャービルの謎の願望を確認します。
胞子塊を集めて防護服を完成させ、最深部まで進むのが目標ですね。
胞子塊を集めるにはスキャナーが必要らしいですが、そのスキャナーは軍関係者が持ってるのだとか。

では軍関係者を探しに行かねば。


とか言ってたら丁度デフォシムのジェスさんが家の前に。
ジェスさんはストレンジャービル軍事基地への転任を命じられ、夫と娘を連れて引っ越してきました。

その結果が ごらんの有様だよ!!!
まあジェスさんも被害者よな……。


アレクシス(ガーランドは何も言わないけど、きっとオレ……正気を失ってアイツに何かしちゃった。迷惑かけたし、オレも情報収集頑張らないと……)


ジェス「げはははは!!
アレクシス「うわっ。オレもこんな感じになってるのかなぁ……なんかやだな……」


アレクシス「とりあえずビンタすれば戻るんだっけ。ガーランドもオレをビンタしたしね」


ジェス「……ん?ここはどこだ?私は研究所の警備をしていた筈なのに……」
アレクシス「良かった、治った」


ガーランド「兄様!またいなくなったから心配しましたよ!黙って消えないでください!!」
アレクシス「ごめんごめん……ガーランド、この人 軍関係者みたいだよ」
ガーランド「ほう!!」


ジェス「ガーランド……?銀髪のティーン2人、ボンヤリした子と悪賢そうな子の組み合わせ……もしやナックルズさん達のご子息か?」
アレクシス「うん、当たり」

ガーランド「父様達の知り合いならば話は早い!私達は地下にマザーとやらがいることを知っておりますよ……あれを倒さない限り、ストレンジャービルに平穏は戻りません……奴の元に辿り着く為には胞子から身を守らねばなりません。何か方法はありませんか?」
ジェス「胞子……この胞子スキャナーがあれば、胞子を発見して防護服の素材に出来るが……」

ガーランド「ほう、ハイテクですな。では下さいな」
ジェス「駄目だ。子供にホイホイ渡せるものか……マザーのことは我々大人に任せて、君達は帰りなさい」

ガーランド「その大人が頼りないから我々が出張っているのですよ。それに……マザー討伐の人手は欲しいのではありませんか?マザーに怖気づいて逃げ出した軍関係者も多いのでは?」
ジェス「ぐ……」


ガーランド「まあ一般人……それもガキに渡したら貴女も立場が危ういですね……勿論ただで寄越せとは言いません。娘さんがいらっしゃるのでしょう?子育てには何かと入り用でしょう?はい、どうぞ。これだけあればクビになっても安泰ですなあ」
ジェス「うっ……!!仕方ないな……ほら、私があげたのは秘密だぞ」
ガーランド「ありがとうございま〜す♪」

賄賂(750シムオリオン)を渡してスキャナーをゲット!
まあシナリオ上では大金を渡したということで!


ガーランド「で、このスキャナーはどう使うのです?」
ジェス「かざせば自動的に周囲の胞子を発見してくれる。胞子が大量に集まってる場所で使えば効果的だ」

ガーランド「なるほど、こうですか」
アレクシス「わあ、ハイテクだ」


ん?
2人共同時に咳き込み始めたぞ……これはもしや……。


はいキターーーー!!
心なしかガーランドの目が死んでる。


ガーランド(あーあー駄目だこりゃ……ほっとくか……)


放置しようとしたらアレクシスに襲われました。
いや兄貴はムキムキだからガーランドくん、ボコボコにされるって!!


ガーランド「ちょ、にいさま、やめっ、ギャーーー!!


アレクシス「マざーニ逆らウ奴は、オれノ敵」
ガーランド(兄様に生まれて初めて殴られた……グスッ……いや、これは兄様であって兄様じゃないから……グスン……)


ガーランド「兄様……俺が絶対に治すからな……」

将来は妻と娘に侮辱されるわ、現在は正気を失った兄からボコボコにされるわ不憫属性が板についてきたガーランドくん。
ちなみに兄は今意地悪したいお年頃でもあるので、シはイかじゃない時でもガーランドを侮辱してきました。

皆から酷い扱いされても傷ついたメモリーを獲得しないあたりがまた……悪人なのに侮辱しないせいか、周りがガーランドの分を侮辱してるまである。
強く生きてくれガーランドくん。