“音が聞こえる漫画”の映画化。

 

先日、最新刊を購入し、漫画は全巻保有しているが、ちょうど細かい部分は覚えていないので、復習はせずそのままの状態で鑑賞。笑笑

 

 

熱くて、汗の似合う激しいジャズ。

 

脳内イメージが、イメージ以上にしっかり具現化!!

 

 

大まかなストーリーは把握していても、目頭じんわり。年間100本以上映画館で鑑賞して1、2本あるかないかの出来事。笑笑

 

 

日本のJAZZ界を牽引する世界的ピアニストの上原ひろみが、主人公たちのオリジナル楽曲を書き下ろし。

 

ピアノ (沢辺雪祈) は、その上原ひろみ自身が担当。ドラム (玉田俊二) は、CRCK/LCKSmillennium parade石若駿サックス (宮本大) は、国内外のトップアーティストが集まるオーディションを経て選ばれた馬場智章

 

最高のジャズトリオの演奏が作品を彩り、曲のクオリティの高さが、彼らの努力、才能、情熱に対しての説得力を増してくる。

 

“音が観える映画”

 

アニメならではの映像表現と本気のサウンド。そして、全力で生きる男たちの青春物語。熱量、成長、葛藤、野心、覚悟、これは高ぶる!!

 

 

* パンフレットは、LPサイズでおしゃれ。だけど、嵩張るので、購入のタイミングは注意!!笑笑

 

 

 

 

* 以下、ネタバレあり。

 

 

宮本大沢辺雪祈玉田俊二、三者三様に全力で生きる。観客は誰かの生き方と重ねてしまうに違いない。周囲の人たちもあったかい。厳しくも結局あったかい。

 

 

原作ファンとしても、脚本には何の不満もなく。単行本10冊分を見事に2時間にしっかり納めていた。目標設定も明確。キャラもしっかり立たせ、進むべき方向性もわかりやすい。

 

ただ、演奏シーンのモーションキャプチャを使った3DCGだけは、かなり違和感。苦笑

 

 

 

 

交通事故。わかっていた展開だけど、それでも雪祈のぐちゃぐちゃの右手がきちぃ...

 

夢の舞台のモデルであるBLUE NOTE TOKYOを完全再現したSo Blueで、俊二 2人での演奏。本編終了後、まさかの満身創痍の雪祈が現れ... 仲間を踏み台にしても、止まらずに前に進め。多くを語らなくてもわかり合う雪祈。アンコールが、JASS最後の演奏に。原作改変。雪祈の片手演奏、どんな形でも最後に3人でできたことに、感極まった。ジャズバーのママさんと同じ気持ち。涙

 

 

『THE FIRST SLAM DUNK』が、本当のバスケの試合を観ているかのような興奮をくれたのに対して、『BLUE GIANT』は久々にブルーノートにいるかのようなライヴを味わえた!!

 

世界に誇る日本のアニメ、リアル志向の流れは続く。

 

 

 

 

 

 

-あらすじ-

 

ジャズに⼼を打たれサックスを始めた宮本⼤。  宮本は⾼校卒業と同時に仙台から上京し、 同世代の仲間と出会い全⾝全霊をかけ演奏にうちこむ⽇々。ジャズに魅せられた少年が、世界⼀のジャズプレーヤーを志す物語。

 

 

 

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