2018年8月16日、76歳で惜しくもこの世を去った"クイーン・オブ・ソウル"Aretha Franklin (アリーサ・フランクリン)。生前アリーサ本人が望んでいた映画化であり、そのアリーサから指名を受けていたのが、Jennifer Hudson (ジェニファー・ハドソン) 。
ジェニファー・ハドソンならクオリティの高さは保証済みと!いうことで、待ちに待った『リスペクト』を鑑賞。
* 映画を見ると、"アレサ"という表記に違和感を感じたので、"アリ~サ"にしております。家族から呼ばれてる愛称も"リー"ですしね。
『I Never Loved a Man the Way I Love You』
1967年リリースの名盤。
ポピュラーシンガーとして売り出したことで、ヒット曲が生まれなかったコロムビア・レコード時代。アトランティック・レコードでの移籍第1弾が、アリーサ・フランクリンの代表作にして最高傑作。
アラバマ州マッスル・ショールズ、フェイム・スタジオの腕利きの白人ミュージシャン(通称: ザ・スワンパーズ)、Marc Maron (マーク・マロン) 演じるプロデューサーのJerry Wexler (ジェリー・ウェクスラー) らと“I Never Loved a Man (The Way I Love You)”や“Respect”等の名曲を創り上げていくエピソードがハイライトの一つ。
実際に制作の裏側を覗いているようで、セッションしながら、それぞれの才能が個性をぶつけて1つの曲が出来上がる様を前のめりで見入ってしまった。
そして、このアルバムはずっと好き。笑笑
映画のラストは、アリーサ史上最高セールスを記録した『Amazing Grace』制作のエピソードに繋がる。1972年1月、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で行われたライヴを収録したアルバムだが、この映像が40年以上を経て映画化され、今年、『アメイジング・グレイス / アレサ・フランクリン』のタイトルで日本でも公開された。
つまり、『アメイジング・グレイス / アレサ・フランクリン』 → 『リスペクト』 → 『アメイジング・グレイス / アレサ・フランクリン』とループしたくなる、所謂『るろうに剣心』方式が(計算はされていないと思うが)採用されている。笑
『リスペクト』鑑賞後の“Amazing Grace”は、少し見え方(聴こえ方)が変わるかも!?
『ブルース・ブラザーズ』の“Think”も。笑笑
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