マンション管理士試験の学習法の第2弾です
今回は「どの科目をどのように学習すればいいのか」について簡単に解説します
区分所有法を徹底的に
マンション管理士試験では「区分所有法」という科目の出題数が多いです
マンションに関する資格なので当然といえば当然ですね
出題数は約10問と、マンション管理士試験の科目の中では一番多くなっています
区分所有法に着いで出題数の多い科目である「マンション標準管理規約」とともに、メイン科目となっています
であれば、「この区分所有法をしっかり学習すれば合格が近づく!」
と考えたくなると思いますが、実はそう単純な話ではなかったりします
というのも、区分所有法の問題が難しいためです
これは、区分所有法の理解そのものが難しいという面もありますが、マンション管理士試験の問題が一捻り加えられて答えにくくなっていることが大きく影響しています。
実際、管理業務主任者試験でも区分所有法が出題されますが、明らかにマンション管理士試験の方が答えにくい問題となっています
出題数が多く、難易度の高い科目、それが区分所有法なのです。
もちろん、この科目の攻略が合格の要です
時間をかけてでもしっかり理解することが重要で、テキストに載っているくらいの内容の問題であれば確実に答えられるようにしておくことが必須になってきます
実際、私もこの区分所有法の学習には相当な時間をかけました。
この科目での失点は結構大きいと考えたからです
結果的に、この計画は間違っていなかったと思います
民法も侮れない
近年の民法は、一昔前と比べて難易度が上がっている印象があります。
宅建士試験でも民法(権利関係)が難化しているということなので、不動産系の資格全般で民法の難化が進んでいるのかもしれません
私自身は他の資格試験で民法の学習をしてきたのである程度対応できましたが、実際に試験会場で「結構細かい部分を聞いてくるな・・・」と感じました
テキストをざっと読んだだけではおそらく解けないような、細かい部分の正誤を問う問題だったり、事例形式で理解していないと解けないような問題が出題されました。
おそらく今後もそのような傾向は続くでしょう(もっと難化することもあり得ます)
出題数自体は6問ほどと区分所有法や標準管理規約に比べると少ないですが、それでも捨てることができないくらいの出題数です。
ですので、民法もしっかりと時間をかけて学習する必要があると思います。
特に、法律の学習をあまりしたことがないという受験生は要注意です
その他の科目
建築・設備関連の各法律や会計関連の科目に関しては、何よりも過去問が大切です
というのも、ほぼそのままの形で再出題されることがあるからです
過去問をやってさえおけば解けるような問題もあります。
問題を捻ったり応用させたりするのが難しい科目なので、過去問が非常に参考になります
市販されているもののほとんどが8年分の過去問が掲載されています。
そこで、最低でも8年分の過去問は完璧にするくらいの勢いでこなしておきましょう
過去問にあった問題が本試験で出題されればラッキーですし、反面、それで失点してしまうと大きな痛手となります