今日の午前9時30分に令和5年度の社会保険労務士試験の合格発表がありましたお願い

 

社会保険労務士試験オフィシャルサイト

厚労省HP

 

そこで今回は、発表されたデータを見ながら、私なりに感じたことを書いていきたいと思います物申す

 

 

データ抜粋

<合格率>

・受験者数 42,741人

・合格者数  2,720人

・合格率   6.4%

 

<合格基準点>

・選択式 26点以上 (補正なし)

・択一式 45点以上 (補正なし)

 

<科目ごとの得点分布(抜粋)>

・(選択式)雇用保険法

  2点以下・・・58.6%

  1点以下・・・26.9%

 

・(選択式)厚生年金保険法

  2点以下・・・48.5%

  1点以下・・・24.7%

 

・(択一式)厚生年金保険法

  3点以下・・・46.6%

  2点以下・・・30.5%

 

 

データを見た感想など

今年も受験者数が4万人を超えたということで、社会保険労務士(社労士)試験の人気の高さが伺えます。
そして合格率は6.4%(より細かく表記すると6.36%)でした。
去年よりも500人以上合格者が増えたとはいえ、やはり難しい試験なのだなと思わせる合格率ですアセアセ
 
去年が5.3%という低さだったので、今年はその反動で少し合格率が上がるのではないかと予想していましたが、実際にはそれほど上がらなかったのが意外でした。
 
というのも、今年も補正がなかったからなんですよねあんぐり
 
試験直後から、選択式の雇用保険法と厚生年金保険法で補正(基準点の引き下げ)措置が行われる可能性があるのではないかと言われていたのですが、そのどちらも補正がありませんでしたショック
データで見ると、雇用保険法で2点以下の割合が58.6%ということで、補正の第1基準には引っかかっていたことになります。
ただ、原則として1点以下割合が3割超えでなければ補正しないという第2基準に引っ掛からなかったんですねガーン
 
雇用保険では2点を厚生年金では2点または3点を取った受験生の割合が多かったことを意味しています驚き
 
去年もそうでしたが、選択式で補正がないと合格率はどうしても下がります。
雇用保険法に至っては6割近くの受験生がこの選択式で足切りになってしまっているわけです・・・
そういう恐ろしさと隣り合わせなのが社労士試験なのです。
(私も1点に泣いた年がありました・・・)
 
そして、択一式では一番得点が悪かった科目が厚生年金保険法となりましたびっくり
平均点が3.9点ということだったので平均点がそもそも基準点割れをしていたのですが、3点以下の割合が5割に満たなかったため補正はありませんでした。
 
この厚生年金保険法、実は各予備校の試験後の総評で「易しい〜普通」という見解だったんですよね煽り
ところが蓋を開けてみると一番の難関科目だったわけです。
このあたりに予備校の講師陣と実際の受験生の齟齬が生まれているような気がしています。
 
ちなみに、去年は国民年金法で似たような現象が起こっていました。
 
とはいえ、厚生年金や国民年金でどれだけ点数を稼ぐかがポイントになってくるとは思うので、来年度の受験を考えているのであればこの2科目で他の受験生と差をつけられるようにしておくことをおすすめします。
労働系は本当に難しいので点数も取りにくいですし、差もつけにくいです。
 
 

あとがき

ちょっと長くなってしまったので今回はこのあたりで区切りたいと思います。
 
最後に、今回受験された皆さん、本当にお疲れ様でしたお願い
そして、合格された方は本当におめでとうございます!
残念だったという方も多いとは思いますが、可能であればぜひ来年もリベンジしていただきたいと思いますニコニコ
せっかく学習したわけですからねほんわか
 
このブログでもこれから来年度用の社労士試験に向けた記事を更新していくことにしますので、そちらもよろしくお願いします照れ