昨日、昨年の11月に行われた行政書士試験の結果発表がありました
今日は試験結果をまとめるとともに、今年の受験を考えている人に対する私なりのアドバイスをしていきたいと思います
試験結果
まずは公表された試験結果を簡単にまとめておきます。
受験者数 47,850人合格者数 5,802人合格率 12.13%(最年長78歳、最年少15歳)
合格率は去年から1%ほどあがり、12%になりました
これで6年連続で10%超となりました。
それにしても、最年長の78歳の方、最年少の15際の方は本当にすごいですよね
素直に尊敬してしまいます。
一時期に比べて受験者数が増えていて、行政書士の人気が高まってきている印象です。
(それだけ世の中が不景気だからという事情もありそうですが・・・)
行政書士受験生にアドバイス
アドバイスとか偉そうなことを言える立場でないことは十分承知しています
一合格者の戯言だと思って軽く読んでみてください
行政書士試験は300点満点中180点以上で合格になります。
(法令等で5割以上、一般知識等で4割以上取らないと足切りになることに注意)
いわゆる絶対評価の試験です。
つまり、試験が簡単だと合格率が上がりますし、逆に難しいと合格率が下がります
先ほども書いた通り、合格率は6年連続で10%超となりました。
過去には1桁%だったこともあったので、それと比べると高い傾向が続いています
絶対評価の試験ということを加味すると、
「試験が簡単になったから合格率が上がったんだ!!」
と思いたくなりますが、実は違います
試験問題自体は年々難しくなっている印象です。
民法などは範囲こそ狭いものの司法試験の短答レベルの難易度まで上がっているのです
それでも合格率は高い傾向が続いているのですから、これは単純に
受験生全体のレベルが上がっている
証拠です。
法律に強い、ロースクールに通う学生や卒業生も多く受けていると聞きますし、受験生のレベルが上がっていることは間違いなさそうです。
ですので、合格率の高さに惑わされずしっかりと学習することを意識して欲しいです
近年の行政書士試験は受験生の想像以上に難関試験となっています。
6割取れれば合格だから大丈夫、などという甘い考えは捨てて、淡々と学習するようにしてくださいね