行政書士試験は法律系の資格試験の中でも比較的難易度が低く、取り組みやすいと言われています
そういったことから、独学で行政書士試験に挑戦しようとしている方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は独学者でも必ず用意するであろうテキストに関しての話をします
オススメするテキストではなく、オススメしないテキストを1つ紹介しましょう。
ちなみに私は、数年前の行政書士試験に独学で合格しました。
独学で合格した私からの目線ですので参考にはなると思います!
それでは行ってみましょう
オススメしないテキスト
オススメしないのにリンクを貼るなよって話ですが、『みんなが欲しかった!行政書士の教科書』というテキストです
おそらく行政書士試験のテキストを販売している書店であれば取り扱っているテキストだと思われます。
それくらい有名ですし、私が受験生時代にももちろんありました。
でもこのテキスト、かなりクセモノなのです
イマイチな点
- 内容が圧倒的に足りない
- 法律の考え方が身につかない
- 暗記に頼る勉強法になる
- 試験で点数がとりにくい
まず、他の市販テキストと比べたときに、圧倒的に情報量が足りていません。
このテキスト自体は結構なページ数があるのですが、イラストや図解で相当なページを使っているので、実際の内容はそれほどでもないのです
イラストや図解があるならわかりやすくていいじゃないか!
という意見も飛んできそうですが、法律の学習はそうとばかりも言えないんですね。
法律の条文には必ず「趣旨」のようなものがあります。
この規定がないとこんなことになる可能性があるよ、といった具合です。
ページの都合なのか敢えてなのかはわかりませんが、そういう説明がことごとく端折られているイメージです
こうなってくると、とりあえず条文の内容を闇雲に覚えるしかありません。
つまり、制度趣旨などは二の次で、とにかく暗記一辺倒になってしまうんですね
これ、意外と初学者や独学者にはしんどいです・・・
暗記がメインになるということは、イレギュラーな問題や応用問題には対応できない可能性が高くなります。
最近の試験では現場思考力という「試験会場で考える力」を試す問題が多くなっていますので、暗記だけに頼っていると考える力そのものが身につかない上に、本試験でも点数が取れないなんてことも起こり得ます
補助教材としては優秀
というのも、補助教材としては優秀だからです