物価の上昇や新型コロナウィルスの影響もあって不景気な状況が続いている今、資格が注目されてきています目

その中でも国家資格は人気なようで、先日私が受験した社労士試験でも受験者数が増えてきているそうです。

 

「よし、資格を目指してみるか!」

と思い立った時に調べたくなるものの一つに『合格までの勉強時間』があります。

 

これは、どれくらいの勉強時間を確保すれば合格できるかを示すものです。

色々なサイトでこの勉強時間が掲載されていて、難易度の比較に使われたりもしています。

 

今回は、この『勉強時間』をあまり信じてはいけない、という話をしていきますガーン

 

 

私が取得した試験の勉強時間を調べてみた

まずは実際に私が取得した試験のうち、社労士・行政書士・宅建士の『勉強時間』についてネットで調べてみました。
 
・社労士・・・約1000時間
・行政書士・・・約800時間
・宅建士・・・約300時間
 
サイトによってばらつきがあるものの、平均するとこれくらいの時間になります。
 
受験生にとってこの勉強時間を多いと思うか少ないと思うかは人それぞれといったところでしょう。
これが合格者目線から言うと・・・『?』と疑問符がついてしまうんですね真顔
 
その理由を簡単に解説していきます。
 
 

あてにならない理由

1 一発合格を前提としている

国家資格の場合、多くが年1回の試験になります。
もしその1回の試験で不合格となってしまった場合には、1年の期間が追加されることになります。
その追加された1年を勉強しないで受験する人なんていませんから、当然に勉強時間が追加されることになります。
 
合格の勉強時間には、この複数年受験生の学習時間は一切考慮されていませんガーン
 
受験年数の分だけ勉強時間も増えていくことを忘れないようにする必要があります。
 

2 情報源が資格の学校である

勉強時間のデータを収集している大半が「資格の学校」であることにも注意が必要です。
 
資格の学校では入学してくれる生徒を募集しなくてはならないので、マイナスイメージになるようなことを避ける傾向にあります。
つまり、なるべく良い情報を使って宣伝したいわけですうーん
 
『1日3時間で1年間やれば社労士にも合格できます!』
みたいな宣伝の方が食いつきやすいんですね。
 
優秀な受験生だとそういう人もいるんでしょうし、嘘は言っていないはずです。
ただ、それが万人に当てはまるのかというとかなり怪しいです・・・
 

3 合格レベルに必要な時間を意味する

『合格に必要な勉強時間』は、『合格レベルに必要な勉強時間』を意味します。
 
1000時間の勉強をすれば社労士試験に合格できる。
1000時間の勉強をすれば社労士試験に合格できるレベルに達している。
 
似ていることを言っているようですが、両者は全然違います。
 
仮に1500時間勉強したとしましょう。
前者の場合は、1000時間を超えているわけですから合格の結論になります。
一方で後者の場合は、合格レベルに達しているものの合否はわからない結論になります。
 
資格試験は合格レベルに達している人の中での勝負です。
試験日に必要な勉強時間に達している受験生がほとんどですから、合否はまた別の話になりますよね。
 
 
 
 
これらの勉強時間について私がどう感じているかについても書こうと思いましたが、長くなってしまったので次回に回したいと思います笑い泣き