散々迷走した挙句に、辺野古に戻った普天間基地移設問題。
自民党案に回帰したと行っても過言ではない。
この際、滑走路の形とか、埋め立てか橋脚かなど、どうでもいい。
ただ、単純に戻ったのではなく、この騒動で日本政府とアメリカの関係を悪化させ、政府と沖縄の関係を悪化させただけというお粗末さ。
沖縄が再度受け入れを容認してくれるまでには、橋本元首相が積み重ねた何十倍と言う苦労と時間が必要になるだろう。
国内問題ならそれも許されるかもしれない(普天間近隣住民を除いては)。
しかし、国家間の問題でもある以上、速やかに事を運ばなければならない。
「自民党だって放置していた」と民主党は強弁するが、自民党は事を荒立てないよう慎重に事を運んでいただけに過ぎない。
だから、沖縄も感情的にならず、国内的には大きな問題となっていなかった。
それを殊更反感を煽るようなまねをして、移設を困難にした民主党に弁解の余地など無い。
しかも、鳩山政権時代の日米合意も反故にするように、現政権では「11月に結論を」とさらに先延ばしをする姿勢を見せた。
沖縄の説得が難航するのは分かりきっていた事ではないか。
それなのに、約束した期限も守らず「伸ばしてくれ」と言ってしまっては、国家間の信頼など無くなってしまう。
日本の地位は、国際貢献と国際的な約束を守ることで、ここまでになったのだ。
今は殊更、海外に日本は約束も守らない、国内もまとめられない、と言われるようにしているとしか見えない。
「皆さんは普天間問題なんて知らなかったでしょ」
当時の首相、鳩山は窮地に追い込まれて、こう言ってのけた。
皆が知らなかった程に穏便に事を進めていた、とは思えなかったのだろうか。
政府が他国と密かに不平等条約を進めていたのが発覚した、というのとは訳が違う。
今は国内外との政治的バランスを取りつつ、責任者がしっかりと謝罪をするべきだ。
個人の感傷的な「思い」で国が振り回されるのは避けて頂きたい。
「コンクリートから人へ」
「2020年までに1990年比25%削減を目指す」
まだ、こんな個人的な「思い」の余波がやってきます。
後者なんか、ごめんなさい、って言ったら各国から嘲笑されますよ。
あの人は、どれだけ「国際的な日本の評価を下げる」努力をして逃げたのだろう。
ここまでこじれてしまった普天間移設問題。
私には、すぐに収まる解決策なんて無いように思えてなりません。
自民党政権に戻って、橋本さんの意思を継いだ方が、誠心誠意尽くせば、あるいは・・・・。