明日からは、少し気温が低いようだけれど、晴れるもよう。
これから、段々と梅雨の準備期間になってくる。
病気発覚から7年。
梅雨はあまり好きではない。
度重なる手術や入院は、ほぼ5月下旬と11月下旬。
いつも梅雨の時期とクリスマス時期は病院のベットの上だった。
入院は最低でも、一ヶ月半。
病室から見える景色は、雨や雪が多かった。
毎日、病室の外を歩く人々や、行き交う車を見ては、自由へ向かっているようで、羨ましかった。
「家に帰って何をするんだろう。」
「テレビを観て、ビールとかのんで、ゆ~っくりするのかなぁ。。。」
勝手な想像をしては、自分の環境と比較した。
病室の窓から見える目の前の田んぼ。
朝、8時に横の家から出て田んぼにやってくるおじいさん。
「おはよう。今日もがんばってね。」
と、毎日あえることが何となく嬉しかった。
働き続けるおじいさん。たまにやってくるおばあさん。
休みの日には、孫が田んぼをうろちょろして、毎日勝手に観察していた。
畑仕事に休みなし。。。
働き者のおじいさんに、私もまだまだがんばらなくては…とパワーをもらったりしてた。
前回の手術から1年5ヶ月が経った。2ヶ月の入院をしたものの抗ガン剤の治療をしつつ、久々の梅雨を経験し、クリスマス、お正月を迎えることが出来た。
今年は、まだありがたいことに、今のところ手術や入院の予定は入っていない。
だけど、梅雨が近づくにつれ身体に刻まれた傷が思い出す。
あのおじいさんは元気だろうか。。。と。