15年ぶりに逢いに行ってみた。
2人のお世話になった人に。
この15年間、元気だろうか…とふとした時に思い出し。
電話も出来たはずなのに、
逢いにも行けたはずなのに。
タイミングもきっかけも失くしてしまった。
だから、そのまま15年。
気になりながら15年。
だけど、何となくの気持ちがこみ上げてきて、、、
電話番号が変更されているかも…なんて、ちょっぴり逆に期待して、緊張して、電話してみた。
懐かしい声。
そして、驚いた様子。
だけど、それだけ…。
とにかく、連絡できなかったことを謝って、突然電話したことも謝って、
「あの時は、本当にありがとうございました。」
と伝え、少し話した。
ほんの数分の会話。
だけど、私には、15年分の想い。。。
もう一人は…
家が近いということもあり、15年ぶりに逢いに行ってみた。
何度か、今までも訪れようと思い、前を通っても声をかけずにいた15年。
お店で働く彼女に思い切って声をかけた。
緊張しながら、恐る恐る。。。
私の想いとは裏腹に、あっさりとした会話。
だけど、やっぱり伝えたくて。
15年分の想い、
「あの時は本当にありがとうね。」
長居することもなく、立ち話しで、数分。
私のずっと気になっていたことが、2つ終わった。
こちらが、想っているほど、相手はさほど私を気にもしていなかった。
少し寂しさがこみ上げて来たけれど、
「ありがとう。。。」
が言えて、ず~と胸の奥で、引っかかっていたものが無くなった。。
逢えて、話せて、本当によかった。
まるで、最期のお別れ前みたいになってしまったけれど、私にとっては、心がすっきり出来た行為だった。
そして、思った。。。
もう、会えないかもしれない。会うこともないだろう。。。きっと。。。
それじゃぁ、、、と言ったけれど、
またね!。 、、、とは言わなかった。
もう、会わないだろう…と確信してしまったから。
人の心は、時に、一方通行で。
相手にしてみれば、そんなに大した瞬間ではない。
ても、私にとって、やはり思い出の時間は大切で。
これからの未来の思い出づくりでの人との関わりは、もうそんなに沢山はないだろう。。。
それだけに、過去の思い出や出会いは、大切なものとなり、忘れることのない記憶として残っている。
私と彼女達の温度差は違う。
それは、やっぱり、この先を考えると沢山の人に出会えるきっかけは少ない気もする。
やっとお礼が言えた。
ちゃんと、お礼が言えたかなぁ。。。
あれでよかったのかなぁ。。。
寂しいけれど、だけど、もう会うことはないだろう。。。
だから、はっきりと言わななくちゃ。
お礼はちゃんと伝えなくちゃ。
自分が後悔しないように。。。
自分が嫌いにならないように。。。
彼女達のこれからの幸せを祈って。。。